悩み相談室 精霊の部屋(4) 断捨離  byアフリカの精霊

  • 2013.11.30 Saturday
  • 23:53
「友達がUFOキャッチャーでくまモングッズをいっぱい、釣ってくれたのはいいけれども、いよいよ置く場所がなくなって困っています。捨てるに捨てられません。どうしましょう」

難しい質問ですね。
これにはまず捨てられない理由が関係すると思われます。

〜捨てられない理由が「もったいない」からくる場合〜
この場合、断=入ってくる物を絶つ、っていうのは難しいかもしれないので捨・離を実践するしかないですね。
捨=文字通り要らないものを捨てる、に関しては本来「いつか使うかも」と思った物は使わない認定をする、とか3か月使わなかった物は捨てるとルールを決めるとかアドバイスされていますが、このご相談者の場合、特にくまモンに必要性を感じていないようなので、これについては簡単でしょう。
「将来、誰かにあげたり自分がくまモンを大好きになることはない」と思ったら簡単に捨てられます。
だけど、「捨てるに捨てられない」と言われていることからくまモンの財産的価値を惜しんでいるのかもしれませんね。
そういう場合は離=物への執着から離れる、ことが必要らしいです。
もともと無料で貰ったものだからこれを捨てたところで±0と思うしかないです。
「人気のくまモンだからもしかしたら高いかも…」
そう思われるなら売るのも1つの方法でしょう。
オークションのするのが面倒ならまとめて買い取ってくれるところもあります。
お持ちのくまモングッズが買い取り対象かどうかわかりませんが、精霊はたまに使用するネット上の「駿河屋」ってところではアミューズメントのグッズも買い取ってくれるようです。

〜捨てられない理由が「友情」からくる場合〜
この友人が貴方にくまモングッズをくれるきっかけが
「俺、くまモンがちょっと好きなんだわ」
「じゃ、俺UFOキャッチャーが趣味だからくまモン取れたらあげるよ」
で、その友人が家に遊びに来た時にくまモングッズが飾っておかないと気まずくなるという場合です。
これは精霊にも経験があるのですが、正直友人に嘘をつきました。
1つくれると1つ処分するという、ところてん方式で調節していたのですが、ある日気づかれた時に「親戚の子がきて欲しいと言った」と言ってしまいました。
でも私が日ごろから財布やカバンにそのキャラクターのキーホルダーをつけていたことにより友人との人間関係にそれほど影響はなかったです。
重要なのは「大切に使わせてもらっているものもある」と認識してもらうことであり、貰った物全てをキープしていることが重要ではないということでしょう。

まずは、それをくれた友人に感謝の意を示すためにもその商品の中で身に着けられる小さい物をあなたが使用することがいいでしょう。
友人はそれで満足してくれると思います。
その他の商品は捨ててもいいと思いますし、財産的価値を惜しむのであれば私の提案した方法で処分するのもいいと思いますよ。

コンペイトウとか   ハッタリスト

  • 2013.11.30 Saturday
  • 23:33
コンペイトウというお菓子は、真ん中に核となるものがあって、それに砂糖の衣を少しずつつけて作るそうです。
その際、周囲よりも突き出た部分があるとより砂糖がつきやすくなり、その部分はますます突き出る、といったことが繰り返され、最終的にあのようなデコボコの形状になるのだとか。
このことを「擾乱に対して正のフィードバックがある」と表現することができると思いますが、まあそれはどうでもいいことです。

僕は将棋が好きですが、それは将棋が他のゲームと比べてものすごく面白いからではありません。
囲碁やチェスも同じくらい面白いはずだと思いますが、残念ながらというべきか、それらのゲームと多く関わることはありませんでした。
将棋を知っていれば将棋に注目するし、注目すればより面白くなるということを繰り返した結果、今の状態に至ったわけです。
だから最初のきっかけは、単に周囲に将棋をする人がいたとか、そういった自分で選んだわけではない環境によって与えられたはずです。

でも僕は、それがちょっと気持ち悪い。

全部自分に選ばせろというのは無理ですし、仮にできても良い結果にはなりにくいでしょう。
3個から1つを選ぶことはできても、1万個から選べと言われたら困るのが大方の人間の仕組みです。
自分ではどうにもできないことがある、それはそんなに悪いこととは限らないです。

