2015年ハロウィンナイトは百鬼夜行!?…の巻上 文責:Mr.Pink

  • 2015.10.31 Saturday
  • 23:52
秋深まる神無月も晦。
 
日暮れになりて、集へるありけり―――
 
場所:ピンクファーマシー
 
Mr,Pink「らんららららん♪お耳を付けて。はい、完成。でけた!V系黒ねこさんコスプレ!かーわいい♡」
ゴットゥーゾ「Pinkさん、ちょっと恥ずかしいです…」
Mr,Pink「いーの、いーの。年に一回の事なんですから。楽しんでらっしゃいな!」
ハッタリスト「なかなか、似合うじゃないですか」
ゴットゥーゾ「…(ポリポリ)」
 
ガリハ「なんや、Pink。表の張り紙見たで。またなんか企んどんか?」
P「おや。これは、ガリハ様。いらっさいませ☆」
ガ「『ハロウィンのコスプレ衣装賜ります。店主拝』て、なんやねん、コレ。」
P「ショーバイですよ。商売。今日日、薬屋だけじゃ食ってけませんからね。年中行事も取り込んで“攻め”の商いを展開しようとハッスルしてるところなんです。今年はハッタリさんと提携して化粧品を沢山作ってみたので、その売り込みも兼ねてやってるんですよ」
ハ「ボクは天才ですから、それぐらい簡単なんです。ガリハさんも一つやってみませんか?」
ガ「仮面者がコスプレ斡旋ねぇ。ハロウィンやからなぁ。折角やからオレもひとつやってもらおうか」
P「毎度ありがとうございます。そうですねぇ。ガリハさんには…フランケンシュタインなど、いかがでしょう?」
ガ「なんでやねん!吸血鬼とかゾンビとかもっと、ええのがあるやろが!」
P「いや、え?まあ…その。売れ残りかけてましてねぇ。コレ…」
 
精霊「なになにー?なんか、おもろいことやってんやん。俺もやってくれへん?」
P「おや?これは、アフリカの精霊様。いらっさいませ。承りますよ☆」
たりき「一年に一回ぐらいいいんじゃないですか?僕もお願いします」
P「はあい。毎度ありがとうございます!」
ガ「なんや。いつの間に、みんな、集まってきてたんか」
Mr.ヤマブキ「折角ですので、私もお願いします」
P「あァ?」
ガ「なんや。Pink。急にガラ悪くなったな?」
Mr.ホワイト「私も初めてなのでやってみたいのですが…」
P「あ゛ァ!?(怒)」
ガ「お、おい、Pinkどうした?落ち着け!」
P「これが、落ち着いてられましょうか。ガリハ様。おい。仮面者二人そこへ座れ!」
ヤマブキ&ホワイト「は…はい?…ハイ」
P「貴様ら…資本主義をなめんなよ!?」
ヤマブキ&ホワイト「え、えーー?!」
ガ「なんやねん、そのキレ方…どうしたんや」
 
 
 

2015年ハロウィンナイトは百鬼夜行!?…の巻下 文責:Mr.Pink

  • 2015.10.31 Saturday
  • 23:46

  Pink「どうしたもこうしたも。へちまも、カボチャもありまへんで、旦那。やい、仮面者ども。貴様ら、知らざァ、言って聞かせてやろう。耳の両穴かっぽじって、秋風が中耳に響くまできれいに掃除してからよく聞きやがれ。おぅ。お前らハロウィンてのはな。ハロウィンてのはな!」
 
Mr.ヤマブキ&Mr.ホワイト「ハロウィンというのは…なんでしょう?」
P「一般人が特別に一日だけ仮装する日だ」
ヤ&ホ「はぁ。まぁ。そうですけど。それが、何か?」
P「くぅっ…まだ、分からんか、このスカポンタン。いいか?日頃素顔で社会と向き合っておられる一般の方々が仮装してOKの日なんだ。それを、1年365日仮面被ってのうのうとしてるマスクマンが仮装したいだと?ハロウィンはな。ハロウィンという日はだな。仮面者にとっては仮面をはがして社会に繰り出す日なんだ。覚悟しやがれ!」
 
