明るい悩み相談室PREMIER(129)〜無礼〜 がりは

  • 2014.04.30 Wednesday
  • 01:00
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「一月半ばに公務員の後輩に電話を入れたら、電話に出ずに翌朝の月曜朝八時半前に「この繁忙期に何の用ですか」とメールを飛ばしてきました。

自営業者でもないのに業務が忙しいと言い訳にする公私の区別もつかない余りにも無礼な対応だったので、破門にすべきかどうか悩み中です。」

ほうほう、それはお困りですね。

揚げ足を取るようで申し訳ないですが、後輩という関係は破門できないのではないでしょうか。
破門するのはお師匠さんとお弟子さんの関係かと思います。
お弟子さんなんでしょうかね。
足が二本とも揚がっているようで、公務員とはいえ忙しい時期は忙しいかと思います。
八時半が業務開始時間かどうかも部署ごとに違うでしょうから、時間がお怒りの一端であれば落ち着いた方がよいかもしれません。

足を二本とも刈られたので後頭部を強打した?
申し訳ございません。
よく冷やしておいてくださいね。

さて、ご相談に入りましょう。
電話をかけて出てくれなかった。
電話を掛け返してほしいものですよね。
わかりますわかります。
電話に出られないのは仕方ないにしてもね。
後輩さんもしくはお弟子さんとのプロトコールがどうなっていたのかわかりませんが、基本的にコミュニケーションは等価で返してはいけないことになっています。
「おはよう」に対して「おはよう」では不十分で「元気?」くらい足して返して丁度ええと。
電話がかかってきたら、電話で返すのは基本でしょう。
それでも足りません、とコミュニケーションの教科書では教えています。

きっと後輩さんはそのくらいのことは知っていたのでしょう。
その上で
「この繁忙期に何の用ですか。」
というメールはなかなかのパンチ力がありますね。
少なくとも後輩から先輩に送るメールには通常使われないと思います。
とすれば電話に電話で返しても不足と考えた彼なりのサービス精神なのかもしれませんよ。
突っ込み待ちという。
さあ早く怒りの電話をしてきてくださいよ、と。
ハードでフィジカルなコミュニケーションをしましょうよと。
耳を澄ませば聞こえてくるかもしれませんよ、あなたを求める声が。

私も弟子を持つ身、ガイドラインを一応設けてます。
その破門の章を要約すると
「みだりに破門するなかれ。」
よそ様に大きな損害を与えるようなことがあれば、破門にしてよそ様に陳謝する。
しかし自分に対する損害であるなら、きっちり指導するのが筋ではないでしょうか。
先輩、もしくは師匠という形で彼と関わっている以上、後輩あるいは弟子の不始末はあなたの不始末でもあります。
まず、電話で叱ってやるところから始めましょうか。

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。
ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

氷の女王さま  Mr.キキョウ

  • 2014.04.28 Monday
  • 23:18
山国の冬暁は厳しい。生来、何十年とここで過ごしてきた身ではあるが、いまだに慣れないものだ。せっかくの休日なのだから今日は家でゆっくりしたいところだったが、妻に無理やり駆り出されて散歩をするはめになった。一度心に決めるとまげない妻なので、近所の公園までと約束を取り付け、お気に入りの紺色のマフラーをして出かけた。久しぶりに降った雨も昨夜のうちには止んだようで、空は青々と澄み渡っていた。これ以上はないくらいの快晴だ。しかし、時折ふく山風のせいか少し肌寒い。外に出るにしてもやはりもうちょっと着込んでくるべきだっただろうか。感じる気だるさのあまり口からもれた溜息は陰鬱さを吹き飛ばしそうな白色をしていた。

「お仕事、忙しいですか?」妻が私の顔を覗き込みながら言った。私は首をふる。
「寒いですから風邪なんかひかないでくださいね」妻は安心したように優しくほほ笑んだ。ちょっとだけ嘘をついたが、それは本当にささいなものだった。彼女も、節約しなきゃと言いながら三時のおやつはしっかりと食べているのだからお互い様だ。