だから何をどうすれば僕が納得するのかはよく分からないのですが、とにかくこの偶然によるものと意図的にデザインされたものとの違いというか、それが気になります。
この問題を解決可能な形に書き換えることが、当分の間は僕にとっての課題となるでしょう。



ところで、「この世界の全てがつながって見えるようになりたい」と以前に書いたことがありますが、それって「統合過剰の躁状態」なんじゃないかといった話を最近ちらっと見ました。
もしかして薬物に頼ればそういった感覚を得られるのかもしれませんが、たぶん僕はそれは選ばないでしょう。
絶対しないと誓った決意より、たぶんしないだろうという予想の方がよほど信頼できるのでその点は心配していませんが、どうなんですかね。
けっこう病的な願いなんですかね、これは。

PREMIER探訪(3)  がりは

  • 2013.11.30 Saturday
  • 22:53
2007年11月は今のPREMIERの面白さとはまた別の面白さが漂っています。

PREMIERが開設されたのが同年の夏ですから、3か月ほど経ってようやくこなれてきた頃です。
そこに当時ムーブメントになったブート・キャンプシリーズが始まりました。
ガリーズ・ブート・キャンプ

この作品が後続の
ウベーズ・ブート・キャンプ
オジーズ・ブート・キャンプ
などにつながっていきます。
非常に健全な流れ。

今でも時々、誰かの作品に影響を受けて何か書いていく、フォーマットを借りて中身を変えていくということは行われていますが、改めて読んでみて非常に懐かしいノリに思えました。
このフォーマットを借りて、というのは大喜利とよく似ています。
大喜利と違うのはお題を設定するのは2番手の人間だということです。
今回取り上げた流れの中では、ガリーズが書かれそれを読んだうべべが「ビリーズブートキャンプのビリー隊長の代わりに誰かを入れたらどうなりますか?」というお題を読み取り、それに答えを返したと。
それを読んだ私が、ガリーズを書いた時には明確に設定されていなかったお題に対して改めて向き合い、実在の知り合い縛りを付け加えて返したという流れです。
細かく読むと、この行にはこのセリフを入れていく、というようなこともスムーズにやっていて面白いですよ。

まあ、ブートキャンプ自体がいまではなんじゃそれ、という感じなのがつらいところですが。

流行に流されないという意味では一部に熱狂者を出したこんな作品もありました。

非論理哲学論考
親愛なるうべべへ


純粋に哲学的な議論をこの熱量でぶち込むことを許す、その間口の広さがPREMIER。
という意味では最近のPREMIERがぬるま湯なのではないかという批判が成り立ちそうです。
二人の論戦はさらに続いていきました。
ついていった人は少ないと思いますが、ついて行った人にはそれだけの価値をもたらす議論でした。

この月の最優秀作品はこの作品でした。
灰色会議(前編)
灰色会議(後編)

うべべは自分の故郷=宇部=セメントというお決まりを利用した面白い作品をたくさん書いています。
これはその中でも面白い作品です。
うべべのその約束を踏襲した作品も数々生まれています。
今回はそれを紹介しませんが、誰がどんなお約束や縛りのもとに書いているか、考えてみるのも一つの楽しみになるんじゃないでしょうか。

【テーマ】電車男子  がりは

  • 2013.11.30 Saturday
  • 20:37
電車が好きだった。

電車を見るのが好きだった。
赤ん坊の頃から、家のベランダからわずかに見える線路を電車が通ると「ッター!」(電車行った!の略だったようだ。)と叫びにこにこと笑っていたという。

電車に乗るのが好きだった。
特急に乗るのも好きだったし、座席に膝立ちになって車窓を流れていく景色を見るのも好きだった。
車両と車両の間の連結部分に乗っているのも好きだった。
重なり合っている金属のプレートが右に左にずれていくのが楽しくて。
何度注意されても乗っていた。