ガ「あ!Pinkがヤマブキとホワイトに襲い掛かった!仮面を引きはがしとんで。助けな!」
P「覚悟しやがれ、Mr.ヤマブキ!」
ヤ「ギャ!」
ガリハ「だいじょうぶか?ヤマブキ!」
ヤ「はぁん…」
ガ「なんで、お釜声やねんお前…」
 
P「覚悟しやがれ、Mr.ホワイト!」
ホ「ぎゃ!」
ガ「だいじょうぶか?ホワイト!」
ホ「…ん、ぃやん…」
ガ「なんで、お前もお釜声やねん…」
 
P「ふはははは…。どうだ。見さらせ。仮面者なんて素顔を見せればしょせんこんなものよ…」
精霊&たりき「お、おのれ。ヤマブキ&ホワイトの仇。お前の仮面もはいでやる、Pink!」
P「ほほぉ。どうぞ、どうぞ?」
精霊&たりき「あれ?一枚取ってみたけど、また、ピンクの仮面やな?」
P「ククク…どうしました?二枚の舌で800の嘘をつき100の仮面を持つこのアタクシをそんなことで、引きはがせるとでも思ってましたかな?お若いの。」
精霊&たりき「そんなもの、二人の力で全部引きはがしてやるっ。オラ!オラ!オラオラオラ!」
P「ふははは…ふははは…ふははは…あぁ〜…」
ガ「やめろ!二人とも」
精霊&たりき「あれ?ハッタリ…さん?」
 
ハッタリ「ふぅ…。やっと、気付いたようですね。ボクはPinkの振りをしていた天才ハッタリです。僕みたいな天才にとってPinkの物まねなど千羽鶴製造ロボットを作るよりも簡単なことでした。仮面をかぶってちょっと似た仕草をすればみんな騙されてくれるのですね。人というものは案外と騙されやすいということを実証する個人的な試みだったんですが…あっちを、ほっといていいのですか?」
 
 
いままで、じっとジャンパーのポケットに手を突っ込み眼鏡をかけし男がおもむろに我が顔を破り捨て、新たに出でたるはPinkの仮面をかぶりし男…
 
P「ひょほほほほ。みなさま、ごきげんよう。ハッタリ様。見事な変装すばらしゅうございました」
ハ「いやいや。みんなが騙されてくれるのを見るのも、なかなか、おもしろいものですね。Pink
P「ククク…私よりも私らしく生きていらしたので、このPink感服に堪えませんでした。」
ハ「今度はPinkが働く番ですよ」
P「うぐぅ。それは、まあ、善処するとして。さて、今宵はハロウィン。民間人は仮装し仮面者は全裸になる…」
 
ガ「いや。そんなん決まってへんで」
P「決まってなくても、なるのが筋というものでございます。全身素顔になってプリミエールの名前を使ってほら吹きまくってやるざます」
ガ「やめろ!仮面を剥ぐな!」
たりき「もう、手遅れみたいです。全裸になってる…」
P「失礼な!ちゃんと、赤ふんどし〆てるわよ!」
精霊「あれは、赤じゃなくてピンクやね…」
ガ「どっちにしても、あかんがな!あんな恰好でプリミエールの名前を喧伝されたらかなわんで!捕まえろ!」
たりき&精霊「合点!」
P「あとは、つえを持って。涎掛けをかけて。今年のコンセプトは『子泣き爺』道行く通行人に誰彼かまわず抱きついてやるざます。たんのしみだー☆それでは、みなさまお先に失礼!」
 
ガリハ&たりき&精霊「待て!」
たりき「てか、ガリハさんいつの間に、フランケンシュタインに?」
精霊「そういう、たりき君ケンタウルスになってんねんけど…」
ガリハ「精霊さん、ちょ。なんで腰巻いっちょうでマサイ族の格好してるんですか!この寒いのに」
ハッタリ「あ、ボクがちゃんと仮装は完成させておきました♡」
 
