【テーマ】 花言葉 byアフリカの精霊

  • 2016.06.30 Thursday
  • 23:31

 今日は少しオシャレにいきましょう。

 紫陽花がテーマですから花言葉について考えてみましょうか。

 

 花言葉を考えて花を贈ったことのある人は少ないでしょうね。私も贈ったことはありません。そんなことをするのはキザなイメージがありますが、花言葉を知っているだけでもオシャレな感じを受けますよね。

 詳しい人に聞いたところ、「花言葉なんてのは暗記するものではなく、その花のイメージを言葉にすれば良いだけ」とのこと。

 なるほど、ひまわりは「貴方だけ見つめる」ランは「優雅」なんてのはイメージそのものであろう。もちろん他の意味もあるだろうが、1つの花につき1つ知っているだけでも良いらしい。マーガレットの「真実の愛」なんてのも花びらを千切っていく恋占いから来ているものだろうし、クローバーの「幸運」なんてのも想像しやすい。こう考えると花言葉なんて簡単に思えてくるから不思議です。

 

 しかしここで壁にぶちあたる。今回のテーマ「紫陽花」です。

 どうやら紫陽花は花言葉の意味が多い花の一つであるらしい。しかもマイナスな意味が多いらしいですが、みなさんは紫陽花からどんなイメージを持つでしょうか。

 まず、少ないプラスの意味をもつ花言葉としては「団結や「団欒」という意味があるようです。これは花びらの(正確には花びらではなくガクらしい)出来方をみればわかりますね。家族の結びつきを表しているのであれば結婚式のブーケなんかにもできそうですね。

 続いてマイナス的な意味では紫陽花が咲きたてから色々と色が変化していくことから「浮気」という意味があるようです。また、紫陽花は青や藍などの寒色系の色があることから「冷淡」なんていう意味もありますし、紫陽花には毒があることで近寄り難いことが「高慢」なんて意味も生んだようです。

 

 こう考えると人間の想像力って偉大だと考えます。1つの物を多方面から見てイメージするだけでこんなに多様な見方ができるわけですから。色が変化することから「浮気」と多くの人は捉えるでしょうが、ここは敢えてどんな色になっても美しいことから「変わらない美しさ」なんて花言葉も作れそうな気がします。またどうやら紫陽花の色は土のPHにも影響されるようですから「貴方の色に染まります」という意味も作れそうです。まあ、一般的に認定はされないでしょうけど。

 

 花を贈るだけで色々な意味にとられる可能性があることは面倒でもありますが、花のイメージから言葉の意味を察するという楽しさが花言葉にはあると思います。みなさんも身近にある花の花言葉を調べてみると意外と面白いかもしれませんよ。

 

明るい悩み相談室PREMIER(194)〜ひふみんとそうたん〜 がりは

  • 2016.06.29 Wednesday
  • 00:00

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

21世紀生まれの藤井奨励会三段が四段に上がって加藤九段と対局するのを観てみたいのですが、加藤九段が将棋の勉強してなさそうで今期限りでの引退もあり得ます。どうすればよいのでしょうか。

 

ほうほう、わっかりますわっかります。

ロマンがありますよね、元祖天才と今の天才の対決。

その対局を通じて藤井聡太少年は加藤一二三元少年から余人には引き継げない何かを受け取るんでしょうね。

それはやたら長く垂れるネクタイの結び方だったり、うな重の注文の仕方だったり、賛美歌を歌うコツだったりではなく、なんというか目に見えない何かであって、そこから藤井少年の将棋にはっきり変化がみられれば最高です。

実現してほしいですよね。

人工知能との対決では起こり得ない感動がそこにはあります。

 

ただ、将棋においてその部分というのは主に主催者側とマスコミ側の怠慢によってファンにはまったく届いていません。

どうやったら届くのか。

電王戦をご覧になりました?

