夏休み課題図書(5/10)   ハッタリスト

  • 2014.08.31 Sunday
  • 23:00
【タイトル】
「生活保護をちょっとだけ学ぶ人のために」vol.1, 2, 3, 4, 5, 終わりに

【筆者】
Mr.スカーレット

【掲載日】
2013.02.03 - 2013.02.14

【こんな人におすすめ】
・生活保護に興味がある人
・生活保護に興味がない人

【感想など】
中学生のときのことですが、学校の掃除の時間には掃除をする人と掃除をさぼる人がいました。
僕は掃除をする側の人間でした。
不公平と言えば不公平には違いないですが、僕はそれはあまり気にしていませんでした。
掃除は掃除をする側の人がやればよいのであって、掃除をしない側の人もいるけれどまあそれはそれで、くらい。
掃除をしない側の人が多すぎると困りますが、掃除をする側の人間だけでも掃除は十分できていたので。

全然良い思想とは思いませんし、掃除をしない側の人を掃除をする側に変えるのは尊い行為なのかもしれないという気はします。
それでも、僕は自分がただいろいろとラッキーだっただけだという気持ちが強いです。

やればできるということを信じられるのはやってできたことがある人だけだろうと思いますし、それは環境が許さない限りできないことだろうとも思います。
この幸運の分だけをお返しをするというのは、そんなに悪くない考え方ではないでしょうか。

より積極的に世のため人のためにというようなMr.スカーレットの公務員志向には頭が下がりますが(皮肉ではないです)、残念ながら僕はそうでもない。
だから税金という形でとってくれるとありがたいので、個人的には僕からはもっとたくさんとってくれてもいいと感じています。

現場で見ればそれはもう納得し難いことは多いのでしょうから、「社会」に接する仕事はやっぱり大変なんだろうなと思いつつ、僕は自分がやりたいことをやって、それがついでに誰かのためにもなればいいなとは思いますが。

「7月度ベストコメント賞発表と満足度データ更新」 byアフリカの精霊

  • 2014.08.30 Saturday
  • 00:42
こんにちは、7月度MVPの精霊です。
まずは今月度のベストコメントの発表から。
Eのさん、おめでとうございます。
今月の厳しいコメントの多い中、選出コメントに私に嬉しいことを書いてくれたという完全に個人的な理由です。
もし私の作品が少しでもEのさんの気持ちの高揚に役立っていれば嬉しいです。
あと、投票に関しふっかつのじゅもん以外の全ての項目を書いていることも評価してのことです。

といっても7月度は全作品で13本しかなく、1月度と並んでの本数最低記録でコメントの中には厳しいものも見受けられます。
また次の表で見られるように満足度も5月度で過去最高評価を記録したにも関わらず今月度は過去最低となりました。
そしてミハエル氏がMVP選出なしの理由に執筆人数のことを書いていたので執筆人数の項目を調べてみました。
確かにミハエル氏の言うように執筆者が少なく前回「なし」が相次いだ2月度と同様の執筆人数だったようです。

        点数 本数  執筆人数
2013年1月   3.8   45    8
2013年2月   3.4   41    9
2013年3月   3.1   44    8
2013年4月   2.9   31    8
2013年5月   2.7   24    7
2013年6月   3    26     7
2013年7月   3.4   37    6
2013年8月   3.7   40    8
2013年9月   3.5   39    7
2013年10月  2.5   29    6
2013年11月  2.6   26    6
2013年12月  3.5   24    5
2014年1月   2.7   13    6
2014年2月   2.8   19    4
2014年3月   3.3   32    7
2014年4月   3.4   24    6
2014年5月   3.9   29    8
2014年6月   3.3   29    6
2014年7月   2.2   13    4
前回、「本数と評価値の関係はありそうでない」と書きましたが訂正させてください。
かなりの部分においてやはりあると思います。
いくつか気づいた点がありますが今日は1つだけ書きたいと思います。

