空前の戦国時代 Mr.Indigo

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 23:55
藤井聡太七段の快進撃が止まった。
いいところまで勝ち進んでいた竜王戦、王座戦だけでなく、ファンの注目度が高いNHK杯でも負けてしまった。今年度の成績は13勝3敗(7月30日現在)だから相変わらず8割以上勝っているのだが、注目される対局で負けるからその印象が強い。
まあ、どんなに強い棋士でも2割は負けるのだ。春先の朝日杯が鮮烈だったからファンはそれと同等以上の活躍を期待してしまうが、ここで3つくらい負けるのは不思議でもなんでもない。対局の重要度など考える年頃ではないから、大一番に弱いわけでもない。単に強い相手にうまく指されたということだろう。また近いうちにチャンスが来るはずだ。
藤井を負かした棋士たちは「堅い、攻めてる、切れない」という状態をつくり出していた。いかに藤井といえども、玉が薄い上に守勢に回らされては厳しい。実戦的な勝ちやすさという概念は今も健在なのだろう。
 
一方、勝ちにくい将棋を制して壁を破った男もいる。豊島将之棋聖である。
棋聖戦第5局で豊島は後手番となり、薄い玉でバランスを保ちながら戦う作戦を選んだ。昼食休憩の時に局面を見て、私は豊島が負けるだろうと思った。相手の羽生善治竜王にはさまざまな攻撃手段があり、豊島はその全てに対応しなければならない。苦労が多い形だったのだ。
しかし豊島は勝った。羽生の攻めはあまり成果がなかったようで、気付けば豊島が優位に立っていた。薄いはずの豊島玉は妙に捕まえづらく、豊島は的確に攻めて大敵を倒した。見事な勝ち方だったと思う。
念願の初タイトルを獲得し、豊島が勢いに乗るかと思われたが、竜王戦では深浦康市九段に敗れた。この将棋は179手に及ぶ大熱戦で、深浦が強かったと言うほかない。先程も述べたが、どんなに強い棋士でも2割は負けるのだ。
棋聖戦で負けていれば「またか」ということになり、菅井竜也王位に挑戦している王位戦にも悪影響を及ぼしただろう。しかしそうはならなかった。棋聖戦第5局で勝ったことには計り知れない価値があるのである。
竜王戦では負けた豊島だが、次の王位戦第2局は快勝だった。穴熊に組んで「堅い、攻めてる、切れない」状態を作り、菅井に粘る余地を与えなかった。これで1勝1敗。今の豊島の充実ぶりなら、この先も互角以上に戦えそうだ。まずは8月1日から行われる第3局に注目しよう。
 
一方、王座戦は藤井を負かした斎藤慎太郎七段が挑戦者になった。渡辺明棋王との挑戦者決定戦は玉が薄く勝ちにくい展開のように思えたが、強烈な攻めで渡辺玉を寄せきった。これも強い勝ち方だった。
かくして、王位戦に続いて王座戦も“準若手”同士の対決になった。斎藤にとってはトップグループに追い付く大チャンスだし、中村太地王座も覇権争いに残るためには負けられないところだ。
中村はこのところ公式戦で負けが込んでいるが、斎藤に3つ勝てば来年の夏までタイトルホルダーでいられる。ここが踏ん張りどころだという自覚はあるだろう。
両者とも他棋戦とは違う意気込みで対局に臨むのは間違いない。王座戦も面白くなりそうだ。
 
最後に竜王戦を見てみよう。
豊島を倒した深浦は三浦弘行九段も下して挑戦者決定戦に進出。一方、藤井を倒した増田康宏六段は久保利明王将に敗れ、その久保を破った広瀬章人八段が挑戦者決定戦に進出した。
広瀬が穴熊を駆使して王位を獲得したのはもう8年も前のこと。だから立派な中堅のように感じられるが、実は佐藤天彦名人より1歳上の31歳である。年齢的にはまだ“準若手”の範疇に入ると言ってよいだろう。当然、佐藤名人や豊島棋聖を意識しているに違いない。
広瀬が“過去の人”にならないためには、再びタイトルを取るしかない。この千載一遇のチャンスを生かせるか注目したい。
 