試合前のあの煽りVと呼ばれる映像を見てから観戦すると、対局に対する気持ちが変わってくるのではないかと思います。

ちなみにあの映像は総合格闘技イベントPRIDEがフジテレビで放送されていた時に煽りVを担当していた映像作家佐藤大輔の手によるものです。

電王戦を主催したドワンゴの川上会長は将棋と格闘技のコンテンツとしての共通点を見抜き、最適な煽りをしたと言えましょう。

 

さて、なんの話でしたっけ。

 

そうそう、ひふみんとそうたんの話ですね。

今のようにトーナメントとしてのタイトルが整備される前には、タニマチが金を出して料亭で好きな棋士同士を戦わせるということが行われていました。

団鬼六がそんな企画を立て、将棋マガジンでその模様を伝えるということをやっていたような。

本来既存のタイトルも名人以外は恣意的に対戦カードを組んでいいと思うのですよ。

金を出している人がいて、それは大抵マスコミです。

みんなが見たい対戦を組むのは主催者側の責務です。

叡王戦は「人間の中で早指し王を決めて、その早指し王とソフトを二日制で戦わせる」というコンセプトでしたが、これはいまいちでしたね。

イベントとして成立しないかもしれないですが、ソフトと対戦するときのルールで人間の頂点を決めてほしかったです。

また、西の王子こと山崎を評して「対コンピューターで一番向いてない奴が行った。」的な評価があるようですが、いかがなものかと思います。

その昔無敵を誇ったヒクソン・グレーシーに戦いを挑んだ高田延彦に対して「よりによってプロレスラーで一番弱いやつが行った。」と言い放った猪木の発言と重なります。

対コンピューターに強い人がいるならば、その人をぶつければいいんですよ。

叡王戦などやらずとも。

羽生とやるのが見たいなら、羽生と素直にやらせればいいんですよ。

叡王戦などやらずとも。

 

ドワンゴもどうせ金を出すならそういう金の出し方をしてもらいたいなと思います。

公平なトーナメントで強い人を決める、というのは他のメディアが主催している大会がいくつもあるわけですから、ここはドワンゴが悪者になって、コンピューター側に立って羽生、渡辺に「やれんのか?」「出てこいや!」と挑戦状を叩きつけてほしいです。

猪木は世界的スーパースターのモハメド・アリを引きずり出しました。

それに比べたら楽な話だと思うのですが。

 

いやはや、何の話でしたっけ。

 

ああ、ひふみんと。

そうたんが四段に上がる時期や、ひふみんが棋士を引退する時期をコントロールすることはできませんが、二人が同時にプロであることにこだわらないのであれば、賞金を握りしめて、二人にオファーしてみたらどうでしょうか。

二人とも欲がなさそうなので意外と成立する気が。

それなりの対局場を用意してあげてください。

 

ひふみんとそうたんの対決なら、将棋世界でもドワンゴでも取り上げ放題です。

彼らに企画を持ち込むのもありでしょう。

あなたにやれることはまだまだたくさんあります。

頑張って!

 

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。

ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。

ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

町医者 Mr.Indigo

  • 2016.06.28 Tuesday
  • 00:00

我が家の近所には、内科・小児科が多くある。徒歩10分圏内だけでも五指に余るのではなかろうか。首都圏の住宅街だけあって、相当な需要があるのだろう。
中でも最も近くにあるのがS医院だ。ウチから歩いて2分もかからない。都会でよく見かけるメディカルモールやテナントビルの1室ではなく、立派な一戸建てだ。駐車場もあるが、面している道が狭いので、車では少々行きにくいかもしれない。
S先生は50歳くらいの物腰柔らかな男性である。大人にも子供にも丁寧な応対をする。
「Indigoさん、あのね」
ある時、風邪気味の長女を連れて行って診察を受けた後、私はこう声をかけられた。
たいていの先生は「お父さん」と呼びかけてくるのだが。そして、よくある症状だから薬を飲んでおけば大丈夫だろうということを、人体の構造を交えてわかりやすく説明してくれた。
一方、妻は「S先生はちょっと話が長いかなって思う」と言っていた。おそらく、たいてい4歳児だけ連れて行く私と、0歳児も連れて行くことが多い妻とでは、感じ方が違うのだろう。
しかし、私は近隣の内科・小児科の中でS医院が最も好きだ。待合室も看護師さんもほんわかとしていて、なんとなく懐かしい雰囲気が漂っているような気がするのである。
広い道に面していないという微妙な立地もあるだろうが、最大の要因はS先生の人柄であろう。素晴らしい町医者だと私は思っている。