今夜のハロウィンは百鬼夜行。はてさて。今宵はどんな事件が待ってますのやら。
お楽しみ、お楽しみ。
 
(つづく)

コンピュータ将棋いろいろ(1)   ハッタリスト

  • 2015.10.31 Saturday
  • 13:03

(1)研究対象としてのコンピュータ将棋

コンピュータ将棋については、以前にも
2013.04.30 コンピュータ将棋について
で書きましたが、僕はこの話が好きなので何度でも書きます。

今回は、研究の視点でコンピュータ将棋を見ます。
分野としては、広い意味でパターン認識の一種と言っていいと思います。写真を見て何が写っているか答える、みたいなことです。
将棋においては、ある局面を見て有利か不利か判断する部分がパターン認識なのです。
こういった分野の研究や技術開発は、人間と同じことを人間とは似て非なる方法で実現することがひとつの目標となります。

以前に、
 将棋の強さ = 先を読む能力 × 形勢判断の能力
と書きました。
 コンピュータ将棋の強さ = ハード × ソフト
ということもできるでしょう。
これを見て、どうすれば人間のレベルに達することができるかというと、やはりソフトなわけです。
現状でも、人間と比較して将棋ソフトのパターン認識の能力ははるかに劣ると思われます。プロ棋士ではなく、アマチュアのヘボ将棋指しと比較しても、です。
計算がどんなに速くても、ソフトが20年前のままではおそらく弱い。下手の考え休むに似たりです。

よって、研究としてのコンピュータ将棋には次のような問題意識があったはずです。
「ソフトの改良によってハードの処理能力が生きるレベルに達することはできるか?」
当然イエスと思うかもしれませんが、しかし最悪のシナリオは、どれだけソフトを改良しても「ハードの能力が高いほど強い」という状況にはならない、というものです。
これは自明ではないです。

しかるに昨今のコンピュータ将棋を見たところ、ハードの性能によって総合的な強さは変化するようであり、PCを数百台つなげるような大規模並列計算にも効果はあるようである。
であるならば、将棋ソフトはハードの性能を生かせる最低限のレベルには達している、と言えます。
今後もハードの性能は向上するでしょうから、ソフトが今のままでも総合的にはより強くなっていくであろう、という予想ができるわけです。
そのような意味で、研究対象としてのコンピュータ将棋は役割を終えたと見られているのではないかと思います。

それでは、ソフト開発者にとってのコンピュータ将棋はどうなのか?
これは全く別の話ですので、日を改めて書きたいと思います。

ベストコメント賞発表!(前篇)  がりは

  • 2015.10.28 Wednesday
  • 00:03
今回の投票でも多くのコメントをありがとうございます。
せっかくいただいたので、MVPのわたしからコメントをお返ししたいと思います。
ヤマブキさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます。
前とは一見変わっていないようで、なんとなくぎこちない感じがします(自分自身がそうだからこそそう感じるのかもしれませんが)。
というコメントが「マグリットと不在」に昇華したんですね。
私も違和感を抱えていたところなので、鋭いコメントだと思いました。
 
105日のダメともさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます。
ゴミ倫理に着目してくださってありがとうございます。
「引越が落ち着いたら参戦したいです!!」
とのことですが、そろそろ落ち着いたんじゃないですか?
たりきのようにスマホで書いている猛者もいますよ?
人間には二種類いる。
リングに上がるやつと、リングに上がらないやつだ。
あなたはどっちですか?
 
ほわいとさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます。
つれづれ、良かったですよ。
「ビートが炸裂している。声に出して読みたい日本語。」
とありましたので、声に出して読んでみました。
すごく良かったです。
教えてくれてありがとう。
新連載も楽しみにしています。
バイトなんか無駄だ、という言葉に何人の学生が打たれたことでしょう。
 
10月9日0時のダメともさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます、と思ったらどっちも違うやないか!
まあ、いろんな人がいて世の中が成り立っているし、敵が強ければ強いほど私の技も切れます。
悩みも相談してくださっていますし、今回は大目にみます。
投票ありがとうございます。
「いつも戯れている黒猫をひっくり返してみたら、太ももの付け根にも白い差し毛を発見した。
1年以上の付き合いなのに知らないことがあったことに、新鮮に感じた。」
こういうこと、こういうモチーフでPREMIERに書いてみてはいかがでしょう。
お待ちしています。
人間にはね、二種類いますから。

ベストコメント賞発表!(中篇)  がりは

  • 2015.10.28 Wednesday
  • 00:02
10月9日20時のダメともさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます。
○○ロスの深さを理解してもらえたのは嬉しかったです。
私は赤毛のアンを読んだことが不幸にしてないのですが、モンゴメリとも話が合いそうですね。
お悩みの相談もありがとうございます。
赤毛のアンシリーズ、紹介をお願いします。
人間にはね、二種類いるの。
 
 
Eのさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます、と思いきや。
そうですか。
まあ、そうであってもね、私のコメントに対するスタンスはかわりませんけれども。
投票ありがとうございます。
あなたの願いどおり、島津が最優秀作品ですよ。
おめでとうございます。
要望をお聞かせください、に対する「映画を観に行きたいです。」というのはどういうことでしょうか。
そういうことを書くところではないと思うんですよ、PREMIERへの改善要望を書くところだと思うんです。
あえて、あえて書いてるんですか?
はっはー。
いやね、別に私に投票してくれていないから、つらく当たっているわけじゃないんですけどね。
お悩みにも誠心誠意お答えいたします。
 
blackさん。
MVPも最優秀作品も私に投票してくれてありがとうございます。
おとぎばなしを評価して頂いて嬉しかったです。
オチが難しい作品で、ばりばりなのかむしゃむしゃなのかもぐもぐなのか難しかったです。
おばあさんとかっぱの関係とか気になりますよね。
特に、「おとぎばなし」は容赦のないおばあさんの言葉と物語の終わりに、おとぎばなしでは無く、現代物語だと思いました。」
現代物語だとすると、この物語はなんのメタファーなのか、考えてみる価値がありそうです。
この読みの深さをPREMIERで生かしてみませんか。
人間には二種類ね。
 
g8np34osさん。
変わったお名前ですね。
「きゆみせあうらと」かと思ったのですが、これでもあきませんね。かやますんいよて、これもあきませんね。
なんとお読みすれば良いんでしょうか。
投票ありがとうございます。
「再開されたので。」
ということは、結構前からのお得意様ですね。
ありがとうございます。
今月の隠れた佳作「つれづれ」への投票、さすがですね。
次の投票では読みの披露を少しだけでもお願いします。
楽しみにしています。

ベストコメント賞発表!(後篇)  がりは

  • 2015.10.28 Wednesday
  • 00:00
ハッタリストさん。
相変わらず私に投票しませんね。
まあ、わかりますよ。わっかりますわっかります。
またこれを普通にしたいということで。
そのためには君の力が必要だ。
また私とゴツゴツのどつきあいをしましょうよ。
 
たりきさん。
まさかの該当なしとはな。
その挑戦状、受け取ったよ。
挑戦したからにはがつがつ来てくれないとさ。
「まだまだこれから。」なんだろ?
待ってるよ。
 
精霊さん。
最優秀作品賞、おめでとうございます。
島津は僕も投票しました。
良かったです。
シリーズでやってほしいです。
執筆者10人、作品数3011作品)くらいになったらいいですね
確かにそうなんですよね。
ハッガリーニもその辺を目指していろいろと手を打っているようですが、なかなか難しいみたいです。
しばらくは僕らで頑張っていきましょう。
 
ダックスフンドさん。
投票ありがとうございます。
二度にわたって書かれた「個人的な理由」がとても気になります。
島津の出なんですか?
それともアフリカの精霊さんとなんかあったんですか?
この間お酒を飲んだとか。
「活気づいたプリミエールは、やっぱサイコーっすよー」
ありがとうございます。
まだまだ、とメンバーが言っていますので、これはまだ活気づいていない状態です。
早急に「サイコー」の上の表現のご用意をお願いします。
お悩みをお寄せいただき、ありがとうございます。
しっかりと答えていきたいと思います。
 
さて、ここでベストコメント賞を発表したいと思います。
みなさんの投票あってのこのコンテストですから、誰か一人を選ぶことをしたくはないのですが、MVPの大切なお仕事とのことで。
 
ベストコメント賞はこの方です!
 