空前の戦国時代を迎え、“準若手”の戦いは激しさを増すばかりだ。一方、旧世代では羽生が健在だし、久保や渡辺も衰えていない。そして新世代には藤井聡太という超大物がいる。
ファンにとってはたまらないこの時代を、今は存分に楽しみたい。

【テーマ】24くらいでちょうどいい  がりは

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 22:55

副業でコミュニケーションを生業にしている会社で働いている。

そのせいかこの年になってコミュニケーションをテーマに話す機会が時々ある。

ありがたいことである。

対象は子どもから大人まで幅広い。

大人も社内、社外、偉い人、そうでもない人、派手な人、地味な人、みんなー、みんなー、ありがとう、いえー。


コミュニケーションとは交換であると誰かが言っていて、ほな交換て言えや、新しい言葉作るな紛らわしい、と思うんだけど、人間は飽きやすいし忘れやすいし人のいうこと聞かないので、似たような概念を違う言葉で呼びがち。交換というとギブテクとか言う人がいて、そういう人が苦手。そういう人はすぐコスパとか言いがち。苦手。交換の概念がせまいよね、なぜ等価を前提にするのか。


コミュニケーションとは絆であると誰かが言っていて、〇〇とは絆である、てどんだけ搾り尽くされた表現なのかについて思わず想いを馳せた。つなぐ、とかね。いやー、言うよね。3月のライオンで絆でがんじがらめになるベテランが描かれていたけれど、ああいう側面もある。きれいに便利に使われている言葉を見ると少し汚してやりたくなるのは俺が天の邪鬼だからだね。


コミュニケーションとはプロレスである、と誰かが言っててそれはさすがに話が逆、秋元康が頻発する秋元話法だろうと、もちろんプロレスがコミュニケーションの一つの形だろうと思う。棋は対話なりと言うわけで、対話は棋とは限らん。


コミュニケーションというのは贈与であると誰かが言ってて、俺はそれはええやんか君なかなか話がわかるなあ、と思うんだけど、それはなぜかというとプレゼントは見返りを求めないし、喜ぶかどうかは相手に委ねるから。わかんないよね、そうだろうそうだろう。こっちが伝えたいことがすぐに相手に伝わることなんて稀、伝わっても何年か経ってたなんてザラ。できれば届いてほしいと祈りながら差し出すのがコミュニケーションのあり方なのだろうと思うから。


12345678910と俺が話しても246810と酌み取られるならいい方、24くらいが妥当な目標だろう、それ以上はきっとお腹いっぱいになっちゃう。12345678910と伝わるなんて気持ち悪い、いろんな組み合わせで何かを持って帰ってもらい、それがいい感じで発酵して、他の素敵なものがいつか全然違う形で世の中に還って、その恩恵をちょっと受けられたらいいな、と思う。



熱くしたたかなベテラン Mr.Indigo

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 20:02
「ボンジョルノ!」
―ん、イタリアの方ですか?
「日本代表、頑張ったね!」
―もしかしてアルベルト・ザッケローニさんですか?
「違うよ」
―ええ知ってます。アンモニア・クッサイーニさんでしょ?
「バレてたのか」
―当然です。半年前に一度会ってますから。
「ふん、つまらん」
―ところで、アンモニアさんはなぜここに来たんですか?
「俺が期待していたがりはが二冠取っただろ?」
―そうですね。
「だから雑兵日記PREMIERダイジェストのゲストになってやろうというわけだ」
―無茶苦茶じゃないですか。
「ディレクターがいいと言ったんだ。文句言うな」
―しょうがないなぁ…。ではここでCMです。
 