さて、私の実家がある大和郡山市の某所も、規模は違えど似たような住宅街だ。そして、M先生という町医者がいる。
一家が引っ越してきた時、我が母は近所の内科・小児科の情報を仕入れてきた。
「某さんとこはあそこのM医院に行ってるって。もうお爺ちゃんで、ちょっと頼りないように見えるらしいけど」
だが、驚くべきことに、それから25年もの間、ウチの実家はM先生にお世話になっている。
実家に帰るたびに、M医院の前を通る。今は週休4日で1日3時間しか診療していない。
入口にある診療案内も朽ちていくばかりだ。
しかし、そんなM先生が昨年スーパープレイを見せた。祖母の診察で異常を察知し、大きな病院を紹介してくれたのだ。軽度の脳梗塞だった。早期発見のおかげで大事には至らず、数週間入院しただけで済んだ。
母からその話を聞いた私は舌を巻いた。ヨボヨボの爺さんでも医者は医者。M先生は見事に町医者の役目を果たし、1人の老婆の病気を食い止めたのだ。

私は生涯現役という考え方には否定的である。しかし、M医院が廃業すると、祖母が病院に行くにはタクシーを使わなければならない(両親はともに免許を持っておらず、末弟の車は仕事で使われている)。通院のハードルはかなり高くなる。本来好ましいことではないのだろうが、老いたM先生が地域を支えているのだ。
実家のある住宅街には、かつて私と同世代の子供が多くいた。すなわち、我々の親世代にあたる今の60代が多く住んでいる。おそらく、10年後には町医者の需要はかなり高まるだろう。しかし、M先生がその需要を満たせる可能性は限りなく低い。
志ある先生がM医院を継いでくれればと私は思う。ウチの両親も10年後は立派な老人だ。徒歩3分のところに内科があることが、どれほどありがたいことか。
他人の人生に気やすく口出しはできないが、大和郡山市某所の町医者として地域を支える人生を選んでくれる人が現れることを願ってやまない。

【テーマ】フィリピンに咲いた紫陽花 うべべ

  • 2016.06.25 Saturday
  • 22:14

フィリピン生活13日目。
この頃になると、店で出される水道水も平気で飲むようになっていた。
しかし、何といっても旨いのは地ビール「サン・ミゲル」である。
値段も瓶1本で100円足らずと格安で、どこの店にも置いてあり
まさに安い・早い・旨いを地で行く地ビールである。

 

フィリピン料理は味が濃くて脂っぽいものが多い。
その分だけ地ビールをがぶがぶ消費しているのも頷ける。
知らない人も多いと思うが、フィリピン人はお米が大好きである。
いわゆる『タイ米』であり、日本人にはあまり人気のないお米だ。
だが彼らはお米をこよなく愛している。
フィリピンに居ると一週間に2,3回は行くことになる地元の有名チェーン店
『Jollibee(ジョリビー)』に行ったときもそうであった。
マクドナルドと同じ、ハンバーガーのチェーン店である。
ハンバーガーとフライドチキンを注文したつもりが、出てきたのは
ハンバーガー+フライドチキン+ライスであった。
この衝撃は、大阪に来てお好み焼きにライスが付いてきたあの時のものを上回った。
お好み焼きは、まだおかず感をかろうじて残している。
しかし、ハンバーガーはパンであり、もはや炭水化物感しか無い。
当然のことながら、ライスはほぼ全て残した。
あとでフィリピン人に聞いたところ、それはハンバーガーのライスではなく、
フライドチキンのライスだということだった。
しかし私は声を大にして言いたい。うっせえ、と。

 