公園に着くと、甲高い音を耳にした。パリンパリンと心地よい音だ。気の向くままに音のした方を見ると、少女が凍結した水たまりをじいと眺めていた。つい興味をひかれて見入っていると、少しだけひび割れているそれに向かって、少女は大きくとびこんだ。パリンパリン。爽快な足音だ。

「かわいらしい女王様ですね」
妻が言った。相変わらず凝った物言いをするものだと、つい感心してしまった。

「女王様?」

「だって、まるで自分の国みたいに遊んでいるじゃないですか。自由にふるまえる子どもの頃って、みんな王様なんですよね」

「へえ……」
とめていた足を動かすと、土とはまた違う踏み心地を感じた。足元を見つめると、私を中心に氷(彼女いわく国)が割れていた。辺り一面に残っていたそれの内の一つをどうやら踏んでしまったらしい。

「じゃあ、これは領土侵略か?」

「空から来たので、領空侵犯でしょう」

にこやかにほほ笑む妻に私は苦笑せざるをえなかった。私達はいつからこう難しく物事をとらえるようになってしまったのだろう。
音で私たちの存在に気付いたのか、顔をあげた少女と目があった。純とした黒い眼だった。彼女は私達をずずっと見たかと思うと、すぐに遊びに戻ってしまった。パリンパリン。恋をしてしまいそうなぐらい、魅力的で透き通った音だ。何十秒だろうか、しばらく聞き惚れていた。

「行こうか」

頷く妻の手をとった。まだまだ寒いのに妻は手袋をつけない。理由を聞いても、いつも笑顔を返すだけなので、いつしか聞くことすらやめてしまった。
パリンパリン。去り際にも氷の割れる音を聞いた。少女のリズムはまだまだ続く。冬が終わる、そのときまでは。

「祈りがもし届くなら」 byアフリカの精霊

  • 2014.04.27 Sunday
  • 22:22
夜の10時。
空腹を覚えた私は牛丼屋に自転車を走らせていた。
いつもなら我慢できるレベルの空腹感も今日はなぜか我慢できなかったのだ。

夜中自転車で走るのは、少し怖さもあるが爽快感もあって気持ちいい。
特に今の時期は気候の良さを手伝って気持ちよく走っていた。
しかし、もうすぐ牛丼屋というところで私の足は止まってしまった。

そこには小さいながらも地元の人ならだれでも知っている神社があるのだが、夜中は当然暗い。
昼はそれなりに年配者の参拝者がいるのであるが、当然この時間にお参りしている人は今までみたことがない。
街の中にあるものでありながら、鳥居を隔てた真っ暗な中は神域と呼べるに相応しい荘厳さを感じるものであった。

自転車を走らせながらふと神社の中を見ると、誰か参拝している人がいるのである。
思わず私は自転車を止めた。
ブレーキの音はそれなりにしたのだが、それでもその影は微動だにせず拝んでいる。
一心不乱に何かを願っている。
目を凝らしてみると20代か30代の男性が参拝しているようだった。
昼間見たなら何も感じないその風景に、私は数秒間目が離せなくなった。
年齢からすると、毎日日課として信心深くお参りをするようには見えない。
スーツを着ているのでおそらくは仕事の帰りだろう。
そして、ともすれば不気味さから立ち入りたくないと思える場所である。
そんな人がしかもこの時間にこの場所に…と思うと気味悪さよりも好奇心が出たのである。

しかしそんな好奇心もすぐに消えてしまった。
もろもろの事情を考えると簡単なことを願っているわけではないだろう。
家族の病気か、大きな仕事の成就か、奥さんの出産ってのも考えられる。
日頃は神社に参らない人がこの時間に仕事帰りそのままの格好で参詣しなければいけない理由があるはずであった。
そんなことを考えると好奇心をもって見ていることが失礼にあたるような不思議な気持ちになったのである。

私は自分が自転車で家を出た理由も忘れて見入ってしまった。
今から考えるともしこの場面で相手に気づかれていたらお互いが気まずい気持ちになっていただろう。
それでも私はその人の何かわからないお願いを一緒になって願っているような気持ちでその人をじっと見つめていた。
時間にして1分は経ったであろうか。
別に一部始終を見るつもりではなかったが、ついに私が根負けする形でその場を去ることになった。