<雑兵日記PREMIERの予想はPスポ!本紙担当・渡海文殊が6月の予想を振り返ります>
「まあまあかな…」
<最優秀作品賞はガチガチとはいえ3着まで完璧。MVPも頭はきっちり取ってますからね>
「わしが本気を出せばこんなもんじゃ」
<でもテーマは悲惨でしたね。5頭立てで▲無印無印が同着1位って、もはやギャグですよ>
「…まさか『寝ている虫』が4票も取るとは思わなかった。『眠りを丁寧に』は医者目線の作品が読みたかった人にとっては期待外れかなと…」
<なるほど>
「それで、過去の傾向から混戦になったらガリハとエックスが強いと思ったんじゃが…」
<完全に読み違いですね>
「…うむ。今回はな」
<今回も、じゃないんですか?>
「…うるさい」
<次はどんな外し方をしてくれるのか、楽しみにしておきましょう。ではまた来月!> 
 
―ところで、アンモニアさんはロシアワールドカップの日本代表についてどうご覧になりましたか?
「おっさん臭いね」
―ここでも臭いという言葉が出てきましたか…。まあ、実際ベテランが多かったし大会前は“おっさんジャパン”などと揶揄されていましたからね。
「だろ?長谷部、川島、本田、長友、岡崎。みんな30代のおっさんだ。それぞれ独特のにおいがあるよね」
―そうですね。ではなぜこのチームが結果を残すことができたんでしょう?
「熱さとしたたかさじゃないかな」
―はい。
「長いこと一緒にやってるメンバーで、年齢的にこれが最後のワールドカップという共通の意識がある。勝ち負けももちろんだけど、1試合でもたくさんやりたいという気持ちが強かったんだと思うね」
―なるほど、それが熱さですね。したたかさの方は?
「試合運びが巧かったよね。ポーランド戦のパス回しも、意識を共有して徹底させないとできない。イエローカードを最小限で済ませるのも試合巧者と言えるよな。ベルギーはブラジルを倒すほどの強豪だから、あれは相手が悪かった」
―なるほど。
「がりはも似てるじゃないか。あのタイミングで日本代表について語れば最優秀作品賞を狙える、そしてMVP争いでも優位に立てるというのがわかってたんだろう。長年の経験から」
―そうかもしれませんね。
「思い入れはもちろん大事だけど、タイトルを狙うなら細部にこだわって7月に回すのは損だ。7月はどんな作品が出てくるかわからないし、ワールドカップの熱気が残っているうちに投票してもらう方が絶対にいい」
―確かに。
「日本代表への熱い思いと、タイトルへの熱い思い。それにベテランならではのしたたかさ。見事だったね」
―そうですね。最後にがりはさんへのメッセージをお願いします。
「特にないよ。面識ないから」
―今回はアンモニア・クッサイーニさんとお送りしました。ありがとうございました!
 
<この番組はPスポの提供でお送りいたしました>

【テーマ】24依存症  Mr.X

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 06:27

私が「将棋倶楽部24」(以下、24)というインターネット上で将棋が指せるサービスにのめり込んだのは2004年ごろのことだ。今では信じられない話だけれど、それまで将棋を指す環境といえば、家族や友人同士、町の道場、学校のサークル、ぐらいしか無かった。しかし24では文字通り24時間指し続けることができた。

 

将棋が強くなりたかったら、将棋を指すことである。大学の将棋部に在籍し、将棋が強くなることが全てだった当時の私が始めない理由はなかった。

 

R(レーティング)という勝てれば上がり、負ければ下がる、理屈はシンプルなポイントシステムがあり、一局の結果、10-20ほどのポイントが増減することになる。それを金銭か何かに変えられるわけでもないというのに、気がつくと何局か勝利してRが100上がることが代え難い快感になり、逆に負けが込んで100下がることは激怒と絶望を意味するようになっていた。

 

しばらくして、狂ったように毎日指しているはずなのにあまり将棋が強くなっていないことに気がついた。当たり前の話だ。私が求めていたのは「全力で、より良い将棋を指すこと」ではなく、ただRという数字が1でも増えることだったのだから。「めんどくせーから投了してくれないかな」などと思いながら指している人間が強くなるわけがない。

 

しかしそのことを理解し、さらに大学の単位と視力をずいぶん犠牲にしても、それでも24をやめることができなくなっていた。重症ではないかもしれんけども、明らかにネトゲ依存症だった。