フィリピンに居ると一週間に3,4回は行くことになる地元の有名チェーン店
『INASAL(イナサル)』に行ったときもそうであった。
ビールとつまみを注文して会計しようとしたら、店員が「アンリラーイ?」と聞いてきた。
元・傭兵の本能が危険を察知したので意味も分からぬまま「No!」と断った。
これが正解であった。
席でビールを飲んでいると、目の前を全速力で店員が駆け抜けていった。
大きな炊飯器?(のようなもの)を抱えている。
客が手を挙げると、すぐ店員がダッシュしてライスをよそっている。
先ほど聞かれたアンリラーイは、『Unlimited rice(無限ライス)』のことであった。
私が苦手なあのタイ米を、どんぶり数杯おかわりしている猛者たち。
そして、なぜか全速力の炊飯器店員(通称:ライスボーイ)。
あやうく私は無限ライス地獄に巻き込まれるところであった。

 

そんな訳で、私は猛烈に日本食を食べたくなっていた。
フィリピンにも日本料理店はいくつかあるが、どれも尋常じゃなく高い。
味は日本より遥かに劣るくせに、値段は1.5〜2倍くらいする。
フィリピンに来る日本人は金持ちばかりなので、価格設定がかなり高めになっているのだ。
私はしがない元・傭兵なので、そんな贅沢はできそうになかった。

 

ある日、クリーニング屋の帰りにいつもは行かない通りをぷらぷら散歩していると
韓国料理のお店がずらーーっと並んでいるアーケード街を見つけた。
こういう所は、マニラに住んでいる韓国人たちが集っているので、
日本人としては少し入りづらい印象がある。
でもたまには韓国料理もいいかなーと思っていると、その店を見つけた。
韓国式焼き肉店の間に挟まれた小さなお店、「AJISAI(あじさい)」である。
もしかしてと思って見てみると、やはり日本料理店であった。
しかも価格設定が庶民向けになっていた。
私はこの店に来るために生まれてきたのだと思った。

 

「イラッシャーイマセーーー」
店員は完全にフィリピン人だったが、カタコトの日本語で挨拶してくれた。
メニューを一通りみて、カツ丼(300円程)とカニサラダ(250円程)を注文した。
店内には私しか居なかったが、注文してから出てくるまで20分くらいかかった。
それでも、味は待つだけの価値があるものだった。
いわゆる日本の庶民的食堂の味、醤油ベースで味のしみたカツ丼である。
何より、お米が日本米であるのが涙が出るほど嬉しかった。

 

その後も、日本食が食べたくなったらこの「AJISAI(あじさい)」に来るようになった。
変なものを売りつけられそうになったり、感電したりしたときも、ここに来れば
温かい日本料理とカタコトのフィリピン人が待っていてくれる。
フィリピンという異国の地で見つけた、第二の故郷であった。
私は一生忘れないだろう。
冬のフィリピンの片隅に咲いた、この小さな紫陽花のことを。

 


この時の私はまだ、店名が実はAJISAIではなくASAGAO(あさがお)であることに気付いてはいなかった・・・(完)

近未来  Mr.Indigo

  • 2016.06.22 Wednesday
  • 02:31

初の2冠、MVP3連覇である。

ともに同着とはいえ、素直に嬉しい。

まずは私に投票して下さった方々に感謝である。そして他の人、他の作品に投票して下さった方々にも、主力選手の1人として感謝の意を示さなければなるまい。

 

今回は投票総数が9票と非常に少なかった。はっきり言って危険水域である。がりは氏の復活もあって、作品の平均点は高いと思うのだが、絶対数に難がある。

先日うべべ氏が「読者+1」運動を提案してくれた。これは素晴らしいことだと思う。PREMIERはそれだけの価値があるものであり、だからこそ私も精力的に執筆活動を行ってきた。

しかし、それからが率直に言って良くない。14日までは水準並みの更新があったが、その後拙作「うんちの話の話」がトップという状態が5日も続いた。

執筆者が複数で、皆仕事などを抱えているから、ある程度ムラが出るのは仕方ない。しかし、PREMIERを読むように勧められた側の気持ちになっていただきたい。一読していくばくかの関心を抱いても、5日間も更新されない状態が続いては、自然と足が遠のいても仕方ないのではないだろうか。