その後、牛丼屋で牛丼を買って、同じ道を帰ってくるとその人はいなくなっていた。
誰もいない真っ暗な神社を見て、その人の願いが叶ってくれることを願わずにはいられなかった。

ベストコメント賞 by Mr.ヤマブキ

  • 2014.04.27 Sunday
  • 22:07
 今回MVPを頂けたのは旅行記の本数あってのことでしょうが、あれは帰った次の日から一日半かけて書いたもので、がりはさん、ハッタリさんの指摘通り少し粗かったと反省しています。それでも評価の厳しいホワイトさんに面白いと言ってもらえたのは、旅行記というもの自体が行ったことのある者による地球規模の内輪ネタという側面もあるからなんだろうと思いました。メインは知らない所の文化や雰囲気を知ることができるという点なんでしょうが。
 二月、三月は僕にとっては激動の二カ月で、二月は国試と旅行。三月は出不精の自分には考えられない程あちらこちらへ顔を出しました。あの人やこの人は今回会ったらこれから当分会わないだろうと思うと、人に会えば会う程に寂しい月でした。地元の将棋教室の先生なんて、もういいお年で、死ぬまでお会いすることが無いという可能性だって十分にあると思うのです。本気で会おうと思えばいつでも会える距離ですが、でもそれこそが結果的に一度も会わないという自体を招く大きな要因なのだと思います。
 自分の世界にとってのある人の死が、その人の不在、ということならば、バイバイしたらその人はすでに死んでいるかもしれない、ということになります。人に会って別れて会って別れてを繰り返していると、そんなことまで浮かんできてどうしようもなくセンチメンタルになってくるのです。そのときの心の模様が感謝と決意の文に現れているように思います。春というのはどうも人を暗くさせるもので、「モルグ」の書かれた2009年3月のPREMIERを思い出しました。
 さて、ベストコメントを選びましょう。一番最後のダメとも!さんのユーモアに差し上げることとします。
 僕の方は何とか執筆量の落ちないように頑張りたいと思います。それではまた。

PREMIER探訪(4)  がりは

  • 2014.04.27 Sunday
  • 01:39
前回からだいぶ時期が空いてしまいました。
楽しみにしてくれていた方、申し訳ない。
何のことやらさっぱりという方、気にせんといて。
こっちの話なんで。

2012年4月の話です。
PREMIERでどこか一月だけ選べと言われたらこの月になるのではないでしょうか。
ここにあるのは互いに高め合う個の集合です。
それこそがみんなで書いていることの意味であり、PREMIERの面白さの源泉と言っていいと思います。
誰かが突出して頑張ることは割合起こりやすい事象なのですが、この月のように書いている人みんな出来がよく、しかも二枚エースがいる状態というのは奇跡です。

この奇跡の月は是非全作品を読んでいただきたい。
投票をし直したらその度に違う結果が出そうな月です。
この月、Mr.ヤマブキは10本の小説(「星摘み」とか「時計式」とか。)で勝負し、見事MVPを獲得しました。
今読み返しても良い小説が多く、どれが最優秀作品に選ばれてもおかしくない出来です。
私も自信作「バイバイ・キング」で勝負しました。
これは最優秀作品を取れると、そしてMVPを決定づける一打になると確信して放った一本でした。
しかしこの月を制した作品は「How to play SHOGI」というハッタリストの作品でした。
ユニークではあるが普段の月では最優秀作品まで届かなかったであろうこの作品が獲ったのです。
本当に不思議な現象です。

私はこのPREMIER探訪を書くに当たって過去の作品を意識的に読み返すのですが、当時は評価できなかった作品が改めて読むと良いと気付くという体験を頻繁にします。
(同時に誤字脱字も時々みかけます。)
これは何なのでしょうか。
この話を考える時には「作品に手が入っている、校正されている」のか「私が成長している、変化している」という説が有力です。
後者であってほしいと思います。
前者だとしても、プロ意識の表れですし、歓迎します。