 

朝から晩までパチンコを打ち続ける人を笑えない。おそらく彼ら彼女らは金のためではなく、うまくいった時の快感を忘れることができず、今日も始めてしまうのだろう。

 

今でもちょっとした勢いで軽く一日に10局以上、3-4時間は指してしまうことが、たまにだが、ある。Rが上がって快感を覚え、下がって激怒している。その様は10数年前と変わることがない。

 

自分はおそらくこれからもずっと「24依存症」なのだな、と思う。アルコール依存症の人が一回アルコールをやめられてもちょっとした弾みに飲んでしまって再発することがあるらしい。何か仕事やプライベートでうまくいかないことが続いた時、自分は再び「24」を24時間やり続ける生活を始めてしまうかもしれない。その沼は足下の薄い床板のその下でいつまでも私を待ち続けている

【テーマ】24時のその後 たりき

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 00:00

ふと気が付くと、閑散としたホームに電車は停まっていた。

寝てしまっていたらしい。

駅に見覚えはない。スマホを見ると24時を超えて0時40分に差し掛かろうとしていたところであった。

おかしい。終電1本前のこの快速電車に乗ったとき、最寄り駅に着くのは一度普通電車に乗り換えて0時20分頃だったと記憶している。

とりあえず電車から降りる。駅名を確認すると快速電車で2駅先の駅名だった。

 

初めて降りる駅の改札を出て歩き出した。

今でも、なぜ歩き始めたのかわからない。飲み会帰りで手持ちが少なかったことも理由の一つにあったかもしれない。

次の日も会社なのに関わらず、その日は飲みすぎて酔いを醒ます時間が必要だったのかもしれない。

久々に寝過ごしてしまった自分への戒めだったのかもしれない。

 

とりあえず線路沿いに帰る方向に歩き出し、途中見かけた自動販売機で水を買う。

2件目のバーで飲んだロングアイランドアイスティーが効いていて、まだまだ酔いが体を支配している。「こういうバーだったらメニューになくても大概作ってくれるよ」なんて知ったフリをして注文しちゃったもんなあ。

終電間際とはいえ普段だったらなかなか座れないのに、ひょっこり座れてしまったこともまずかった。そうでなかったら寝てしまうこともなかったのに。

そんなことを考えながらスマホで検索すると1時間半くらいかかるようだ。到着予定は2時過ぎになっている。

まあ、いいかと思ってそのまま歩みを進める。

 

家の方向に。西に。

にぎやかなところから閑静な場所を通り抜けてひたすら歩く。

と、大きな通りに出る。ただ不幸なことに、通りの標識はと自分の進んでいる道が家とは全然違う方向につながっていることを示唆している。

改めてスマホで道順を調べてみる。すると、とりあえず今来た道をそのまま戻らないといけないと言っている。

どこで間違えたのかわからない。

まっすぐと思った道が緩やかにカーブしていて自分の家の方から少しずつずれてしまっていたのだろう。

 

それからはスマホの指示に従って歩く。

1本目の水を飲み切ってしまったので、次はお茶を買う。

そうこうしている内に大きな通りに出て、この道をひたすら進めば家の近くの見知った場所に行きつくことをスマホが知らせてくれる。

あと少しだ。

ずっと歩き続けたせいか足のマメがつぶれて痛くて仕方がないが、たまに休みながらひたすら歩みを進める。

 

家に着くと3時を回っていた。

迷ってしまったがために1時間もロスしたことになる。これも良い経験か。

ささっとシャワーを浴びて布団に入る。3時間も寝たらまた仕事に行く準備をしなければならない。

【テーマ】都道府県クイズ24[問題編] Mr.Indigo

  • 2018.07.30 Monday
  • 21:28
みんな、普通かい?
僕は普通を好みスタンダードに惹かれ平凡を愛してやまない男、中並平。
座右の銘は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」、好きなプロ野球チームはセントラルリーグの中日ドラゴンズ、好きな麻雀の役はタンヤオだ。
 