それは「30本あれば3.0を超える」ということです。
3点というのは5つ評価がある中で真ん中であり、みんなが「普通」を選べば取れる点数なので、この3点という点数が「今月の日記が全体としてどうだったか」を分ける分かれ目となる点数です。
30本以上投稿されて3.0を切ったのは2013年4月(2.9点)の1回だけ。
30本を超えたあとの7か月は全てが3.0以上ということなので一定の関係はありそうです。
よって月別投稿数30本を超えることが1つの指標とはなりそうです。

逆に30本を超えなくても3.0を超えたのは、2013年6月(26本・3点)、2013年12月(24本・3.5点)、2014年4月(24本・3.4点)2014年5月(29本・3.9点)、2014年6月(29本・3.3点)と5回もあります。
ここで気づいたのが、最近3か月に連続して起きているということです。
この理由を考えてみた所、前年12月〜今年2月にかけての停滞期の揺り返しが来ていることも考えられましたが、「ゲスト参加」ではないかということに気づきました。
投稿人数のデータには詳細に書いてはいませんが、ここまでほぼいなかったゲスト参加が4月2人、5月4人、6月2人もいたのです。
過去最高得点3.9点になった月にゲストが4人も参加していたということも無関係ではないでしょう。

検討してみた所、執筆者人数それ自体と評価値との関係というのはそんなにありませんでした。
ただし、同じ投稿本数や執筆人数でもゲスト参加のあった月の方が評価値は高いというのはあると思います。

明るい悩み相談室PREMIER(142)〜おすすめのレイディオ〜 がりは

  • 2014.08.27 Wednesday
  • 23:37
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「最近のマイブームはラジオを聴くことです。朝、シャワーを浴びてから家を出発するまでの1時間程度、ラジオを聴きながらお出かけの準備をしてます。そんな状況にぴったりな、おすすめのラジオ番組を教えてください。」

ほうほう、それは大変お困りでしょう。
ラジオ、いやレイディオの魅力ときたらなかなかのものがありますよね。
私が子供の頃、朝食の時にはJ−WAVEがかかっていました。
おそらくジョン・カビラの番組だったと思います。
いい声でした。
テレビではなくレイディオがいいのは、大阪における漫才のように聞き流すことができることですね。
朝の支度の中で、どうしてもその場を離れなくてはならないシーンがあります。
例えば鏡の前で身だしなみを整え、香水を選ぶ時。
例えばどの家にも必ずある最少面積の個室で一日の構想を立てる時。
テレビですと刺激が強烈ですし、その場を離れて音だけ聞いてしまうと、電話の中のケータイでの通話のように補完が必要な情報になってしまいます。
気になって仕方ないです。
気になってテレビの前に戻ってしまうと身支度が遅れてしまいます。
そのうちに約束の時間に遅れ、遅れたのを言い訳するのが嫌になって仮病を使い、無邪気に晴れた空に告発されている気がして窓を閉め切り、布団をかぶってしくしくと泣くことになりますよね。
わかりますわかります。

レイディオでなくてCDではだめですか、と人は問いますね。
ニュースなんて出かける移動中にネットで見たらええんやと。
朝のレイディオなんてニュース+音楽なんだからと。
いいんですよ、いいんですけれども、そこには出会いや驚きがありません。
それはあなたが買った物、あなたが選んで入れた物。
一日の始まりにふさわしい出会いがDJによってもたらされる可能性がレイディオにはあります。

雑兵日記PREMIERの存在価値の一つに、レイディオのようなメディアであることがあげられます。
その昔、そこに気付いた辺直次氏やNIKE氏がレイディオ的なアプローチを見せてくれていましたが、そこまでいかなくてもここにはあなたが選んだものではない出会いが毎日のようにあります。
当たりも外れもあるでしょう。
でも新鮮な出会い。

そろそろわかりましたね。
朝はCD、家を出たらスマホやケータイでPREMIERです。
CDの代わりにアイポッド的な奴に大量に曲を入れてシャッフルするとなお良しです。
PREMIERには魅力的なDJが揃っていますよ。
さあ、今日の一局目、小沢健二で「僕らが旅に出る理由」。(音源は各自でどうぞ。)

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。
ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

