明るい悩み相談室PREMIER(290)〜目を見て〜  がりは

  • 2018.06.15 Friday
  • 23:51

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

「女性の目を見て話すことができません。家に帰るときに「あ、全然見てなかった」と後悔するばかりです。」

ほうほう、それはお困りでしょう。
わっかりますわっかります。

女性の瞳は大きく見開かれているように加工されていることが多く、男性のそれよりもかがみとして優秀です。

話しながら自分の姿を軽く確認する際など便利ですね。

しかしあくまで便利くらいの話であって、見てなかったと後悔するほどのことではないのではないですか?

そうですよね。

当然、そういう話ではないですよね。

わっかりますわっかります。

 

せっかく二人で食事に出かけて正面に座りお話をしてきたはずなのに、意識し過ぎてうまく目を見ることができなかったと。

真逆の症状の方がおられます。

桑田佳祐さんとおっしゃるのですが。

 

見つめ合うと素直におしゃべりできない

 

そう、名曲「TSUNAMI」ですね。

狂気の左サイドバックと呼ばれた、ドーハの時に骨折していなければ日本はW杯に行けたと言われた、軽妙な語り口の解説が人気の、都並敏史ではない方のツナミです。

 

何かを得ると何かを失うそんな世知辛い世の中で、あなたは会話と見つめあいのトレードオフをしたのです。

お話は弾んだのでしょう?

まずは獲得した領域を評価することから始めましょうよ。

それからチラ見、くらいを徐々に獲得していくと。

そう、ここでもトランキーロです。

 

 

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。

 

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ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

鉄の海(90) Mr.ヤマブキ

  • 2018.06.14 Thursday
  • 00:00

 父は普段はもっと気さくでおどけている。時に露悪ぶったりもするが、そのどちらもが繊細さの裏返しのように思える。馬鹿みたいに酒を飲んで饒舌になったと思えば押し黙って外で煙草を吸う。人懐こく愛情深いのに一匹狼のように放浪する。

 病室に来た時、本当はもう少しひょうきんぶっているかと思っていたが、吸引で出鼻を挫かれた。吸引は細いチューブで痰を吸う。大したことでもなさそうだが、ストローを突っ込まれると思えば苦痛も知れる。口から入れると嘔吐反射でえずいてしまうので鼻からチューブを入れるのだが、これも気管まで入れる必要がある。普段我々がむせたと言って苦しんでいるのは、気管に入った少量の水分のせいだ。ましてチューブなんかが入ればその分苦痛も大きい。だから、吸引はつらい。日常的に行われる簡単な医療行為だが、思わず顔を背けてしまう。

 だから状況の分からない母は全力で抵抗する。麻痺の無い手足は無意識の制限がないから想像以上に力強い。片腕で払いのけられそうになった父もおどける余裕がなくて、しかも自分がそこに出くわしたものだから気まずい。もう少しましなときに会えばそれなりにひょうきんで居れただろうけど、何となくぎこちないままになってしまった。

 しばらくして母は落ち着き、眠っているように見える。落ち着いたら落ち着いたで、逆に病状の悪化も心配してしまうが、モニターは大きな異常もなく、おそらく本当に寝ているのだろう。

 

「何て言われた?」

 

 父は答えにくそうに頭をかく。

 

「何て言ってたかなあ。とりあえずCTだかMRIだか見せられて、ここが脳梗塞ですって見せられた。麻痺は残るって言われたなあ。あとは、手術が要るかもとか、そんなところだったか……」

 

 現状、おそらく挿管などの話も出たと思うが、父にはこれが精一杯だろう。耄碌したとは思わないが、病状説明そのものがそもそも専門的すぎるのだ。医療の基本は医学だ。学問はこの何百年の積み重ねであって、説明されるべき事象そのものが複雑なのだ。代数を知らない人にどうやって微積分を教えればいい?説明されれば理解できるし、プロは理解できるように説明すべきだ、という一見真っ当な主張こそが思い込みでしかない。上手く説明さえすれば誰でもすぐに理解できるのなら、難関をくぐり抜けた受験生は六年もかけて医学を学ぶ必要はない。ましてや気の動転した家族、慣れない概念が複合する話は届かない。

 

「分かった。明日また聞きに来る」

「大丈夫なのか?」

「まあ午後ぐらいなら休めると思う」

 