私も反省している。自分の作品は毎週火曜の午前0時に更新されることになっているが、作品のストックはあったのだから、統括本部長と相談して無理にでも1作ねじ込んでもらう手もあった。

うべべ氏の提案を受け、私も信頼できる知人5人に布教したが、更新が途切れて申し訳ないというのが正直な思いである。

私を執筆陣に誘った統括本部長の意図は、PREMIERの活性化であろう。ゆえに、誘いを快諾した自分には活性化に貢献する義務がある。偶然とはいえ、複数の主力が活性化をめざしていたこの時期に、活性化している状況を読者諸氏に見せられなかったことが、私は残念でならない。

しかし、チャンスはこれで終わりというわけではない。これから活性化していけば良いのだ。PREMIERはいつ見ても面白いという状態を作れるように、微力ながら頑張っていきたいと思う。

 

さて、今回私はがりは氏と同数ながらテーマコンテストの最多得票をいただくことができたが、ベルトを巻くつもりはない。

チャンピオンの象徴がベルトというのは、一部の格闘技に限定されるものである。それは、PREMIERの閉鎖性を暗示しているとも言える。

一方、今の私が日常的に会う人で、信頼度と文筆への関心の両方を満たしているのは、ほとんどが女性である。したがって、私は女性にとって敷居が少しでも低くなるようにしていきたいのだ。

とはいえ、これまでのPREMIERの積み重ねを否定するつもりはない。がりは氏はベルトを巻けばいいし、Indigoはメダルを掛けるなり月桂冠をかぶるなりすればいい。それだけのことだ。

 

最後になったが、7月のテーマは「制御」にさせていただきたい。

「制する」「御する」という、物事を操り働きを限定するという意の漢字が重なった熟語だが、その意に反し、用途としては無限の可能性があるように思う。

文系でも理系でも、小説屋でも随想屋でも、正統派でも異能派でも、皆が実力を発揮できるテーマではないだろうか。

多くの人が、自らの感性を極力制御せず、個性的な作品を寄稿して下さることを期待したい。

なる早考察 Mr.Indigo

  • 2016.06.21 Tuesday
  • 00:00
「なる早で」
世間でこのフレーズが多用されるようになったのは、いつ頃からだろうか。誰が使い始めたのかは知らないが、今やすっかり市民権を得たと言ってよいだろう。
この略語は頻繁に使う人もいるが、全く使わない人もいる。もちろん好き嫌いもあるだろう。響きが軽薄すぎて使うのに抵抗があり、親しい後輩にも「できるだけ早くやってくれ」などと言う人もいるに違いない。
また、「なるべく早く」というニュアンス自体を使わない、すなわち指示や依頼をするなら具体的な期限を提示すべきだと考える人も存在するはずだ。

それでも「なる早」という略語はすっかり定着している。少なくとも社内において上司(先輩)→部下(後輩)、あるいはほぼ同格の関係であれば、かなりの頻度で耳にすると思われる。なんだかんだ言って、便利なフレーズだからだろう。
どんな言葉でもそうだが、大切なのは口調と前後関係で、うまく使いこなせる人も少なからずいるのだ。

「時間ないから、とにかくなる早でやってよ!」
吐き捨てるようにこう指示するのは、言うまでもなく最悪だ。
「他の仕事もあるやろから5分とか10分とは言わんけど、なる早でよろしく」
後輩に仕事を頼む場合は、こんな感じで言うのが模範的だろう。そうすれば、急ぎの用件を抱えていなければすぐに、抱えていればそれを終えた直後にやってくれるに違いない。
多くの会社はそうだと思うが、同じ部署の複数名で取り組んでいる案件もあれば、担当が1人しかいない案件もある。他の誰もわからない急ぎの仕事があったり、社長から頼まれている作業があるかもしれない。自分の方が立場が上であれば、そのあたりは融通を利かせてやるべきで、具体的な数字を伴う期限で縛るべきではないと私は思う。
そして、本当に一刻を争う、5分とか10分しか猶予がない場合は、相手が後輩といえど平身低頭で謝らなければならない。
「申し訳ないけどなる早でお願いします。できれば10分くらいで」
もちろん、極力そうならないようにするのが先輩というものであろう。グズで知られる私ではあるが、社内でも世間的にも中堅といえる立場になり、後輩も増えてきたから、気をつけなければ。