だまされたと思って、PREMIERの過去の作品を漁ってみてください。
きっといろいろ見つかりますよ。

麻雀必勝法 がりは

  • 2014.04.25 Friday
  • 07:39
今でも麻雀をすることがある。

今では年に一二度つまむかつままないかという感じで、それはもっと楽しいことが他に見つかったというより、忙しくなってしまって麻雀まで手が回らないだけで、時々麻雀したくて仕方ないなあと思うことがある。

麻雀を趣味にしているみなさんに麻雀で勝つ方法を教えましょう。
もう俺もそんなに麻雀することはないだろうし、公開してもいいでしょう。
どうやって勝つか?
巷に情報はたくさんある。
でも全部間違っている。
答えは一つ。
エンペラータイムに入れ。

オーラス。
ちょい沈みの親。
みんな点棒は似たような状況で、誰が5200上がってもトップという接戦。
こういうタイミングが俺は大好きだ。
みんながみんなこの一局だけは勝たねばならぬ、と集中している。
このタイミングだけはどんな言い訳も立たない、絶対に勝たなければならない勝負。
ここを制してトップに浮上する。
普通の人はここでやめる。
「ふうう」とか言って。
俺はやめない。
ちょっとトップに立っただけで、周りの人から見るとややゴツい上がりか俺から軽めの直撃でトップに立てる状態。
先程より条件はきついが勝たなければならない戦い。
ここも制する。
普通の人はやめる。
「へへへ」とか言って。
俺はやめない。

かなりはっきりとしたトップで、周りの人から見るとゴツい直撃を俺から、もしくは二着でもいいからさっさと上がって次の半荘へという中途半端な戦い。
ここも制する。
そろそろ普通の人でもやめない。
俺もやめない。

くっきりとしたトップで、トビそうな奴がいる。
周りの人から見ると、うっかり飛ばして二着でやめるのが現実的な目標で、それが叶わなくても早く次の半荘へ。
ここもトバさないように制する。

こういうことを繰り返して、同じ卓の人の心を折る時間。
それをある人は絶対時間(エンペラータイム)と呼ぶ。
俺にとっての麻雀の楽しみは、極論ここにしかない。
オーラスは無条件に続行して、エンペラータイムを狙おう。
フリーでやると嫌な顔されますが。

ここから先は何をしても大体勝てる時間が続く。
心、折れてるから。
なので、エンペラータイムに入る前に麻雀をやめるためのルールを決めておくことをお勧めする。
朝8時を過ぎた半荘がラスト、とか。
心折れたからと言って抜けられるとエンペラータイムに入るまでの投資が回収できなかったりするから。
まあ大体1エンペラーで4半荘くらいは優勢、勝勢でゲームが進められると思うよ。

しかし、これだけは忘れないでほしい。
麻雀は人と人が楽しく遊べる心に優しいゲームだ。
勝つこと以外に大切なことがたくさんある。

俺はエンペラータイムに入ろうとする時の同卓者の唾を飲む音、その後のひりついた空気が好きでね。
あと一人一人の心が折れる音もたまらん。
あれは金と時間と労力を払っても良い、大切なものだと思っている。

「なんだその態度は!」「思わせぶりな態度です」  ミッチー

  • 2014.04.24 Thursday
  • 01:42
前回のとりとめもない文章を読んで下さった方は、有難うございました。

とりとめもない文章の中に、ポツンと「一般に慣習は反省されるべき云々」という抽象的な文言を入れてしまったのですが、今思えば、あれは高校の文芸部時代からの悪い癖でした。ああやって、さも奥がありそうな雰囲気を出そうとしてしまうのです。
文言の中身については稿を改めるとして、今回は自戒の意味も込め、その癖から話を広げてみたいと思います。

実はそこまで中身を作り込んでるわけじゃないけど何か奥がありそうに見せるというのは、芸術やエンターテインメント、広告など表現全般においてよくあるテクニックのように思えます。
鑑賞者としては想像が掻き立てられるわけで、それが魅力的に映る場合も多いでしょうが、こうした魅力なるものは、その都度の個人的な解釈に支えられているに過ぎません。なので、その作品の魅力を語れ、と言われても意外と難しかったりするわけです。