電車の駅名を覚えるのも好きだった。
小さな頃、南海電鉄高野線の白鷺駅が最寄だったが、高野線を皮切りに南海電鉄なら貴志川線(今は経営母体が変わりましたが。)に至るまで覚え、路線図が描けた。
もちろん従姉が住んでいてよく行っていた近鉄大阪線弥刀駅を軸に近鉄を制覇(苦労した。)、大阪市営地下鉄、阪急、阪神、京阪と大変よく覚えた。
大阪環状線と阪和線も覚えた。
通っていた幼稚園が新幹線の停車駅を暗唱させるような教育をしていたのが原因かもしれない。
小学校2年生の頃には、知っている駅の名前は全て漢字で書けた。

プラレールが好きだった。
北野田から難波までの南海高野線を作ったりして遊んだ。
岸里あたりで坂を上るとか、三国ヶ丘でJR線をまたぐとか、中百舌鳥で泉北高速鉄道が分岐するとかそういうことに留意して。
プラレールは中学生になっても時々やっていた。
自室からリビングに至るまで、長大な鉄道網を築いた。
さすがに電車を走らせる気にはならなかったが、それを築けたことに深い喜びがあった。
その頃には小林一三の評伝などを読んでいて、阪急に憧れていた。

切符を集めるのが好きだった。
今考えるとそれはキセルの産物ではないかと思うのだが、父親が切符をよく持って帰ってきてくれていて、それを海苔の缶に貯めていた。
出張で東京に行ったりしていて、新橋や蕨という地名をそこで知った。
海苔の缶は3つまで増えた。

電車を描くのが好きだった。
電車の図鑑を買ってもらって、そこに載っている電車をスケッチしていた。
先頭車両を必死に描いていたのだが、十歳くらい上の従兄が「お前なあ、電車っちゅうのはそうやないねん。」といって、マクドナルドみたいなやわらかい曲線のMを描いて、Mの凹んだところから小さな直方体が突き出ている絵を描いてくれた。
「電車やねんから走ってないとあかんやろ。」

電車の写真を撮るのも好きだった。
小五、小六の頃は電車の写真を撮りに車両基地に行っていた。
もちろん駅で珍しい電車があれば撮っていた。
当時はデジカメではなく、使い捨てカメラを何個も買っていた。
先頭車両をいろんな角度から撮っていた。

毎日電車で通っているが、昔のように楽しいわけではない。
しかし、今の最寄駅吉川駅には毎日のようにカメラを構えている人がいて、その理由が三郷駅側から入線してくる時のカーブがかなり美しいからだと理解できる程度には電車が好きだ。

親切な街 by Mr.ヤマブキ

  • 2013.11.30 Saturday
  • 02:14
 世界一親切な街があると言う。そこでは他意の無い純粋な助け合いだけがあって、住民たちは神の国から来たのだと言う。それほどに愛と親切に溢れているのだろう。ただし、入るには資格が要るらしい。職業や出身や知能や身体能力といったことが資格となるのでは無いようだが、詳細は分からない。ネット文化の浸透した現代にあって、T町の実態はほとんど知られていない。
 紅葉映える秋晴れに僕はT町を訪れた。T町は周囲を山に囲まれた小さな盆地にあって、それが独自の文化を形成した要因だと言われている。駅はなく、隣町からがら空きの路線バスで来るより無い。町の中心のショッピングセンターには、多くの老人たちが集まっている。田舎には珍しく散歩をしている主婦や若者も多い。
 ショッピングセンターの目の前の交差点、買い物を済ませた老婆が大きなスーパーの袋を提げている。信号が青に変わる。辛そうなその歩みを見て、主婦、スウェットの中年男性、金髪の若者が駆け寄り荷物を持つ。これだ。確かにここは親切の街なのだ。僕は感じ入って、ニコニコと彼女らを眺めていた。
 やはり町一番の建物、広告塔の役目を果たしているようで、「助け合いの町、T町」の垂れ幕が下がっている。ここにもT町を感じることができる。ショッピングセンターの中は老夫婦と小さな子連れの母親が多い。ぐるっと回って人々の様子を伺っていると、女の声がする。

「何かお探しですか?」
「いえ、ただ、素晴らしい町だと聞いて、旅行に来てるんです」
「あらあら、こんな何にもない所ですけどね。ゆっくりしていって下さい」
「ありがとうございます」
「そうだ、もしかしてお泊りになられたりしませんの?まだ宿がお決まりでないならうちにでもいらして下さい。何かのご縁ですから」