たりき、夏の甲子園を憂うを憂う たりき

  • 2014.08.26 Tuesday
  • 00:57
第96回全国高校野球選手権大会は大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じました。
超スローボール論争だったり、機動破壊といった言葉が話題となった今年の大会の振り返りは後ほど改めてやるとして、今回は「がりは、夏の甲子園を憂う がりは」に対する私の考えを書き連ねてみようと思います。

一、甲子園で集中開催する必要ありあすか?
たりきの回答→はい。きっと。
たしかに、サッカーでは複数の会場に分けて試合を行っているわけですが、その理由として野球は毎日でも試合ができるということはあるでしょう。サッカーはプロでも週2試合ですものね。
もちろんプロ野球は毎日試合はやるけど毎日同じピッチャーが投げるわけではないという話はあるでしょうが、それはまた別の議論になる気がします。
高校野球でもWBCのような球数制限を検討しているといった話も聞いたことがありますが、その辺りをどうするべきなのかというのは本当に難しい問題だと思います。
さて夏の高校野球を複数の会場でやることを考えたとき、まず野外の球場は問題外でしょう。雨で順延してしまう可能性を考えると、主催者が予備日を含めてどれくらいの期間その球場を抑えておけばいいのか予想がつきませんから。大人の事情になってしまいますが、諸々の経費を考えると主催者が嫌がるんじゃないでしょうか。
となると屋内の球場、関西だったら京セラドーム大阪(大阪ドーム)ということになるでしょう。ドーム球場だと暑さを気にする必要はありませんが、その分、球場使用料が屋外球場に比べて高いような気がするのはネックになるんじゃないかなと思います。

二、夏にあんな暑い恰好で野球やらせる必要ありますか?
たりきの回答→はい。たぶん。
たしかに、野球のユニフォームはすごく重ね着します。ユニフォームの下にはアンダーシャツ、パンツは二枚ばき、ソックスも二枚ばき。
ただ、重ね着具合はすごいですが、そんなに暑さを感じてないんじゃないかと思うんです。というのも私が子どものときはたぶんなかったんですが、今ではユニフォームもアンダーシャツもとても通気性のいい夏用があるんですよね。そこのところは気にしなくてもいいのかなあと。
ユニフォームの必然性と言われるとよくわかりません。
ただ一つ体験談として、大学時代に研究室のソフトボール大会はジャージでやっていたんですが、ちょっとスライディングしただけで簡単に擦り傷をしたということがありました。薄いジャージではだめなんだなあと思ったわけです。
じゃあなんで女子のソフトボールが半ズボンなのかというとよくわかりません。

三、夏にやる必要ありますか?
たりきの回答→はい。おそらく。
彼らは高校生ですから、本来なら平日は授業があるはずです。そのため、日中から試合ができるのは春休みか夏休みということになってしまいます(予選は明らかに夏休み前からはじまっていますけどね)。
春休みにはセンバツ(選抜高校野球大会)がありますし、1年生もチームに入れて考えるとなるとやはり夏にするしかないのだろうと。
暑い昼間を避けるということは考えられますが、そうなると今度は別の問題が生じてしまいます。これまた大人の事情ではありますが、ナイターで行うとなると今度は照明代がかかってしまいます。
朝の早い時間と夕方に分けるということも考えられなくはないですが(まるで農作業のようだ)、今度は空いた昼間の時間に観客は何をして過ごせばいいのかという問題が出てきます。

昔とは、時代も夏の暑さもまったく異なります。
夏の高校野球も時代の変化とともに、延長最大18回までだったものが15回までに短縮されたり、準々決勝から決勝までが3連戦とならないような日程を組むなどしてきました。
それでも一昔前と違って夏になると熱中症という言葉を毎日のように聞くようになった近年ですから、まだまだ変えた方がいいところ、変えるべきところはあるかもしれません。
個人的な意見としては、せっかく地方大会を勝ち抜いてきた選手たちですから甲子園球場で思う存分プレーしてもらいたいと思います。
そのための環境をどう整えるか。大人の事情との兼ね合いはあるかもしれませんが、一番いい形を目指してほしいものです。