僕はファミコン世代なので、ハッタリさんほどではないかも知れませんがゲームは好きな方です。ファミコン世代のゲーマーが二言目には口にする「今のゲームは綺麗すぎて逆につまらない」というセリフ、年寄りのたわ言に過ぎないとは思いつつも、実はよく分かります。
昔のゲームは表現の手段に乏しかったので、クリエイターはプレイヤーの想像力による補完ありきでゲームを作っていたように思うのです。上のセリフはたわ言に過ぎないとしても、名作のイメージが色褪せることはありません。なぜならそれは抽象的で、人によってそれぞれ内容も違うものだからです。「思い出補正」というやつですね。「魂が震える体験」もそれに含まれる、と僕は考えます。

ショパンの音楽に対するシューマンの感想が荒唐無稽なイメージの羅列でしかなく、ショパン本人はそれを聞いて死ぬほど笑った、というような話を以前どなたかが書かれていたと思いますが、そのような想像をさせたということをショパンは誇っても良いのです。ただ、自分はそこまで考えていなかったのに、というむず痒さが笑いになってしまうのでしょう。

僕は昔、作家になりたかったのですが、大学に入った頃に諦めました。しかし今でも油断すると、思わせぶりな文言を挟んでしまいます。それが文章をいわば立体化する装置として機能しているなら、良い癖なのかも知れません。ただ、適当なことを書いてしまった、という自責の念が僕を悩ませるのです。僕は一人でずっとモジモジしています。

結果発表!

  • 2014.04.23 Wednesday
  • 00:14
みなさんこんにちは。
ZPGP統括本部長A.ハッガリーニです。

大変お待たせいたしました。
雑兵日記PREMIER2014年3月度の投票結果発表をいたします。
今回は15名の方に投票していただき大変ありがとうございました。
とてもうれしいです。
ありがとうございます。

まずは最優秀作品賞の発表です。

最優秀作品は

ある事故に関する記録、というか記憶 Mr.X


Mr.Xに降りかかった災難の記録が4票を獲得して混戦を制し、見事最優秀作品に輝きました。
おめでとう!Mr.X。
久しぶり。
お願いを一つしていいよ。


そして、MVPを発表します。


Mr.ヤマブキ

6票を獲得したMr.ヤマブキが快勝しました。
おめでとう!
数が圧倒的だったことが大きな要因でしょう。
Mr.ヤマブキよ、ベストコメント賞を発表してください。

今回の結果です。

2014年3月度投票結果



また感想やご意見を是非お寄せください。
他のご要望も承ります。

皆様、投票前のまとめ読みももちろん良いですが、是非ライブでもお楽しみください。

今年も雑兵日記PREMIERは続いていきます。
よりよい作品をより多く送り出していきます。
良いと思った作品はどうぞどんどんシェアしてやってください。
ツイッター?フェイスブック?ブログでも口コミでも。
どうぞよろしくお願いいたします。

最新ビジネス用語集(3) たりき

  • 2014.04.21 Monday
  • 22:33
【P/O】
Purchase orderの略。注文書のこと。
これまでは発注書、注文書という言葉を使っていたのだが、今では当たり前のように「ピーオー」と呼ぶようになってしまいました。

【ETD】
【ETA】
それぞれEstimated Time of Departure, Estimated Time of Arrivalの略であり、出港(出発)予定日および入港(到着)予定日のこと。
そもそもestimatedとあることからもわかるように遅れることが前提といった言葉であることに違和感があるのは私だけであろうか。
もちろん遠距離の運航であれば到着が遅れることがあることは容易に予想できるので仕方がないことなのかもしれないかなあとは思うけれども。
なお、ETAだけでなく、ETDも出港するべき船が到着しなかったことによって遅れることが多々あるようである。