 世界一親切な街に違いなかった。中年女性は電話番号を書いた紙を僕に渡して去った。

 雑踏の中、人々の声の断片が流れ込んでくる。じゃあ預かりますよ……ありがとうございます……なら喜んで貸しますよ……いえいえいいんです……もしかしてお困りじゃないですか……親切にどうも……お互い様ですから……。

 公園に向かうためにショッピングセンターを出る。人を避けようとしたのか僕の側で自転車が横転した。きっとまた素晴らしい行いを見る事ができるに違いないと心待ちにしていると、案の定、人々が駆け寄った。転倒した中年男性に思い遣りの声が掛けられ、自転車が起こされる。すると、一人が僕の方につかつかと歩み寄って来る。

「どうして助けなかったんですか」

 内臓の冷える感覚。言葉が出て来なかった。男はこう言い残して去った。

「助け合いですよ」


 そのすぐ後に、気の弱そうな男に肩を叩かれた。震える声で言う。

「あの、その、今困ってるんです。助けて頂けたらと思いまして……」
「どうしたんですか」
「いや、お金を失くしちゃって……貸してもらえると嬉しいんですが……」

 帰り賃が足りないんだろう、と思った。助け合いですよ、の声がこだまする。

「いいですよ、千円でいいですか?」

 男は慇懃な笑顔を浮かべる。初め僕はその意味が分からないでいた。

「いやそういうことじゃないんですよ。……百万円。百万円貸して欲しいんです」
「百万?何言ってるんですか、馬鹿馬鹿しい」

 ショッピングセンターに入ろうとする主婦がこちらに気付く。

「助け合い、でしょう?」
「限度ってものがあるでしょう!」

「僕たちはいつもそうしているんですよ。その人の望んだままのことをしてあげるんです」

 別の老人が入ってくる。気付けば、十人程に取り囲まれている。その外側にはこちらへ集まってくる群衆が居る。どこにこんなにいたのかと思うほどだ。そして合唱。

「このままでは生き遅れてしまうんです。結婚して下さい」
(助け合いでしょう!)
「息子が難病で、腎臓が欲しいんです」
(助け合いでしょう!)
「あのアバズレを殺して欲しいんですよ」
(助け合いでしょう!)
「心臓の研究をしたいんです。心臓を下さい」
(助け合いでしょう!)

 震える手であの番号に電話する。女の声がする。

「ねえ、助けて下さい。大変なことになっているんです。助け合いなんでしょう?」
「そう言われちゃったら仕方ないのね。代わりに私のお願いも聞いてもらえる?」
「もちろん!何ですか?早く言って下さい!」
「夫の会社が潰れそうで、資金が足りないのよ。十億くらいなんだけど……」
「じゅ、いや、そんなお金は……」
「じゃあごめんなさい」

 電話は切れた。

 「助け合いの町、T町」の垂れ幕がはためいている。

明るい悩み相談室PREMIER(112)〜幹事禅譲〜 がりは

  • 2013.11.26 Tuesday
  • 23:57
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「定期的にやっている将棋の団体戦のまとめ役を後輩に押し付けたいのですが、
うまい方法はありますか?」

ほうほう、それはお困りですね。
幹事って面倒くさいですよね。
特に将棋の団体戦の幹事なんて本当に面倒くさい。
来るか来ないか直前まではっきりしない、なぜなら当日どんな気分になるかわからないから、というような直前まで予定は未定タイプ。
行く行くと言っておきながら「え?今日やったっけ?」「すまん、昨日合コンではしゃぎ過ぎて寝坊してもうた。」などと当日ドタキャンタイプ。
返事があっても連絡から数日後の遅延行為でイエローカードタイプ。
どんな集団にもこのような人たちは一定の割合で存在するのですが、将棋部ではこの割合が高いんじゃないかと思います。
しかも将棋の団体戦は7人だったり5人だったりで行われますが、欠けるのは論外だし、多すぎてもチームの士気が下がるという問題があります。
大学の将棋部の一軍戦という大事な大会であってもそんな問題があったチームを私は知っていますし、今そうでないチームはそれを誇ってもいいと思うのです。
話が少しそれました。