 看護師に明日の午後に病状説明を受けたい旨を伝える。担当医の時間が不明のため、明日朝、改めてこちらから電話連絡を入れることにした。

馬券の現実(138)〜マーメイドS、エプソムC回顧〜 たりき

  • 2018.06.13 Wednesday
  • 00:00

両重賞の振り返りを簡単に。

 

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東洋史超大物審査局  Mr.Indigo

  • 2018.06.12 Tuesday
  • 09:04

ここは中国某所にある小さな事務所。歴史に名を残した各地の英傑たちが超大物として認定されることを目指し訪れるという。しかし、厳しい審査をクリアした者はまだ片手で数えられるほどしかいない…。


蕭「いらっしゃいませ。担当の蕭何(注1)です。審査をご希望ですか?」

朱「うむ。審査するまでもないと思うが、まあよかろう」

蕭「はい。ではまずお名前とご年齢をお願いします」

朱「朱晃(注2)、61歳」

蕭「お住まいはどちらですか?」

朱「汴州(注3)」

蕭「ご職業は」

朱「皇帝じゃ」

蕭「続いてお父上のご職業を教えてください」

朱「ワシが子供の頃に死んだのでよくわからぬが…田舎で儒学者をしていたと兄貴が言っておった」

蕭「お父上がお亡くなりになった後は、どのような暮らしをされていたんでしょう?」

朱「農家の小作人じゃったが、あまりにくだらぬので武芸の鍛練ばかりしておったなぁ」

蕭「はい。第1の条件はクリアですね」

朱「うむ」

蕭「続いて、こうして皇帝にまで上り詰めたきっかけを教えてください」

朱「兄貴と一緒に黄巣という奴の軍に参加したのが始まりじゃ」

蕭「黄巣?」

朱「そう。若い頃は塩の密売人をしておったらしいが、唐の支配に反抗して兵を起こしたのじゃ(注4)」

蕭「はい。第2の条件もクリアです。次ですが、ライバルと言える強敵はいますか?」

朱「李克用(注5)じゃ。4年前に死んだが、とにかく戦が強かった。奴がいなければ天下はたやすくワシのものになっておったはずじゃ」

蕭「その戦いの結末はどうなったのですか?」

朱「まだ終わっておらぬ。李克用は死んだが、息子の李存勗もなかなか手強い。しかしいずれ首を取ってくれるわ」

蕭「うーん、第3の条件は微妙なところですね。先に第4の条件についてお伺いします」

朱「わかった」

蕭「有力者を死に追いやったことはございますか?」

朱「ある。黄巣を見限って唐についたはいいが、唐の朝廷では貴族とか宦官とか実力もないのに権力欲だけ強い奴がのさばっておった。鬱陶しいからまとめて始末してやったわ。邪魔者を消してから唐の皇帝から禅譲(注6)を受けたというわけじゃ」

蕭「はい。第4の条件もクリアですね。最後に息子さんについて教えてください」

朱「うむ。長男の友裕は優秀な奴じゃったが、8年前に死んでしもうた(注7)。今は取るに足らぬ奴しかおらん。あえて挙げるなら、仮子(注8)の友文じゃろうが…」

蕭「申し訳ありません。優秀な後継者に恵まれることが第5の条件なんです。したがって貴殿を超大物として認定することはできません」

朱「なんだと!」

蕭「すみませんがお引き取りください」

朱「では精鋭たちを召集して貴様を成敗してやる。首を洗って待っておれ」

蕭「いやいや、首を洗うのは貴方のほうでは?」

朱「なに!?」

蕭「実は朱友珪という方がいらっしゃってまして…」

朱「ウチの馬鹿息子か?」

蕭「そうです。父に疎んじられて命が危ないから先手を打って殺したいんだとか。手勢も引き連れています。もう完全に包囲されているみたいですね」

朱「くっ、さっさと友珪を殺しておくんだったわ…」


乾化2年(912)、朱晃は息子の朱友珪に暗殺された。朱友珪は皇帝に即位したが、翌年異母弟の朱友貞に攻められて自害した。代わって帝位についた朱友貞も10年後に李存勗の軍勢に敗れて自害し、梁(注9)はわずか16年で滅亡した。

力及ばず中国統一を果たせぬまま非業の死を遂げた朱晃だが、貴族階級の粛清や経済的に豊かな汴州への遷都によって新たな時代を切り開いた一面は無視できない。織田信長のような革命児であったと言えるだろう。