「ホワイトさん!!」
 
素直に感想が嬉しかったので。
ちなみに次点はblackさんです。
私はどうやらほめられて伸びるタイプなので。
 
また、投票が始まります。
みなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

本屋の仕事5〜つばめのけいこ〜 Mr.ホワイト

  • 2015.10.27 Tuesday
  • 00:00
春になると、本屋の軒先につばめが巣を作ります。昔からある商店街の古い店なので、つばめの巣作りは歓迎します。つばめは幸福と繁栄をもたらす鳥と昔から言われますが、商売人にとっては商売繁盛をもたらす縁起のよい鳥です。商売人だからなのか、昔の人だからなのか、やはり縁起は大事にします。私の両親は農家出身ですが、農家の人間の方が合理的・現実的な物の見方をするような気がします。

糞の掃除をするのは多少面倒ではありましたが、つばめの雛がピーチクパーチクやっているのを見ているとやはり心が和むもんです。よく親鳥が間違えて店内に入ってしまって、ものすごいスピードで店の中を飛び回っていました。その度に自動ドアの電源を切って、ドアを開けっ放しにして外へ逃すのです。

つばめが軒先にいると、不思議と老人たちが集まってきます。本屋のヌシのおばあちゃんの昔からの知り合いばかりです。つばめの雛を見ては、おばあちゃん同士でああだこうだ、みんな必死でえらいだの、親鳥はよく働いてえらいだの言い合っています。歳をとると子どもがかわいくてたまらなくなるようですが、つばめの雛の場合も例外ではないようです。

「ほれあんた、あれ見てみ。つばめがね、けいこしよるねん」。ある日、ヌシのおばあちゃんに言われて店の外に出ると、雛たちが巣立って、電線に止まっています。震えている子もいたりして、いかにも不安な様子です。まだ上手く飛べないので、少しずつ飛ぶ練習をしているのです。「稽古」、か。私は自分の口からは絶対に出ないそのボキャブラリーに感心していました。その様子は間違いなく「練習」ではなく「稽古」がふさわしかったのです。老人たちの言葉には体に染み付いたものが自然と口から出てきているようなべったり感があって、それに比べれば自分のような若者の言葉の軽さというか、言葉だけがふわふわと浮いているようなあのかんじは、なんとも味も素っ気も説得力もないものだなと、私はあきらめに近い感覚を覚えたのでした。

野球論考(11) たりき

  • 2015.10.26 Monday
  • 22:51
日本シリーズ2戦を終えてソフトバンクが2連勝。
大方の予想通り(と言って差し支えないでしょう)、ただソフトバンクの強さだけが際立つシリーズとなりつつある。
ソフトバンクは4番打者内川をケガで欠いているという状況下であるから、ちょっとはいい勝負してほしいものとは思うものの、このままソフトバンクの4連勝で終わってしまうのではないかという気がしてならない。
それだけ今年のソフトバンクは強い。
来年以降を展望するにあたって、主力選手の離脱だったり不調だったりで歯車が狂ってしまい今年のような強さが見られなくなるかもしれないなんてことは今のソフトバンクに関して言えば全然当てはまらず、ちょっとやそっとの主力メンバーの離脱では強さに陰りは見られないだろうという気がする。
他球団にとってはほんとに困ったものであろう。
 