幹事をやったことがある人は、メンバーとしての対応が違ってくると思うのですよ。
大変なのがわかっているし、速めの意思表示とイレギュラーな動きがないことがどんなに幹事を助けるかわかっているからです。
さらに、幹事をやったことがある人は幹事を通して得るものがあることも知っています。
なので余裕がある時には幹事をやってもいいと思っているはず。
今あなたが苦しんでいるのはメンバーに幹事をやったことがある人が少ないということと、あなたが苦しんでいることが伝わっていないということが主な原因だと思います。
なので根本的な問題はメンバーが幹事をできるような制度を作ってこなかった学生時代にあると思われますが、今のところあなたの周りにはどらえもんがいてタイムマシンで過去をいじれるわけではなさそうなので、過去の話はなかったことにしましょう。
あ、でも今から種をまいておかないと今後もこの問題で苦しむ人が増え続けますから、現役の子たちには指導をした方がいいと思います。

目先のことで考えるならば、後輩に押し付けるのではなく、幹事経験を通して得たものを整理して伝え、
「君にこの経験をプレゼントしたい。」
と口説くのはどうでしょうか。
押し付け感を緩和でき、後輩も飲みやすい提案になりませんか?
人にノーと言わさない交渉術、についてはまた日を改めてお伝えしたいと思います。


※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。
ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。
ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします。

明るい悩み相談室PREMIER(111)〜ゲリラ豪雨〜 がりは

  • 2013.11.25 Monday
  • 07:53
明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。
こんばんは。
今日はどうされましたか?

「ゲリラ豪雨多くないですか?朝にすごい晴れてるので洗濯物を外に干して出社したら、夕方に激しい雨が降って洗濯をやり直すのはげんなりします。」

ほうほう、それはお困りですね。
ここは黙って乾燥機付きの洗濯機を買うということでいかがでしょうか。
ばっちりや!

そうでもない?
そういう大きな買い物は結婚してから?
そうですか。

私が常々思っていることなのですが、一人暮らしで主要家電製品を一人一台ずつ持っているのは無駄ですよ。
計画停電だの節電だのと言っている時に思ったのは、一人暮らしのみんなが一緒に住んでいれば解決してたんじゃないですか、ということです。
テレビ?
大きいの買ってみんなでみればいいんです。
大体パソコン持ってるんだからそっちでいいでしょ。
冷蔵庫?
大きいの買ってみんなでシェアすればいいんです。
大体コンビニで買ってきてすますんでしょ?
飲み会用の氷と晩酌用のつまみくらいでしょ、欲しいのは。
電子レンジ?
これこそみんなでシェアできるでしょ。
1500Wの強力な奴があれば、それぞれが使うのはせいぜい2分くらい。
無問題。
エアコン?
寝るまではみんな一つの部屋にいて、あったまっていればいいんです。
人体はかなり優秀な暖房器具で、同じ部屋にいるだけでなんかあったまりますよ。
大体人恋しいとか孤独だとか思っている人多いんでしょ。
解決解決。
洗濯機?
大きくて便利なの買ってみんなでシェアすればいいんです。
洗濯ネットを使って一緒に洗えば、毎日洗濯もできますよ。
ここまできたら家も一緒にしちゃえばいいんです。
シェアハウスっちゅう奴ですね。
ここまできたら友達もシェアしていけばいいんです。
人類皆兄弟。
もう一歩踏み込んで、財布もシェアしちゃいましょう。
ぱーっといきましょう、ぱーっと。
その時は私も呼んでいただいて・・・。

そこまで行かなくても隣近所の同じような境遇の若者と仲良くなって、上記の提案を一つずつ前に進めてはいかがでしょうか。
プライベートを大事にして何が守られてるかといえば、夜遅くまで起きてる権利と昼近くまで寝ている権利くらいでしょう。
そんなものもは社会人たるあなたには不要です。

ゲリラ豪雨についての相談でしたっけ。
もう、問題ないですよね?