プロトコール  がりは

  • 2014.08.25 Monday
  • 07:49
家族とのコミュ、同僚とのコミュ、友人とのコミュ、それぞれ違うと思いますが、何か大きな違いなどがあれば教えてほしいです。

というご依頼を頂いた。
これは「コミュニケーション能力向上のために」という私の作品を受けての依頼だが、正直に申し上げてコミュニケーションの量ややりとりする内容は相手によって違ってくるが、それはその相手が属しているカテゴリーによって違うというよりは相手個人との関係によるところが多いのではないだろうか。
基本的なお作法としては相手の言っていることを最大限読み取り、読み解くことが大切で、その上で相手に読み取ってもらいやすいように伝えることを心掛ける。
これ以上でも以下でもないが、少しでも依頼に寄り添おうと考えると、幾つかのプロトコールの存在をご紹介するのがそれにあたるかもしれない。

日本で一般に広く使われているのが敬語というプロトコールである。
年上、目上、知らない人に対しては敬語を使って話すのが無難ということは誰しもが知っていることだろう。
学校や家で一生懸命このプロトコールを教えるのは、これを使えないとどんなに努力してもコミュニケーションが成立する場所にたどり着けないからだ。
前作と同じくサッカーで例えるなら、サッカー場に入れてもらえないという状態である。
さらにサラリーマン同士であればスーツ着用、名刺での自己紹介、と言ったところがプロトコールに入ってくる。
スーツの色にだって指定があるし(濃紺が無難)、髭やヘアスタイルも無難で。
この辺でファッションの自由を謳って面白いものを放り込んでしまうと、サッカー場になかなかたどり着けなかったり、通されたフィールドには芝が生えておらず、一面ぬかるんでたりする。
これではいいコミュニケーションができない。
ビジネスの場では一度閉じてしまった扉を開けるのはなかなか力がいるので、採用活動ではスーツをちゃんと着られるか、突飛な格好をしない見ることになる。

しょうもない話だなあ、これだから日本の会社は、と言う人もいるが多かれ少なかれそんなプロトコールはどこにでも存在している。
友人同士だからぞんざいな言葉遣いをしたりしないか。
家族だから甘えたりしないか。
ぞんざいな物言いをしないと親しみが出なかったり、度を越えた甘え方をしないと家族感がでなかったり。
これもプロトコール。
殴り合うようなプロトコールだって存在する。
不良映画、ヤンキー映画が一時期流行ったし、ONEPIECEだってそういうところがあるわけで、いつ殴り合うようなプロトコールが必要になるかわからない。
相手あってのことなので。

フィールドに入ってからは至ってシンプルなので(よく読み取って、丁寧に話す。)、まずはプロトコールを見極めて、フィールドに入れてもらえるように頑張りましょう。

「先生、情報は窃盗罪に入りますか?」 byアフリカの精霊

  • 2014.08.23 Saturday
  • 23:51
ある業者から個人情報が盗まれ、名簿業者に売られた事件が少しの間大々的に報道されていました。
しかし、その犯人はどうやら不正競争防止法違反という法律で捜査されているようです。
個人情報を「盗んだ」のだから窃盗罪じゃないのか?
当然出てくる疑問だと思います。

しかし、情報は盗んでも窃盗罪に当たらないというのはどうやら法律上争いのないことのようです。
刑法235条窃盗罪には「人の財物を窃取した者は…」とあり、情報はこの「財物」に当たらないからなのです。
裁判上も「物理的に管理可能なら財物」としているようで、気体・液体・固体として物質的に存在している有体物のみならず、エネルギ―的なものも物理的に管理可能として「財物」としていますが、情報はこの範疇には入らないようです。
明治時代に「電気は物じゃないから電気を盗んでも窃盗罪ではない」と盗電をした犯人を弁護した弁護士がいてその後245条に「電気は財物とみなす」なんて条文が作られたことは有名な話ですが、現在の裁判上はこの245条がなくても電気は物理的に管理可能だから電気窃盗は窃盗罪に当たるのでこの245条は特別な意味はない注意規定だと言われています。
ちなみに上記の明治時代の電気窃盗裁判ですが1審2審では無罪判決、最高裁で有罪判決になるといった非常に微妙なものでした。
情報も管理可能じゃないか!という反論もあるでしょうが、窃盗罪の対象となるものは物理的に管理可能なもの(有体物のみならず電気・冷気なども含む)であり、管理のできないとされる情報や電波は窃盗罪の対象とされていないというのが現状のようです。

