【テーマ】代数幾何学におけるががばば ハッタリスト
- 2016.02.29 Monday
- 23:10
今月のテーマは「ががばば」ですので、早速ひとつ問題を出しましょう。
問.
1辺が4cmの正方形ABCDの頂点Aにががばばがある。
ががばばがAを出発してABCDの周上を毎秒1cmの速さで移動するとき、Aとががばばの距離が5cmとなるのは何秒後か。
ががばばって何やねんとか言う前に、まずは解いてみましょう。
言葉足らずなところは適当に補うとして、7秒後と9秒後、くらいが素直な答えでしょうか。
つまり、ががばばが何であれこの問題は解けるわけです。
よくある問題だと移動するのは点Pであったりしますが、点Pって何やねんという疑問も時々聞かれることのような気がします。
ただ、これは冗談ではなくて本質的に謎なところでもあるのです。
「点」を定義しようとすると、
・空間上の座標を持っている
・空間的な広がりがない
を満たすような何者か、といったところでしょうか。もし図を描けと言われたら黒い丸で表すのがよくある方法でしょう。
が、しかし、座標はともかく、広がりがどうとかいうのは実はあまり意味のあることを言っていません。
ががばばを描けと言われたらその時に初めてががばばって何やねんということが問題になるのであって、同様に「点」も図を描くのでなければ定義の必要すらない概念です。
数学は定義をきちんとしていくに連れて現実との対応が希薄になり抽象的になっていくことが多く、それが難しさの一因となっているように思います。
ちなみに、素粒子物理学において電子は「点」と見なされています。これは空間的な広がりがない、という意味です。
そういうことにしておけばちゃんと計算できるのでまあ良いのですが、でも内心では「点」って何やねんと思っている研究者は結構います。
分野を問わず、わからないままでも解けてしまう問題はたくさんあると思ったほうがいいのかもしれません。
それはそうと、ががばばって何やねんという話に戻りますが、どうやらががばばはぐもらごももの親戚らしいですよ。
ぐもらごももって何やねんですか?それはちょっと僕には…。
問.
1辺が4cmの正方形ABCDの頂点Aにががばばがある。
ががばばがAを出発してABCDの周上を毎秒1cmの速さで移動するとき、Aとががばばの距離が5cmとなるのは何秒後か。
ががばばって何やねんとか言う前に、まずは解いてみましょう。
言葉足らずなところは適当に補うとして、7秒後と9秒後、くらいが素直な答えでしょうか。
つまり、ががばばが何であれこの問題は解けるわけです。
よくある問題だと移動するのは点Pであったりしますが、点Pって何やねんという疑問も時々聞かれることのような気がします。
ただ、これは冗談ではなくて本質的に謎なところでもあるのです。
「点」を定義しようとすると、
・空間上の座標を持っている
・空間的な広がりがない
を満たすような何者か、といったところでしょうか。もし図を描けと言われたら黒い丸で表すのがよくある方法でしょう。
が、しかし、座標はともかく、広がりがどうとかいうのは実はあまり意味のあることを言っていません。
ががばばを描けと言われたらその時に初めてががばばって何やねんということが問題になるのであって、同様に「点」も図を描くのでなければ定義の必要すらない概念です。
数学は定義をきちんとしていくに連れて現実との対応が希薄になり抽象的になっていくことが多く、それが難しさの一因となっているように思います。
ちなみに、素粒子物理学において電子は「点」と見なされています。これは空間的な広がりがない、という意味です。
そういうことにしておけばちゃんと計算できるのでまあ良いのですが、でも内心では「点」って何やねんと思っている研究者は結構います。
分野を問わず、わからないままでも解けてしまう問題はたくさんあると思ったほうがいいのかもしれません。
それはそうと、ががばばって何やねんという話に戻りますが、どうやらががばばはぐもらごももの親戚らしいですよ。
ぐもらごももって何やねんですか?それはちょっと僕には…。