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「今だけ、オッチャン」 byアフリカの精霊

  • 2013.11.23 Saturday
  • 23:47
関西ローカルのテレビ番組というものがたくさんある。
関西に住んでいればわかるのだが、関西でしか見ることのできない芸能人が政治や文化について、かなり赤裸々に表現するものが多い。
ある番組の出演者いわく、関東ではこんな下品な番組は放送できないとのことらしいが、関東=上品で関西=下品という構図と、まるで下品が良いことのように言うのはいかがなものかと思いつつも面白いので、よく見ている。

ある日の放送では方言を扱っていた。
番組は「関東では通じない関西弁ランキング」についてだった。
1位 べべ べべた
2位 きずし
3位 はみご
以下 えずく
   モータープール
   かしわ
   押しピン
確か順位はこんな感じだったと思う。
そして関東で通じない率は1位が100%で以下下がっていき押しピンで60%くらいだった。
なるほど、関西の芸人なんかが東京に行って話したとしても、これだけの言葉が通じないのかと思った。

精霊自身、大阪でも言葉のキツイ(方言色の強い)地方に住んでいるが、2位のきずしなんかは知らなかったので、関東の人にはわからなくても当然だと思う。
1位の「べべ」と「べべた」のニュアンスの違い(「べべ」は最下位、「べべた」はもっとひどい最下位)なんかも何年も住んでいないとわからない違いであろう。
精霊自身はこれらを方言として認識していたのだが、テレビではこれらを標準語だと思って使った結果通じなくてびっくりした人がいるところを見ると、どんなにテレビやインターネットが普及しても埋まらない差があるのだなと感心もする。

しかし、その一方テレビなどにより間違った関西人のイメージが植えつけられることも多い。

「もうかりまっか」
「ぼちぼちでんな」
こんなやり取りはもう30年以上生きてきて一回も聞いたことがない。
関東の人が関西弁を話すときの例であるが、商売人同士の会話ですら聞いたことがない。
この辺は、教科書英語のIs this a pen? Yes it is.みたいな会話が実際にはほとんどなされないことに似ているだろう。

私の経験であるが、
商店街の八百屋や魚屋で値切っているおばちゃんを見たことがない。
おばちゃん繋がりで言えば、あめちゃんをやり取りしているのを見たことがない。
全ての家庭にたこ焼き器があるわけではない…。

これら全てテレビが作った漠然としたイメージであると思う。
確かにそういう人が少なからずいるのだが、テレビではまるでほとんどがそうであるような言い方をしそれを大阪のイメージとし全国に広めてしまうのである。
これはやめてほしいと思う。
特に大阪のおばちゃんについては、コミカルに肯定的に表現されることにより、本来なら許されないだろうことでも良い印象を持たれることになってしまう。

この間、ある家電量販店のトイレの前でおばちゃんが2人話していた。
どうやらやっと見つけたトイレだったが、女性用が清掃中で困ったようだった。
しかし、このおばちゃんたち、ここでくじけない。
「奥さん、こういう時の対処の仕方、知ってる?」
「知らんけど、どうするん?」
「こういうときは、『今だけ、オッチャン』になったらええねん」
「ああ、そうや!今だけ、オッチャンや!」
周りの注目を浴びながらその2人は「今だけ、オッチャン」「今だけ、オッチャン」とまるでそれを合言葉にするかのように男子便所に入っていった…。

おそらく、当初は2人ともそんなことはできる人ではなかったのだろう。
しかしテレビから大阪のおばちゃんのイメージを仕入れ、それなら許されると思い実行したことが2人の会話からわかる。
大阪のおばちゃんはさらに進化しつづけている。

「ベストコメント賞発表」 byアフリカの精霊

  • 2013.11.21 Thursday
  • 03:37
MVP、最優秀、選んでいただいた方どうも有り難うございます。
MVPこそ2か月ぶりですが、最優秀となるとどれくらいでしょう…。
もう何年振りという単位かもしれません。

最近の精霊の投稿ですが、1ヵ月につき4作品〜6作品になっています。
これは1週間に1作品というペースなのですが、作品を練ろうとするとこれくらいになるのでご了承ください。
以前からホームランを打てない作風と評価されてきていました。
そしてそれを示すかのようにここ数年最優秀から遠ざかっていました。
それだけに今回の受賞はうれしいものがあります。