さて、ここで注意しないといけないことは情報窃盗が窃盗罪に当たらないと言うのは、あくまで自分で用意したUSBメモリやHDDに記録して持ち帰った場合をいい、紙に印刷して持ち出した場合や会社に所有権のあるUSBにコピーして持ち出した場合にはその紙やUSB自体が価値のある財物に当たりますから「財物」を盗んだとして窃盗罪にあたります。
この犯人が窃盗罪で捜査されていないことから、自分で用意した記録媒体を使って盗み出したことは明らかでしょう。

個人情報については昨今重要性が話に上がっていますが、データが普及したこの時代では個人情報流出に関して紙媒体で盗まれることは少ないのでほとんどで不正競争防止法違反が適用されているのでしょう。
しかし窃盗罪が成立しないからと言って軽い罪になるわけでもなく、不正競争防止法違反自体が窃盗罪以上の刑を想定している法律であり、また犯人の立場や意図次第では業務上横領罪や背任罪も成立する可能性がありますし、民事上の賠償も多額になるに違いありません。
つまり情報窃盗は窃盗罪に当たらないかもしれませんが、重罪には変わりはないということです。

今月は2回続けて身近な罪名である窃盗罪について書いてみました。
刑法235条は「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」という短い条文ですが、1つの条文上にこの2つを例として多数の法律上の争いがあることを今月は紹介させてもらいました。

適切なサッカー解説(1)  がりは

  • 2014.08.23 Saturday
  • 00:02
適切なサッカー解説、というお題を頂いたがこれはかなり難しいですね。
どう話そうか考えていたんですが、例えば、例えばですよ、さいたま市には浦和レッズと大宮アルディージャというサッカーチームがあり、お互いのファンは反目しあっています。
この2チームによるさいたまダービーにおいて適切なサッカー解説というものを考えてみようと思います。
あ、大宮アルディージャになじみがなくて考えづらいですか。
毎年J2に落ちる落ちると言われながら落ちない大宮アルディージャを、それが故に受験生のお守りに使われることで有名な大宮アルディージャをご存じない?
そうですか。

たとえば、日韓戦を考えてみましょうか。
解説にもいろいろありますね。
例えば野球なら。
サンテレビで行われる阪神タイガースの中継で中立的な解説など有り得ません。
日本テレビで行われる読売ジャイアンツの中継も然りです。
日本において野球はどちらかに肩入れして観ることが文化として根付いていますから、それでも成り立ちます。
しかしサッカーだとどうでしょうか。
日本代表戦のサッカーの解説を分類すると
A.日本寄りの解説
B.相手寄りの解説
C.中立的解説
というスタンスの分類と
1. 技術的解説
2. 戦術的解説
3. 俗人的解説
4. 居酒屋的解説
という内容の分類の組み合わせになると思います。
内容の分類はもっと考えられるところですが、まあ今はこれくらいで。

日本において代表戦となるとAの解説しか聞けません。
A−1(風間、小倉等)、A−2(都並等)、A−3(代表経験のある現役選手等)、A−4(安太郎、ラモス、やべっち、加藤浩次等)の違いはあれどもAはAです。
Cが聞きたい人もいますよね。
チャンネルはいくつかあるのに、Aしか聞けないというのは非常にもったいないです。
たとえば、解説者もAKBのように総選挙してみてはどうですかね。
意外と日本人にはCを好む人口が多い気がします。
なぜならたとえば我々にとってワールドカップが自分事になったのは1998年からであり、代表が身近になったのも1993年からで歴史が浅いからです。
それより前からサッカーを観ていた人は、客観的にサッカーを観るのがかっこいいという価値感が体のどこかにあります。
スペインやオランダのユニフォームを着ている人、結構いるじゃないですか。
Jリーグ観なくても海外サッカー観ている人、結構いるじゃないですか。
コスモポリタンとして良いものを良いといいたい、そういう価値観の人が日本に結構いるように思います。
そのことがマスメディアに認知されれば(それが解説者総選挙ということであっても。)状況が改善されるのではないでしょうか。