(注1)劉邦に仕えた名臣。民政の神のような人物で、物資や兵員の補充を的確に行って劉邦を支えた。

(注2)朱全忠という名が一般的。本稿では晩年に名乗っていた朱晃を用いる。

(注3)現在の河南省開封市。

(注4)一時は唐の首都・長安を占拠し皇帝を称したが、朱温(のちの朱全忠・朱晃)の寝返りなどによって劣勢となり、討伐軍に敗れて自害した。

(注5)独眼龍の異名をもつ名将。伊達政宗の異名は李克用に倣って付けられたと考えられる。

(注6)世襲ではなく徳のある者に帝位を譲ること。しかし、実質は皇帝をしのぐ実力を有する者に帝位を奪われることである。

(注7)この人物が長命であれば、朱晃の王朝は長続きしたかもしれない。

(注8)義理の息子。この時代の軍人は部下をしばしば仮子にした。実力がある仮子は実の息子を脅かすほどの存在になることもあった。

(注9)同名の国が多数存在するため、便宜上「後梁」と呼ばれる。



明るい悩み相談室PREMIER(289)〜ユーチューバー〜  がりは

  • 2018.06.11 Monday
  • 22:14

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

「人気のユーチューバーの番組を観たが、何が面白いのか分からない。」

ほうほう、それはお困りでしょう。
わっかりますわっかります。

うちの小学校三年生の息子もご多分に漏れずユーチューバーの存在に気付き、いかにその男が面白いのか、ネタを再現しようとするのですが、その紹介のモーションに入るや否や全てサンキューバッノーサンキュウで返しております。

妻はその話を聞いてあげる度量があるようで、私に聞こえるかどうかの声で

「パパはこういうの好みじゃないから。」

などと話しています。

 

自分が面白いと思わないものを人が面白い面白いともてはやしている状況は少し不安になるかもしれません。

なぜでしょうか。

自分の感性が致命的に他の人とずれているとあれば、親切をしているつもりで不要に人を怒らせたり、理不尽な不利益を被ることもあるでしょう。

いやだいやだ。

また、私が面白いと思わないものを人が激賞しているだけなのに、それが私の感性なり選球眼なりが鈍いことを非難しているように思えたりするかもしれません。

例えば私は近い人が褒められた時に相対的に自分が劣っていると言われていると受け取ってしまう癖があります。

すごく精神衛生上悪いのですが、ずっとそうでした。

しかし頭ではそうじゃないことを理解したので、誰かが周りで褒められている時には

「これはAのことを言っている絶対評価であり、私への評価ではない。」

とマントラのように唱えることで心の平静を保っていた時期がありました。

最近はそれがだいぶ習慣化したので何とかなってきましたが。

人気のユーチューバーを見てそれが理解できない時のイラつきはそれと似ている気がします。

 

え?全然理解できない?

お前の性癖を押し付けるのはよせ?

そうですか。

面白くない番組を見たことで困ると言っても、せいぜいそれを視聴した時間くらいのものですよね。

それくらい何だというのです。

長い人生に比べてあまりに短いじゃないですか。

大丈夫です。

トランキー・・・・・え?

全部見ちゃった?

しかも何度も?

延べ100時間以上?

面白さがわからなかったから。

ほうほう。

えーっと・・・。

 

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グリーンベルトの聖者  がりは

  • 2018.06.10 Sunday
  • 22:18

梅雨の合間の晴れ間、蒸しますね。
スーツを着てとぼとぼ外を歩いていると、シュウマイや豚まんを蒸すコシキの上にいるような気持になることがあります。
下から立ち上る水蒸気が見える気も。
ふらふらゆらゆらと歩いていると、ビル街の谷間、四車線道路の真ん中のグリーンベルトに一本の巨木が生えているのが見えました。
ちょうどビルとビルの間に太陽が来ていて、道路は余すところなく強烈な日光にさらされていたのですが、その巨木の威容たるや。
地にどっしりと根を張って、天に向かって開いていてあふれ出る安定感と開放感。
朦朧とした頭で立ち止まり、しばらくその木を眺めていたら、どうも木ではない。
ビルの4階くらいの高さがあるように見えていましたが、どうも3mくらいでした。
右に気を付けながら道路を渡り、近くに寄ってみると人でした。
半裸の人がヨガをしていました。
筋骨隆々の人が腰のあたりにこげ茶のぼろ布を巻いただけの格好で足を広く開き、両肩の高さに伸ばした両手、もじゃもじゃの髪の毛は全方位的に逆立っていました。
不知火のような現象で大きく見えたのかもしれません。
もしくは「気」というものがあって、私にそれが見えたのならば、その人の「気」は本人の物理的な大きさよりも余程大きかったのだと思います。
人が立っている後ろ姿をみて、これほど大きい、神々しいとおもったのは初めてでした。
汗が引きました。