そして最近さらにうれしいことに、書いた作品ほぼ全てにおいて最優秀の評価をどなたかから戴けるようになりました。
先月は4作品に10人の方が、今月は3作品に7人の方に投票して戴きました。
「書いた作品が誰かの『今月1番』の評価を戴いている」
これこそが、前回と今回の発表を受けて、受賞以上に私が一番うれしくおもっていることであります。
最優秀に選ばれなかった作品でも、投票において1票でも入っていると「ああ、その人の琴線を打つ作品だったんだな」と思えうれしくなります。

今月のコメントでは、ある「ダメとも」さんによれば「指がうまい」という1作品のインパクトによりMVPにまで選んでいただいたことから、これからも「指がうまい」のような馬鹿げたネタも書いていこうという気になります。
また別の「ダメとも」さんは戦国ネタや法律ネタも含めて全体的に評価して戴きMVPに選んでいただいており、これからも色々なネタを書いていこうという原動力になります。
がりは氏のコメントからは、例え読者個人の意見と合わない意見を書いたとしても、面白い文章を書けば評価してもらえることがあるとの指針を得ましたし、ハッタリ氏の法律ネタへの投票は、「もう飽きがきているんじゃないか」とか「特定の人しか興味をもってもらっていないんじゃないか」という心配を払拭してくれました。

このように自分の書いた作品へ何らかの評価を戴けることは(例えマイナス面であっても)非常に有難いことであり、自分の執筆の方針決定や原動力になっているものであります。
この場を借りて、先月・今月の私の作品に投票して戴いた方に御礼を申し上げたいと思います。

さてベストコメントですが、今月はみしぇるですね。
毎回、彼のコメントには執筆の原動力を与えてもらっています。
そして毎回理由付けもなされており、質問項目のかなり多くに答えるなど丁寧な回答がなされています。
最もこの雑兵日記を読み、そして貢献している読者の一人ではないかと思います。

夢競馬の人々(195)  葉山 悟

  • 2013.11.20 Wednesday
  • 23:40
当然会長は何点もの馬券を買っているので、僕の解答はすべて正解というところまでいかないのだが、その数点は必ず的中していた。高額配当ベスト20やオッズモニターの色が変わった部分を抽出して答えを出すのだが、会長は何度も驚いたようにため息をついた。
片山競馬サークルの投資馬券と年金さんのフィリピン移住資金作りの二重の馬券投資は、確実にシャガールの馬の馬券配当を下げてしまう。何故だかそのことを連想してしまったのだ。
年金さんは車を降りる前に「明日N競馬場1レース目のパドックで会いましょう」と声をかけて去って行った。
「馬をお持ちなんですか?」運転している警官が聞いてきた。
「ええ、まあ幻の名馬です」
僕の返答に片山さんが声を出して笑った。
「こんな若い男の人が、親の脛をかじらないで馬主になんてなれるかしら」
「いや今の世の中、何があるかわかりませんよ。IT時代で才能のある若い経営者が一生かかっても使い切れないお金を稼ぎ出していますからね」と警官が笑った。
僕は彼女の「こんな若い男の人」という言葉に、彼女の嫉妬と愛情のようなものを感じた。
僕のマンションに入ると彼女はF署の警部とのやり取りについて説明した。
「捜査の目途がつくまでK、大沢、根岸、それにXさん?の事件について報道しないと主人を説得して欲しいって言うの。いくら退職しても太いパイプがあるはずだからって」
「それでその見返りは?」
「これは私の直感よ。S場長の嫌疑について警察は相当調べが進んでいるように思う。そのデリケートな時にマスコミに抜き打ち的な報道をされたら全てが水の泡となってしまう。それを一番恐れているように思うの。主人にも、そして私達にも決して失望させるような結果にはしないって。もう一つあなたにも、写真のコピーはどこにも流さないで欲しいって。あなたはコピーを持っているの?」
彼女の瞳が潤んだように光っている。
「もちろんだ。僕やあなたに何かあれば、その写真はたちまちのうちにマスメディアに流れることになっている。おそらくS場長もその事を知っているのではないか。この際だからとに角F署の警部を信じて、警部の動きをじっくり見ることにしようよ」

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