適切なサッカー解説(2)  がりは

  • 2014.08.23 Saturday
  • 00:01
もし、私が解説をするならば、試合前に30分くらい時間がほしいです。
両チームのお国柄、おおまかな伝統的特徴を伝えます。
両チームにおいてその試合の持つ意義を解説します。
ここで負けると監督が解任されそうだとか、アジアカップに向けて手の内は明かさないはずだとか。
コパ・アメリカに向けて一軍は自国で調整中、実はU−22のメンバーがほとんどです、とか。
最近の試合や直近の練習からスターティングメンバーとフォーメーションを予想し、試合の注目ポイントを整理します。
その際には選手同士にある因縁などもある程度伝えます。
この二人はクラブチームではコンビを組んでいますとか、前回の試合で悪質なファールを受けて怪我をしましたとか。
ここで代表戦に出場したことのある他の解説者にピッチに立った時のことを聞いたり、出場選手の試合への意気込みなどを流しても良いでしょう。



試合が始まった後は、予想とずれているところをまず整理します。
例えばメンバーが違えばその変更による影響を、フォーメーションが違えばその変更による影響を。
技術的な解説(なぜ今のプレーでDFを抜けたのか、なぜシュートをGKがストップできなかったのか等)を私はできないと思うので、質問を投げかけていきます。
試合が膠着すれば膠着している理由を、オープンな撃ち合いになればその理由を、劣勢な方が打つ手を幾つか考え、手を変えないなら変えない理由を解説します。
この辺は交互手番ゲームの要素もあって、将棋での例えも可能そうです。
素晴らしいプレーには賞賛を、そしてその素晴らしさを解説します。
ファールについてもできる限り解釈します。
なぜファールが必要だったのか。

ということができれば、かなり良い解説だと私は思うのですが、ハードルが高そうですね。
テレビの解説でAしか聞けないのはテレビ界が抱えている多くの疾病の発露でもあるのですが、その辺を補う可能性があるのはインターネット放送ではないでしょうか。
テレビをつけて、音声はインターネットで聞くと。
ただ、それをマネタイズするのは難しいですし、マネタイズできないと解説にも限界が出てきますよね。
取材もただじゃないですから。
ということを踏まえるとテレビ局がインターネット放送で色んな解説を流すのが現実味がありますね。

適切なサッカー解説(3)  がりは

  • 2014.08.23 Saturday
  • 00:00
上記のように偉そうに言うている私のレヴェルを恥ずかしながらお知らせしておきます。

ワールドカップを観ている時にはサッカーを良く知っている先輩とLINEで会話しながら観ていまして、その会話の一部をお知らせします。

例:日本代表対コートジボアール代表の試合前
がりは(以下が)「日本代表のシステムとスタメンについてご賢察を伺いたい」
先輩(以下先)「我々は彼らに敬意を払わなければならない。なぜなら彼らは我々の代表だから。」
が「萌ちゃん(細貝萌)外した時点で興味がなくなったんですか。」
先「だははー。よくわかったな。ヘソがなくなっちゃったからな。」
が「蛍軽いからなー。」
先「あそこは経験だなー。」
が「蛍にドゥンガかガットゥーゾつけて修行させたい。」
先「ヨーロッパのトップリーグで一人レギュラーの奴を外してチーム作るってどういう神経してるかわからんちゅー話ですよ。」


例:ブラジル代表対クロアチア代表 ブラジル代表オスカルについて
が「オスカルってあんなしっかりした子だったんですね。」
先「そうそう、オスカルってもっとなよっと。モウちゃん(チェルシーのモウリーニョ監督のこと)鍛えたねー。テイって打ったね」
が「あれは止まらん。」

が「オスカルはプティ(1998年フランスワールドカップにおいてフランス代表の優勝に貢献したMF)みたいな献身を感じましたよ。」
先「よう守備する。足つっとったけど。」
が「気持ち大事。」