【CUT日】
輸出する荷物を指定の場所に搬入する締切日のこと。
A 「本船のCUT日を教えていただきたいのですが?」
B 「ETDは4/25ですね? CYですか?」
A 「いえ、CFSです。」
B 「それでしたら4/23になります。」
A 「ありがとうございます。」

【CY】
Container Yardの略。本来はコンテナヤード、すなわちコンテナの搬入や搬出、保管をする場所自体のことを示すはずであるが、コンテナ単位の荷物のこともCYと呼ぶようである。

【CFS】
Container Freight Stationの略。これも直訳すれば小口の混載荷物をコンテナに積むための場所そのものであるが、小口の混載向け荷物をそのように呼んでいる。

【C/R】
Cargo Readyの略。納期の意味で使用する。

【B/L】
Bill of Ladingの略。船荷証券のこと。株券などと同じ有価証券であり流通性がある。と言ってもその内容について深くは理解していない。
勉強中である。

【L/C】
Letter of Creditの略。信用状と訳する。貿易における決済方法のうちの一つ。
どうやら液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography)のことではないらしい。
貿易では代金の回収ができないリスクを大きく負うことも多く、銀行を介することによってそのリスクを軽減しようとするもののようである。
ただ、これについてはB/L以上によく理解できていない。
もっと勉強しなければならない。


こんな感じ。
まだまだたくさんある。
略語の意味を覚えることに四苦八苦する日々。

明るい悩み相談室PREMIER(128)〜就職活動〜 がりは

  • 2014.04.21 Monday
  • 00:00
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「研究室の先輩が近ごろ、懸命に就職活動をしています。
僕にも来年にやってくるであろう就職活動をがんばるコツが知りたいです。」

ほうほう、それはお困りですね。
就職活動、頑張る必要はあるんですか?
あなたなら大丈夫、黙ってても向こうから来てくれますよ。
あなたが面接する側ですよ。
「では簡単に自己紹介を三分間でお願いします。」
「御社が私を獲得したい理由を十分間で述べてください。」
などと言ってあげればいいんです。
「え?獲得したい理由が十分間も話すことがない?話になりませんね。お引き取りください。」
これを淀みなく言える練習をしておいてください。
待遇についても聞いてください。
「私に用意しているポストとそのミッションについて三分間で説明してください。」
「その前任者についての評価と処遇について五分間で教えてください。」
あと、最後の金額提示の部分ですが、他の様々な保障も全て見せるように伝えるのを忘れないでくださいね。
借り上げのマンションの立地や家賃負担額、支度金、お迎えは当然として車種と運転手のランク、別荘の有無、コンディションニングコーチやメンタルトレーナーの有無、家族に対するケアなどいろいろ考えなくてはなりません。
金額提示も定額なのかインセンティヴを組むのか、ストックオプションがあるのか、月払いなのか四半期払いなのかなど検討すべきところはたくさんあります。
こう考えると大変なので頑張らなくては、とあなたが思うのも無理はありません。
いやー、大変大変。

さて、あなたが色んな会社の採用面接を受ける際に、すり減らないようにするコツについて伝えたいと思います。

採用面接に出てくる人というのは社会の中核で働いている人です。
大体社内でもイケてる方の人が出てきます。
飛び込み営業では会えない人だってあなたには会ってくれます。
ですから、採用面接ではなくて社会見学のつもりでいろんな人に会ってください。
かなり貴重な機会だと思います。

また、冒頭に長々と申し上げたような気持で、あくまでも気持ですが、いろんな会社をあなたが査定していくのも良いでしょう。
私が面接官なら「この人と働くと嬉しいかどうか」で通すかどうか決めます。
それは一朝一夕で身に着くものではありません。
あなたが二十数年背負ってきたものを観て、論理じゃないところで判断することになると思います。
いわば、あなたは初めて不公平かもしれない(≒基準が明確になっていない)競争をすることになります。
そんなことの結果に一喜一憂するなんてバカらしいですよね。

何かできることがあるか、ということなら、今すぐにでも少しでもいい人になってください。
人に優しくして、自分にできる仕事をきっちりやり、なるべくにこにこする。
それ以上何もいりません。


※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
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ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

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