さて、もう1つ留意すべきことがある。「なる早」という略語は親しみや信頼関係の土台があってこそ使用が可能になるということである。
この略語には好き嫌いがあるし、あまり知らない人から「なる早で」と急かされても不快になるだけだ。あくまで正式なビジネス用語ではないという認識を持つ必要がある
だから私は、いかに長い付き合いであっても、社外の人にはこの言葉は使わないことにしている。
まあ、自分を主語にして「なる早で資料を送りますので…」くらいはうっかり言ったことがあるかもしれないが…。

ガラにもなく仕事上のマナーについて語ってしまったが、私の個人的な夢は、なる早でフリーライターとして生計を立てられるようになり、会社勤めとおさらばすることである。
まあ、その話は別の機会にすることとしよう。

結果発表!!

  • 2016.06.19 Sunday
  • 00:24

みなさんこんにちは。
ZPGP統括本部長A.ハッガリーニです。

投票へのご参加ありがとうございました。
雑兵日記PREMIER2016年5月度の投票結果発表をいたします。
まずは最優秀作品賞の発表です。

最優秀作品は2票を獲得したこの作品です。

さる がりは


変わったアイディアの作品で未曽有の大接戦を制しました。
お願い事を一つしていいですよ。
よろしく!


そして、MVPを発表します。

Mr.Indigo

がりは

4票ずつを獲得した二人が分け合いました。
2人の活躍で本数も維持してきたわけであります。

5月のPREMIERを支えていた二人ですからね、順当な結果に見えます。


続きまして、テーマ「変な先生」コンテストの結果です。

 

実録:1992年の変な先生(中学校編) がりは 

天才両生類 Mr.Indigo

ここもIndigoとがりはが分け合いました。
7月のコンテストのテーマ決めてください。

今回の結果です。

2016年5月度投票結果


また感想やご意見を是非お寄せください。
他のご要望も承ります。


今後も雑兵日記PREMIERは続いていきます。
よりよい作品をより多く送り出していきます。
良いと思った作品はどうぞどんどんシェアしてやってください。
ツイッター?フェイスブック?ブログでも口コミでも。
どうぞよろしくお願いいたします。

うんちの話の話 Mr.Indigo

  • 2016.06.14 Tuesday
  • 00:00
「お父さん、うんちの話しよ〜」
ある平日の夜、私は長女に誘われた。

その日、私は前夜からの体調不良により会社を早退した。珍しく夕方に帰宅した私は、長女に事情を説明した。
「お父さん頭とお腹が痛いの。うんちが1日に10回くらい出るんだよ。大変でしょ?」
「すごーい」
おいこら、その反応はなんやねん。まあ、そこは4歳児で実感もないししゃーないか。

その後2時間ばかり睡眠をとり、妻が作ってくれたうどんを食し、布団でゴロゴロしている際に訪れたのが冒頭の場面である。
まあ、眠気もないし相手をしてやるとするか。
「お父さんは昨日の夜、電車の中でお腹が痛くなって、駅でうんちをしました」
実話である。厳密に言うとその時は既に日付が変わっていたが。私は無駄に明るい口調でテンポ良く話を続けた。
「お父さんはおうちに帰って、またうんちをしました」
実話である。終電が詰んでタクシーで帰った話は、相手が4歳児なので省略。
「お父さんは夜中に目を覚まして、またうんちをしました」
実話である。
「お父さんは朝起きて、おうちで2回うんちをしました」
実話である。
「お父さんは会社に着いて、またうんちをしました」
実話である。
長女はケラケラと笑っている。まあ、当方もいたわってほしいわけではなく、面白がって言っているのだが。