ブラジル−クロアチア 西村主審について。
先「審判がとらない基準で来たから楽しいけど、怪我増えるなあ。」
が「ペナの中(ペナルティエリアの中)は厳しかったけど、外はかなり流してましたね。」
先「良いレフェリングだったと思うよ。」
が「でもあれば基準だと日本はやられ損でおわりますね。」

後日
が「良いレフェリングだと思いましたが意外と評判悪いですね。」
先「いやいや、ああ言っとかんと監督は選手が守れんと。ブラジルには負けとらんと。審判に負けたと。だから次頑張ろうと。」



オランダ―アルゼンチン戦
先「悩むオランダ、というかやろうとしたことやめた感じやね。アルゼンチン人たちはやっぱアタマイイネー。ブラジル人とチガウ。」
が「うむ。サバレタもイグアイーンも大したもんですね。マスチェラーノでロッベンは止まるんですね。」
先「センターバックの位置がすごくいい。」
が「スペースなければなんもでけへんやろと言ってるような。」
が「あそこでオフサイド取りに行くんですね。」
先「そそ、縦ないと横ドリでペルシーとゴチャゴチャ(笑)オフサイドは偶然かもねー。」


このようなレベルですが、かなり楽しかったです。
わりと1から4までカバーしているような気もしますし。


まあそんなことせんでも、サッカー好きな人が集まってやいやい話しながら観るのが一番面白いと思いますけどね。

明るい悩み相談室PREMIER(141)〜6月にも祝日を!〜 がりは

  • 2014.08.21 Thursday
  • 00:00
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「GWの後は海の日まで祝日がありません。6月にも祝日が欲しいのですが、どのようにモチベーションを保っていけばよいでしょうか。」

ほうほう、それは大変お困りでしょう。
確かにわたしの周りでも6月に祝日がほしい、6月に祝日があったなら生産性が2倍(当社比)に上がるのに、と言った声を聞きます。
しかしあなたは私の周囲に比べて随分大人ですね。
祝日は欲しいのですが、無いという現実を受け入れ、その現実とうまく折り合おうとしていらっしゃる。
素晴らしい。

私はあまりモチベーションという言葉が好きではないのですが(やるべきことをやるのにモチベは関係ありません。)、それでもモチベがほしいというあなたのために考えました。

モチベその1:6月分の祝日は5月に先取りした
普通の会社では今は給料の前借りなどはできないと思いますが、こと祝日に関しては国家レベルで6月分を5月に前借りすることにしたんです。
6月分、もらってるんですよ、既に。
どれかって?
国民の休日、というわけのわからない休み、あれです。

モチベ2:雨降って地固まる
祝日の大切さ、嬉しさは祝日を失って初めてわかるんです。
いえ、あなたが分かるといってるその感覚は所詮机上の空論です。
体験しないとわからないことがあるんです。
断食を通して食のありがたみを知るように、大震災を通して普段の生活のありがたみを知るように、6月を通してあなたは祝日のありがたみを噛みしめることができるでしょう。
昔は6月7月8月と祝日がありませんでした。
今は7月に海の日ができて一息つけますね。

モチベその3:祝日が大変な人だっている
サービス業の方の中には祝日がお休みにならない方、むしろ忙しくなる方もいらっしゃいます。
商売が繁盛するということなので喜ばしいことのはずですが、皆が皆経営視点で毎日生活をしているわけではないので、本来なら月曜がお休みのところハッピーマンデーで出社しなければならない、なーにがハッピーマンデーだ!とおっしゃる方もいらっしゃいます。
そういう方々の幸せに思いを馳せる月、それが6月です。

1は「いやいや、祝日あるよ」、2は「ないことに意味があるのだ」、3は「あっても大変だよ」、という主張です。
個人的には6月は雨が多いので休みになっても嬉しくないな、ということとどうしても休みたいならずる休みでもすればいいのでは?と思いますが、いかがでしょうか。
祝日じゃないと休めないなんて、誰が決めたんですか?

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。
ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

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