背筋が自然とピンと伸び、しばらく私もじっと眺めていました。
その人の背中は大木のそれのようにぼこぼこと筋肉が浮き出ており、谷になったところにはさやさやと汗が流れ落ち、腰のぼろ布はこげ茶に変色し、その先からはぼたぼたと垂れた汗は足元に水たまりを作っています。
よく見ると上に向けた手のひらの先からも汗がしたたり落ちています。
彼が周りの熱を一身に吸い取っているかのごとく、私はさわやかな心持ちになっていきます。

眺めているうちに一つの仮説が頭に浮かびました。
しかしこの方の尊い様を見て、ただの仮説をぶつけられるわけもありません。
身もだえするようなじりじりした時間。
時間が経つに連れてその仮説は事実に近いのではないかという思いが高まり、臨界に達した時、ついにわたしはその行者に声をかけてしまいました。

「アリさん!こんなとこで何してるんですか?」

返事はありません。
正面に回ってみると、やはりアリ・ホッグァーです。
目を閉じて少し顎を上げ、太陽にまっすぐ向かっています。
もちろん顎髭の先からはぼたぼたと汗が滴っています。
先ほどの神々しい印象は対応を背景にしたせいだったのだと下方修正しながら、なおも問いました。

「アリさん!こんなとこで何してるんですか?」

右目だけゆっくりと見開いたアリさんは私を静かに見据えました。

「ハハー。どうした?」
「アリさんこそ何してるんですか。」
「戦っているんだよ。見てわからないのか。」
「正直、すごい神々しいとは思いましたが戦っているとは思いませんでした。何と戦っているんですか。太陽ですか?」
「何を言ってるんだ。太陽となんか戦えると思っているのか。大義も勝算もない戦争をするのを永久に放棄したのではなかったのかね、この国は。最近風向きがおかしいが。あの最高で最低の帝国に本気で喧嘩を売ったのは評価している。その後一切手を引いたのも素晴らしかった。ジョンブルとは違ったマチュアなやり口だ。でも最近は」
「じゃあ何と戦ってたんですか。」
「蒸し蒸しした湿気に決まっているだろう!ぐっ」

アリさんは急に上から重いものが降ってきたかのように膝を曲げ、何かを背中に背負ったような折れ方をしました。
かろうじて倒れないように立っているように見えます。
しかし何が彼をそこまで苦しめているのかわかりません。

「俺がこの国に何か役にたてるとしたらこれくらいだから。ちょっと緩めるよ。」

先ほどまでの蒸し暑さが突然戻ってきました。

アリさんは除湿器のような役割を果たすことができる魔法を使えるそうで、大気中の湿気をキャッチして液体の水にして地面に流していたそうです。
本当かどうかわかりませんが。
流す先が土であった方が良いということで、グリーンベルトを選んで時々やっているそうです。
腰布だけでやっているのは、「感じが出るから。」だそうで、本質とは関係ないそうです。
どこかで見かけても声はかけないでほしいとのこと。

本当は何をやっていたんですか、アリさん。

投票のお願い【6月10日締切】

  • 2018.06.10 Sunday
  • 21:49

A.ハッガリーニです。
こんばんは。

いかがですか、五月病の後遺症は。

みなさん、お疲れさまでした。

 

5月の総アクセス数は8022PVでした。

お忙しいのによく読んで頂いてありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

更新情報や過去名作を紹介するtwitterはぷりみんがやっています。是非フォローをお願いします。

 

さて、毎度毎度のお願いにはなりますが、投票をお願いいたします。

今月は48本です。

ヤマブキ先生が帰ってこられて厚みを増しました。

まとめて改めて読むと大変ですよね。

読めた分の投票で大丈夫です。
たまたまのぞいてくださった方でももちろん結構です。

ここは開かれた場です。

コメント欄、埋めなくても結構です。

初めての方、もちろん歓迎します。
どうぞよろしくお願いいたします。


2018年5月度投票フォーム

 候補作は2018年5月1日〜31日までに投稿された作品です。
 右の「ARCHIVES」の中の「May 2018」をクリックしていただければ、候補作が読めます。

スマホでは「ARCHIVES」の中の「2018年5月」をクリックしていただければ、候補作が読めます。


投票要綱の確認をいたします。
まずはMVPです。
該当期間の作品・活動の中でのMVPを一人挙げてください。理由やコメントを頂けると幸いです。MVPは願い事を一つしてよいです。