ところでみんな、日本の都道府県の数は知ってるだろう?
そう、47だ。
すると、都道府県ランキングで一番ステキな順位は言うまでもないね。
うん、24位だよな。
ちょうど真ん中、まさに標準。
だから今日は、さまざまなジャンルで24位の都道府県を当ててもらおう。
選択肢として22位から26位までの5つを用意したから、その中から選んでくれ。
問題数はもちろん24問だ。
まあ程々に頑張ってくれたまえ。
 
1.面積(2017)
(1)山口県 (2)大分県 (3)茨城県 (4)三重県 (5)愛媛県
 
2.人口(2017)
(1)熊本県 (2)三重県 (3)鹿児島県 (4)沖縄県 (5)滋賀県
 
3.人口密度(2017)
(1)石川県 (2)富山県 (3)岡山県 (4)栃木県 (5)愛媛県
 
4.男性平均寿命(2015)
(1)福岡県 (2)島根県 (3)新潟県 (4)埼玉県 (5)佐賀県
 
5.女性平均寿命(2015)
(1)兵庫県 (2)高知県 (3)静岡県 (4)宮崎県 (5)佐賀県
 
6.平均標高(1993)
(1)秋田県 (2)和歌山県 (3)岡山県 (4)滋賀県 (5)北海道
 
7.宿泊者数(2017)
(1)岩手県 (2)長崎県 (3)熊本県 (4)山梨県 (5)大分県
 
8.外国人宿泊者数(2017)
(1)滋賀県 (2)香川県 (3)佐賀県 (4)岡山県 (5)宮崎県
 
9.総生産(2016)
(1)宮崎県 (2)滋賀県 (3)鹿児島県 (4)山口県 (5)岐阜県
 
10.農業産出額(2016)
(1)佐賀県 (2)大分県 (3)愛媛県 (4)長崎県 (5)岡山県
 
11.工業生産額(2016)
(1)愛媛県 (2)福島県 (3)大分県 (4)新潟県 (5)宮城県
 
12.在留外国人数(2017)
(1)新潟県 (2)沖縄県 (3)山口県 (4)富山県 (5)山梨県
 
13.企業数(2014)
(1)三重県 (2)愛媛県 (3)鹿児島県 (4)沖縄県 (5)熊本県
 
14.国宝・重要文化財件数(2018)
(1)福井県 (2)山梨県 (3)山形県 (4)福島県 (5)島根県
 
15.神社数(2016)
(1)滋賀県 (2)長崎県 (3)熊本県 (4)東京都 (5)奈良県
 
16.寺院数(2016)
(1)福島県 (2)岡山県 (3)山形県 (4)山口県 (5)山梨県
 
17.病院・一般診療所数(2016)
(1)三重県 (2)長崎県 (3)栃木県 (4)山口県 (5)福島県
 
18.飲食店数(2014)
(1)青森県 (2)鹿児島県 (3)熊本県 (4)三重県 (5)岡山県
 
19.ホテル・旅館数(2014)
(1)青森県 (2)大分県 (3)岩手県 (4)岐阜県 (5)石川県
 
20.消費者物価地域差指数(2016) ※本問は正答2つ
(1)青森県 (2)愛媛県 (3)鳥取県 (4)熊本県 (5)三重県
 
21.合計特殊出生率(2016) ※本問は正答3つ(23位タイが3県)
(1)石川県 (2)山梨県 (3)三重県 (4)徳島県 (5)富山県
 
22.刑法犯認知件数(2016)
(1)熊本県 (2)長野県 (3)愛媛県 (4)奈良県 (5)滋賀県
 
23.鉄道路線距離(2013)
(1)群馬県 (2)岐阜県 (3)栃木県 (4)京都府 (5)熊本県
 
24.魅力(2017)
(1)山梨県 (2)大分県 (3)秋田県 (4)新潟県 (5)富山県

【テーマ】都道府県クイズ24[解答編]  Mr.Indigo

  • 2018.07.30 Monday
  • 21:06
どうだった?
なかなか難しかっただろう?
1位や47位を当てるよりよほど難しいはずだ。
程々というのは、それだけ奥が深いってことだね。
でも、ひとつの法則に気付けば簡単だ。 
正答が1つの問題は(3)、2つの問題は(2)と(4)、3つの問題は(2)と(3)と(4)が正解なんだよ。
左右のバランスをとって、真ん中に揃えているのさ。
 