そういえば、風呂の壁に貼っている五十音表でうんちの話をしたこともあった。各々の文字に単語とイラストがついているのだが、単語の半分近くは動物だ。
「きりんはうんちをしますか?」
「しま〜す」
「くるまはうんちをしますか?」
「しませ〜ん」
「けむしはうんちをしますか?」
「うーん…」
「お父さん見たことないけど、すると思うんだな。毛虫も動物だから」
というような要領である。
「こうもりはうんちをしますか?」
「しま〜す」
「ちなみにこうもりは実は鳥の仲間じゃなくて、人間やきりんやぞうと同じ哺乳類っていう仲間なんだよ」
とか何とか、時折うんちくも挟む。
かくして、風呂でのアホな授業は続いていくのである。

それにしても、なぜ子供はうんちの話が好きなのだろう…と書き進めようと思っていたのだが、実はうんちネタが好きなのは大人も同じだ。
自分も好きで長女とうんちの話をしているわけだし、某人気深夜番組(妻が毎週録画している)で桃太郎電鉄が登場した時にも「うんちカード」の話が盛り上がっていた。うんちネタは子供から大人まで幅広い愛好者を持つと言ってよいだろう。

では、その根強い人気の理由は何だろう。
まず挙げられるのは、老若男女に共通する排泄物だからではないか。うんちに関する何らかの思い出は、日本人のほとんどが持っているはずだ。
次に語感。「うんち」にせよ「うんこ」にせよ、子供でも言いやすく、なんとなくユーモラスな響きが良い。
あと、世間にはびこる蛇がとぐろを巻いたようなイラスト。あの形状で排出することは不可能だが、それゆえに現実の苦しみを想起させず、うんちネタの普及に貢献しているのではなかろうか。

時代が変わっても、これらの事象に変わりはないだろう。
うんちネタよ、永遠なれ。

明るい悩み相談室PREMIER(193)〜ポスター〜 がりは

  • 2016.06.13 Monday
  • 08:41
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?
 
先日、タワーレコードでアルバムCDを一度に複数枚買ったのですが、ポスターがおまけで付いてきました。丸められていて誰のか分からないまま受け取ったのですが、帰宅後確認してみると某男性シンガーのものでした。彼の音楽はもちろん好きですが、顔のアップのポスターを壁に張ろうとは思いません。丸められたままのポスターは、どうすれば良いでしょうか?
 
ほうほう、わっかりますわっかります。
店員に押し付けられた男の顔のポスター、どう考えても貴重なあなたの壁に貼るのは冴えないですね。


多感な中学生時代にBOφWYの解散を迎えた我々は、結構な人数が自室の壁にポスターを貼っていました。
私も昔サザンオールスターズのポスターを壁に貼っていましたし、最近でも中邑真輔の2015年1.4東京ドームでの入場シーンの良い写真があれば飾っておきたいと思っていました。
 
しかし、一人暮らしでない限り、自室に異性のポスターはなかなか貼れないのではないでしょうか。
その人がとても好きだとしても。
中学生の時は家族、成人して結婚してからも家族、家族の目というのはなかなか厳しい。
大学生で一人暮らしを始めたとしても、彼女ができて遊びに来るとなればちょっと。
ポスター自体は異性よりは同性のものの方が無難な気さえしてきます。
大体ポスターを毎日眺めて何が楽しいんだ、とあなたの中のリトルあなたが言うかもしれません。
 
お店に押し付けられた好きでもない誰かの顔のアップが部屋に貼ってあるというのは確かにあまり気分の良いものではないかもしれません。
私も槇原敬之のポスターを壁に貼ろうとは思いません。
 