次に最優秀作品賞です。
最優秀だと思った作品にいくつ投票してもかまいません。
とはいえ、なるべく一作品が望ましいです。
同じ作品に二票以上は投票できません。
できれば投票理由をお教え願います。

 

そして、今月もテーマコンテストをやっています。

テーマ「カンゲキ」にもっともふさわしい作品1つに投票をお願いいたします。

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

どの作品、どの著者が支持を集めるのでしょうか、楽しみですね!!
すべてを公平に読むのも大変骨が折れると思いますが、そこにこだわる必要はありません。
その日その場所で目に付く場所にあったという奇跡も一つの要素だと思いますので、気軽に投票をお願いします。
投票方法は3つです。
1.上のリンクにある投票用紙から投票(これが基本になります。)
1でできない場合
2.passionpremier@gmail.com にメールをください。
3.私のケータイにメールをください。

投票上の注意としては以下の4つです。
1.記名投票です。(ハンドルネームでもかまいません)
2.投票者自身への投票を認めます。
3.選出理由をぜひともお書き添えください。
4.その他、この日記についての提言・要求・疑義・感想・賞賛等ございましたら是非お聞かせください。

〆切は6月10日(日)です。
今後も雑兵日記PREMIERをよろしくお願いいたします!

 

また、お手軽応援やってます。

 

投票はしんどいなという方、ブログのコメント欄でも結構です。

是非感想や質問などお寄せください。

どうぞよろしくお願いいたします。

馬券の現実(137)〜マーメイドS、エプソムC予想〜 たりき

  • 2018.06.09 Saturday
  • 22:41

春のGI戦線もひと段落して宝塚記念を残すのみとなりました。ダービーが終わり2歳新馬戦が始まってすっかり夏モードです。

今週はマーメイドSとエプソムCの予想を簡単に。

 

続きを読む >>

じめじめあめ  Mr.アールグレイ

  • 2018.06.08 Friday
  • 08:27

六月です。
お気に入りの傘、お気に入りのレインブーツ、お気に入りのレインウェアはもうご準備されましたか?
うっとうしい雨のシーズンでもオキニを身につけて気分を上げていきましょう。
と薄っぺらい言葉でスタートしましたが、身を守る装備としてお気に入りの物というのはかなり有効だと思います。
男性だとレインブーツはちょっと、という方も多いでしょうがハイカットのショートブーツを一つ持っているだけで雨の日が怖くなくなったとおっしゃる方もいらっしゃいますよ。
履くのは大変だそうですけれど。
女性向けはかなり色々出ていて目移りします。
バックリボンが付いてるのはやりすぎ?でも黒なら許される?カーキの武骨なのがむしろ潔いか。潔さでいけばパッションレッドの膝まであるようなやつをいっちゃうか。
結局こげ茶でシルバーのラインが膝下に入る無難なもの。

仕入れの担当として傘を扱っていた頃、傘を作る職人さんのところに伺ってお茶をごちそうになった時に
「僕は雨が嫌いなんですよ。でもね、僕が作った傘を広げて誰かがこの空の下を歩いていると思うとなんだか許せる。」
と話されていたのがとても印象的でした。
許せる、というのはいいですね。
私はそんなに雨が嫌いではありません。
傘は好きでないので(私のサイズにちょうど合う傘がなかなかありません。畳んで持っている時にかっこ悪く思えるのです。)、よほどの雨でなければ傘は差しません。
ちょっとしたものを雨除けにしてしのいでしまいます。
新聞とか。
目的を果たしたあと捨てられますしね。
それでもそんな装備では太刀打ちできない雨用にお気に入りの傘を持っています。
私の力不足で仕入れることができなかったその職人さんの傘。
軽くて強くて大きくて、持ち手が私の手にすっとなじむ形になっています。
隅々まで行き届いた茶席に招かれたような背筋の伸びる思いと、何をしていても大丈夫という安心感が私を包みます。
物を持っているだけで感じられる承認感というか。
なぜそんな素晴らしいものを普段から使わないのか。
私は忘れ物をしない性質なのですが、初めてその方から買った傘を買ったその日に電車に忘れてしまったのです。
電車を降りて、ドアがしまった瞬間に気づきました。
電車が動き出す前にぷしゅー、と言いました。
私はドアに突進して開けて!と叫びました。
電車は走り出しました。
窓から傘が見えました。
特別な傘に見えました。
探せど探せど出てきませんでした。
職人さんに謝りに行きました。
仕入れたいという気持ちもあったのですが、それとは別に謝らなければならないと思ったのです。
職人さんは何でもない、むしろありがたいとおっしゃり、持って行った人は僕の傘を気に入ってくれたのだからと許してくれました。
そして今できたとこ、と言って干してあった傘を授けてくれたのです。
お代はどうしても受け取っていただけず、社内報にお店の記事を出すことでささやかながらお返しをしました。
(社内報を書いている同期においしい食事をおごりました。)
さすがにもうなくすわけにもいきませんので、雨がしっかり降ってて、一日それが続くような日でないと持って行かないことにしています。
もう電車に乗る機会も多くないので、万が一忘れても取り返しがつきそうではあるのですが、忘れた時に感じた絶望の手触りは忘れられません。