セリーグについて言えば、シーズンではヤクルトの優勝で終わりクライマックスシリーズでも力を示した格好だが、秋口まではかなりの混戦だった。
高いレベルでというわけではなく、どの球団も不甲斐なさが目立ったような気がするのは非常に残念だが仕方がない。
そんな中、阪神、巨人、DeNAの来シーズンの監督がそれぞれ金本、高橋由、ラミレスに変わるということが決まっている。
 
DeNAのラミレス新監督は、中畑監督が作り上げてきた今のチームをどう受け継いでいくかということが注目される。
後半失速してしまったが、シーズン途中までは優勝争いを演じていたように力はつけてきたという印象がある。
外国人の監督がそれをどうまとめ上げていくのかということは気になるところだ。

 
阪神の金本新監督は、コーチ経験なくいきなりの監督ということになる。
たしかにそこに不安は覚える。
しかし、10年前に優勝したときのメンバーを中心にコーチ陣を置くことには好感が持てる。
コーチ陣の年齢層は一気に若返るが、ただの仲良し集団ではなく、強くなるためにどんどん厳しく指導していってほしいものだ。
「勝ちながら再建」はなかなか簡単にできることではないだろうが、「勝つ」ことはもちろん大切だが「再建」の方に重きを置いて采配を振るってほしいと思う。
 
巨人の高橋由新監督には驚いた。
個人的には、まだまだ現役で活躍できるだろうと思うからだ。ちょっともったいない気もする。
将来的に監督になるべき人なのかもしれないけれども、何も今でなくてもと思ったわけだ。
一つ気になるのは、若い監督になるわけで原監督がたまにやっていたような非情とも思えるような采配ができるだろうかということ。
もちろん、そんな采配をしなくていいのが理想だが、必要となったときに決断することができるか。
それは他の新監督にも言えることかもしれないが、重要なことだと思うのである。
 
交流戦の結果からも、パリーグに対して実力で劣るというイメージが拭うことができないセリーグ。
まだ日本シリーズの途中ではあるものの、新監督がどのような采配を振るい、それぞれどんな戦いを見せてくれるのか今から楽しみである。

MVPがりは選手へのインタビュー

  • 2015.10.26 Monday
  • 00:00
−MVPを勝ち取ったがりは選手です。がりは選手、おめでとうございます!
「いやー、どうもどうも。まあね、試合があれば、俺が取るに決まってるんだ。俺はね、そのために鍛えてるんだから。」
−それにしても見事な復活でしたね。
「おい!お前今なんつった!」
−はい?ふ、見事な復活と
「ふざけんなよ!俺はいつもこのコンディションだよ!ダメになった奴が元に戻るのが復活だろ?俺は復活してねえよ!」
−すみません。言葉に気を付けます。
「おう、今度から気を付けてな。質問あるか?」
−今月の闘いを振り返って感想を聞かせてください。
「簡単に言ってくれるねえ。今月、まあみんなまだ仕上がってはなかったよな。探り探りっていうか。いつも通りっていうか。だけどよ、そういう時こそが危ねえんだよ。急にやる気出てきたやつの一発がさ。そしたら案の定、あったよな。お洒落。」
−Mr.イエローの「おしゃれのセンスは磨ける」ですね。
「雑兵日記PREMIERはさ、いろんな人が読んでるけど結構将棋部とか将棋部上りが多いんだよな。で、将棋部関係の中にはさ、いろんな奴がいるけど垢抜けない奴が多いんだよ。でさ、垢抜けない奴の中にはさ、いろんな奴がいるけど垢抜けたい奴が多いんだよ。そういう層を狙いに来たよな。直撃だよ。」
−マーケティングが上手だということですか。
「マーケティング?そういう言い方もできるな。野郎のうまいところはよ、すぐに取り入れられそうなことをアドバイスしてるんだよな。すぐにでも買えそうじゃん、ベーシックカラーとか言って。ユニクロからオファーもらってんじゃねえの?」
−将来的にはそんな展望もありそうですね。
「でよ、あとは島津だよ。ありゃ参ったな。将棋部にはよ、いろんな奴が」
−がりは選手、だいたいわかりました。
「そう?」
−ええ。がりは選手の闘いを振り返っていかがですか?
「おれ?喝采だよ。いつものように幕があき、てな。」
−へえ。
「てめえ!!ぴんと来てねえな!出直してこい!」
−それでもわたしは今日も恋の歌うたってる、てことですね。
「知ってるんじゃねえか!」
−はい!
「まあ、特に意味はなかったんだけどよ。」
−今月は毎週日曜日に悩み相談室、加えておとぎばなしとゴミ倫理を書きました。手ごたえはいかがでしたか?
「悩み相談の○○ロスは手ごたえあったよな。あれは良かったよ。でもあれは狭いからなあ。何人かは泣けたと思うんだよ?でも大抵の奴には刺さらなかったんだろうな。悩みの相談してくれた人しか入れてくれなかったし。でもさ、深い感動を与える作品て、そういうもんじゃねえかな。」
−島津にはまったくかないませんでしたもんね。
「っだとこらっ!!」
−最後にファンのみなさんに一言。
「これかも、このベルトを争う闘いが続く限り、このベルトをね俺色に染め続けるから。目に焼き付けてくれ。以上!!」
−MVPのがりは選手でした。