では、47都道府県の中で僕が住むのにぴったりなのはどこだろうか。
それは、このクイズを見ていけばわかるはずだ。
選択肢にたくさん入っている、つまりさまざまな項目で22位から26位に入っている県は、何事もだいたい平均的な数値と言えるんじゃないかな。
たったの24項目だけど、いろんなジャンルを網羅してるからね。
 
一番良さそうなのは熊本県だ。
宿泊者数、神社数、飲食店数、消費者物価地域差指数が24位で、ほかに人口、企業数、刑法犯認知件数、鉄道路線距離が選択肢に入っている。
都道府県は47もあるのに、24項目のうち6分の1が24位というのはかなり凄いよね。
次は愛媛県。
24位なのは農業産出額、消費者物価地域差指数、刑法犯認知件数の3つで、ほかに面積、人口密度、工業生産額、企業数がランクインしている。
程々の経済規模で、特に農業と工業のバランスがたまらないね。
あと魅力的なのは鹿児島県、三重県、岡山県、山梨県、大分県といったところかな。
ほとんど西日本だね。
逆に住みたくないのは千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、広島県だ。
この5つは全部政令指定都市がある。
岡山や熊本も政令指定都市だけど、横浜や名古屋とはイメージが違うよね。
大都会は僕には合わないってことかな。
 
どれだけ普通であるかを調べるというのも面白いだろう?
やっぱり何事も普通が一番さ。
えっ、僕の趣向は全然普通じゃないって?
……。

【テーマ】24時 Mr.ヤマブキ

  • 2018.07.30 Monday
  • 00:00

 私の表の顔はしがない内科医ですが、病院を出ればいざ、ヤマブキという名の覆面作家に変身します。仕事が終わると喜び勇んで我が家に戻り、せっせと鉄の海を書きます。ショートショートも発想の種を蓄えて書いています。このプリミエールという素敵な場で皆様にお会いできること、ましてや講評までいただけることは私にとっての無上の喜びです。この場を与えてくださったA・ハッガリーニなる正体不明の編集長に感謝したいと思います。

 さて、2018年7月のテーマは「24」ということでしたので、私はとびっきりのショートショートを用意して、7月24日の24時丁度に投稿してやろうとパソコンの前に陣取っていました。24進法による時刻表示で面白いのは、1日は24時間と表現するのが一般的であるにもかかわらず24時という時間があり得ないことです。テレビの時刻表で24時半、26時などという表現は散見されますが、それは厳密には24進法ではありません。矛盾した言い方にはなりますが、厳密な24進法では24時という時間は存在しません。24時を示そうとすると、すでに0時0分になってしまうからです。

 そこで私は、7月24日23時59分59秒からまさにその1秒後を狙って投稿ボタンを押すことにしました。要するに7月25日0時0分なのですが、端からそう投稿するのでは意味がありません。7月24日23時59分から連続する時間の数直線上を自分自身が流れ、その流れの中で投稿するという行為こそが7月24日24時という時間を切り開くと考えたのです。

 意味不明だと考える人もいるかもしれません。でもあながち間違いでもないように思います。24時という時間は23時59分の続きにしかあり得ない数字なのです。どうにかして連続性を保つのに思いついたのがその方法でした。まあアマチュア作家のちょっとした趣向ですから、理論的な瑕疵は大した問題ではありません。とにかく24時を意識したパフォーマンスであれば何でもよかったのです。

 私は23時50分にはトイレを済ませ、投稿手順と作品の確認を行い、あとは投稿ボタンを押すだけというところでパソコンに向かい合いました。正直、退屈でした。せっかくのチャンスですから逃してはなるまいと思いながらも、実際に何もやることがないので暇な10分と言えたでしょう。ですが、23時58分くらいになってくるとさすがに緊張感が高まりました。さあ、23時59分です。57秒、58秒、59秒、……24時。

 うまくボタンを押せたのでほっとしました。今日はよく眠れそうだと思い、水を一杯飲んで、一息ついてパソコンの前に座りなおしました。本当にびっくりしました。モニターの右下に表示された日時には、2018/7/24 24:01と書かれていました。24時1分?