そんなポスターは捨てておしまい、というのも簡単ですがここはひとつ提案があります。
ポスターと同じ大きさの色画用紙を買ってきてください。
そしてポスターを粗く10くらいに裂いてください。
できれば顔のパーツごとくらいがいいですね。
そしてそれを適当にコラージュしてください。
ピカッソをイメージしましょうか。
ひと手間加えたそのポスターは少なくとも誰かに押し付けられたものではなくなりました。
上から大きめの刷毛で絵の具を適当に塗りましょうか。
え?失敗したら?
捨てたらいいじゃないですか。
誰も損しませんよ。
 
ちなみにこの方法であれば、あなたが本当は貼りたいけれどもいろいろな人の目が気になって貼れなかったあんなポスター、こんなポスターも貼れると思います。
どうぞお試しを。
 
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【テーマ】紫陽花 Mr.Indigo

  • 2016.06.10 Friday
  • 00:00
紫陽花。
連想するのは大渋滞。

奈良県の大和郡山市、ウチの実家から3kmほどのところに、矢田寺という関西有数の紫陽花の名所がある。そして、大和郡山の市街地や奈良市中心部から実家のすぐ近くを通って矢田寺に向かう道が、6月になるとえらく渋滞するのだ。
近場に花の名所があるのは良いが、歩いて行くにはちと遠い。急な上り坂が続くので、自転車は意味がなく危険なだけだ(そもそも雨の日が多いし)
私が住んでいた頃は車もなかったし(両親とも免許なし。今は末弟の車があるが…)、たとえ車で行ったとしても時間がかかる。近さを知っているだけに、遠方からの参拝客よりもイライラすることになりそうだ。
最寄りの近鉄郡山駅から矢田寺へ向かうバスは、普段は2時間に1本くらいしかないが、6月になると臨時便が頻発する。多い時は1時間に3本くらいになっていたような記憶がある。しかし、言うまでもなく定時運行は不可能だ。
要するに、梅雨時に矢田寺へ行くのは距離の割にハードルが高いのだ。ウチの近所で得をするのは、寺への道沿いにある喫茶店と蕎麦屋くらいだろう。

それはさておき、矢田寺は紫陽花の時季だけ入山料を徴収する。セコいという気はしなくもないが、紫陽花以外にも多数の文化財を有する古刹としては、この時期に諸経費1年分を稼ぐのは賢明な策だと思われる。

紫陽花。
連想するのは足元注意。

紫陽花の名所は、丘陵地とか山の中腹にある寺院が多い。
前述の矢田寺も然り、首都圏で挙げるならば鎌倉の明月院や長谷寺もまた然り。
梅とか桜とかバラとかコスモスとか、他の季節の花を観賞に出かける場合、雨の日は避けるという人が多いだろう。
しかし紫陽花は別だ。
こんなに雨が似合う花はない。
雨天上等という人が多いのではなかろうか。
だが、考えていただきたい。
傾斜のある狭い道を、傘をさした人々が密集して歩くのである。危なくないはずがない。
そして、矢田寺の場合は山門から長い石段を上らなければならない。
石が斜めを向いているところもあれば、滑りやすいところもある。
紫陽花観賞は足元注意。
これが鉄則だ。

それはさておき、私は妻と出会うまで鎌倉の長谷寺を知らなかった。
私にとって、長谷寺といえば平安貴族の信仰を集めたという奈良県桜井市の古刹である。
奈良の寺は関東の寺とは年季が違うんだぜ、という思いは今も強い。

紫陽花。
連想するのはスピッツ。

〜雨、降り続くよあじさい通りを、傘ささずに上向いて走ってく(スピッツ「あじさ
い通り」)〜

独特のイントロが印象的な曲だが、「あじさい」という言葉は最初しか出てこない。
しかし、気づいたことがある。傘をささないのが好きな作詞家は、けっこういるようなのだ。

〜傘もささず、2人黙っているの。さよなら、私の恋(森高千里「雨」)〜

〜冷たい雨の中傘もささずに、2人海まで歩いたあの頃(山根康広「Get Along Together」)〜

みんな風邪引くぜ?家帰った時大変だぜ?大丈夫かい?

それはさておき、歳がバレるとはこういうのを言うのだろう。

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