鉄の海(89) Mr.ヤマブキ

  • 2018.06.07 Thursday
  • 00:00

 Tさんの病状説明を終え、17時が来る頃にはすぐに病院を出た。母の入院する病院は高速を使って二時間ほどのところにある。自分が働く病院よりもさらに小さい。自施設ならわずかばかりでも科が分かれているが、ほとんど内科、外科程度の区別しかない。過疎地域には何十と細分化された専門医をすべて揃えるわけにはいかない。高度な先進医療をするわけではなく、求められるのは何でもそこそこにできる医師だ。そこにいる人間でそれなりにやっていかなくてはならない。

 その病院は自分が診てもらっていた頃と変わらない。古い白い三階建て。照明は暗く、廊下の隅には闇が漂っていて死の気配を感じさせる。消毒の匂いが立ち込めていて、小さい頃、胃腸炎で嘔吐したときのことや高熱でうなされたときの倦怠感を思い起こさせる。ああ、これが非医療者の病院のイメージだろうなと気付かされる。主観的体験が普遍性へと還っていく。嫌なところだ。

 三階の病棟に母の病室がある。重症だからだろう、管理がしやすいよう詰め所に近い個室に入れられている。扉を開けると看護師が母を押さえつけていた。知らないとぎょっとしたと思う。痰の吸引を、意識のはっきりしない母が嫌がって暴れていたのだ。看護師は一瞥もくれず吸引に集中していて、父は母をなだめようと声をかけながら、おっかなびっくりで手を押さえつけている。父がこちらに気付く。

 

「ああ、母さん、分かってくれなくてな」

 

 ばつの悪そうな、言い訳染みた調子で言う。父自身の困惑。必要と分かりながらも母に苦痛を与える罪悪感。

 

「分かるよ。どんな状況か、何となく分かった」

 

 父からの電話の通り、広範な脳梗塞なのは確かだろう。意識障害があって、誤嚥リスクも高い。点滴には降圧剤の持続注射もあり、脳浮腫の懸念もある。最悪、一時間離れた脳外科のある病院へ転院ということもありえる。

 吸引を終えた看護師はチューブを片付けてさっさと部屋を後にした。誰もいないと何となく気まずくて話すことがない。仲が悪いとかではなくて、ただ単に、気軽な帰省ではないというだけのことだった。

 

「忙しかっただろう?悪いな」

「いや、全然」

 

 自分の母親のことだから来るに決まっている。が、こんなときにそんな賢しいことをいうほど野暮でもなかった。そしてまた沈黙が続く。目の前の母は数分おきに、うなされたように右腕を動かす。よく見ていると右手ばかりで、左手や左足はほとんど動かない。左半身麻痺だろうと想像する。

 

「まあ重症だけど、脳梗塞はある程度戻ることも多いから」

 

 病状説明でもないのに前向きなことを言う。痰で窒息することもありうる。脳ヘルニアで死ぬ可能性もある。死ぬまで行かなくとも、脳外科で開頭減圧、要するに頭蓋骨を外しっぱなしにされるかもしれない。考え始めれば、回復の途上にパンクするほどの大きな石がいくつも転がっている。だが、痰の吸引にも抵抗のある父にそこまでは言いにくかった。告知を渋る家族の気持ちも実感できる。

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