 それが0時1分と同義に見えて全く異なる事態だと気づくのに時間はかかりませんでした。0時1分は24進法の中に、普通の1日の中に埋め込まれていますが、24時1分はすでに24進法をはみ出しています。日付も25日ではなく24日ですから、要するに私は25日へと渡ることができなかったのです。24日と25日の狭間にある24日24時に迷い込んでしまったというわけです。おそらく、23時59分から24時0分に連続した結果、当然の帰結として、24時01分に連続したのでしょう。時間の連続性を体現するという私の理論は実証されたようですが、嬉しさよりも圧倒的に不安が勝りました。この狭間から抜け出す方法があるのか。私はどこへ向かうのか。そんなとりとめのない疑問が湧いては消え、消えては湧きました。

 手がかりを探すため、家の時計を見てみることにしました。結果、アナログ時計には変化はなく、デジタル時計の0時が24時に代わっているばかりでした。アナログ時計は12進法を我々が読み込んで24進法で扱っていますから、これも当然のことでしょう。長針が1を、短針が12を差すこの文字盤を、きっと24時5分と読まなければならないのだと思います。

 デジタル時計の方は電子機器類とは別に、目覚まし時計として使っている小さなものが一つありました。それをよく見ると4桁しか表示ができないようになっています。普通のことです。しかし、それが普通ではないのです。連続性の議論を敷衍するならば99時の後はどうなるのでしょう。いや、99時まで行くのかどうかも分からないのですが、本来なら99:59の後に100:00と表示されるはずです。ですがこの時計は4桁しかないのです。ということは、100時に移ることはできません。アナログの文字盤であれば意味さえ付与すれば無限に数えることができますが、デジタル時計はそうはいきません。すると、100時が来るとき、何かが起こるはずです。楽観的に考えれば0時に戻るのだと思います。終わりが来れば元に戻るだけの話です。悲観的に考えれば?……時は刻むのを止めます。全てが静止し、この世界は無に帰します。私もこの世界で静止し実質的に無に帰します。

 ああ、まさかプリミエールに投稿するちょっとした趣向がこんな危険な冒険になってしまうとは。趣向を凝らしたテーマ作品など投稿せず、高階などという女性に幻想なんとかを案内してもらえばよかったのです。あるいはいつものように罪のない人間をどん詰まりに追い込むような作品を書けばよかったのです。それがまさか私自身になるとは、因果なものです。結末はもう分かっています。100時を待つしかありません。99時59分の後、私が再び戻って来れるか、あるいはこのパラレルワールドで世界静止に巻き込まれるか。それすらも分からぬままこの話は終わりを迎えるのです。これはヤマブキの世界です。でも、ヤマブキの世界だって、たまにはハッピーエンドを期待してもいいでしょう?

馬券の現実(150)〜アイビスSD、クイーンS、中京記念、函館2歳S回顧〜 たりき

  • 2018.07.29 Sunday
  • 21:54

当然のことかもしれませんが、1番人気は強いですねえ。

 

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馬券の現実(149)〜アイビスSD、クイーンS予想〜 たりき

  • 2018.07.28 Saturday
  • 23:28

今週は新潟の直千アイビスSDと夏の牝馬限定重賞クイーンSです。

アイビスSDは新潟の名物コース直線1000mで行われる唯一の重賞。一方クイーンSは3歳馬の活躍も目立つ牝馬限定重賞。どちらも秋以降のGIにつながることもあって、少しだけ秋の気配も出てきました。

それでは予想を簡単に。

 

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