明るい悩み相談室PREMIER(168)〜終了の不安〜 がりは

  • 2015.10.25 Sunday
  • 07:52
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?
 
PREMIERが終わらないか心配です。」
 
ほうほう、わかりますわかります。
私も一時期はとても心配でした。
もしかして、雑兵日記PREMIERに明るい悩み相談室PREMIERしか残らなくなり、看板を掛け変えなくてはならないのではないか、いや、雑兵日記PREMIERの魂を継承するために看板だけは残しておいて・・・などと考えました。
 
バブル崩壊後なくならないと思っていた大きな企業が次々と無くなりました。
プロレス団体も解散したところ、名前だけ残っているところ、栄枯盛衰が激しいです。
お隣の総合格闘技界では2000年代に隆盛を極めたPRIDEも解散し(今年度末RIZINとして復活。)、K−1は存続しているものの存在感はなくなりました。
 
PREMIERもそうなる可能性はあります。
先日のMr.ヤマブキの「マグリットと不在」でも触れられていたように、我々は柱の一つ葉山悟を突然失い、その影響はまだ大きいです。
もう二年が経とうとしています。
亡くなって数カ月は数名が普段より頑張りました。
でも、あるタイミングで足がぱったりと止まり、20149月を最後に月20本を超えることがなくなります。
2015年には2度、月に5本という危機的状況に追い込まれます。
2015年2月から5、7、9、6、7、5と危機が続き、ハッガリーニでようやく立ち上がったわけですが、客観的に見れば2014年10月にそれまでの生産本数から半減したタイミングや、半減した本数がさらに半減した2015年2月に手を打つべきだと思うのです。
でも、手が打てなかった。
その間、書いていた人も書けなかった人もそれぞれに考えるところがあり、考えてもないところで影響を受けていたのではないかと思います。
もちろん、読み手側にも大きな影響があったのではないかと思います。

私のような気楽な相談稼業でも(気楽でないとやっていけませんよ。)影響は大きく、今年1月分以降投票が行われなくなり悩み相談も激減、休業状態に追い込まれたのです。
というのは言い訳で、この悩みが2014年に寄せられた最後のお悩みですけれども。
 
 
葉山の喪失というピンチを迎え、全力でそれを迎え撃ち克服したかに見えたPREMIERでも、徐々に縮退していきそのトレンドはなかなか止まらなかったことを考えると、世の中に盤石な物なんてきっと一つもないのだろうと思います。
続いていく、続いている、続けていくことには価値がある。
そして今ある物がそのような努力の上に成り立っていることを考えるなら、世の中はもっと輝いて見えるのではないでしょうか。
 
PREMIERはこれからも続いていきます。(明るい悩み相談室PREMIERも!)
どうぞよろしくお願いいたします。
 
※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。
ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2015 >>

カウンター

ブログパーツUL5

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM