続・宇宙の外には何がある? ハッタリスト
- 2013.02.28 Thursday
- 23:59
2011.07.23 宇宙の外には何がある? ハッタリスト
の続きです。
偶然、
「宇宙に外側はあるか」松原隆彦
という本を見つけたので読んでみました。
感想は、なんか知りたかったことと違う、です。
なんでなのかと思って考えてみたところ、どうも僕の問題設定があいまい過ぎるせいだという気がしました。
僕は宇宙宇宙ってやたらと書いていますが、おまえの言っている宇宙とは何のことなのかと。
僕が前回自分で書いた通り、僕が言うところの「宇宙」は「空間の広がり」と同じだと見なされているようですが、そういう定義でいいのかと。
専門の人にとっての「宇宙」とは、おそらく構造を持ち誕生して時間発展して消滅したりしなかったり、そういう何かだと思われます。
僕がなんとなく言っている宇宙よりもずっと具体的なものを指しているから、必ずしも僕の問いとは対応しておらず、よって「知りたかったことと違う」という感想へ至る。
この感じはわかります。
これも前回の内容ですが、「観測可能な相互作用の場のことを空間と呼んでいる」と僕は書いています。
「空間」とは何かと聞かれると困るという人は多いかもしれませんが、この言葉は物理用語として具体的な意味を与えられているので、僕には「空間」のイメージがはっきりあるのです。
だから、僕にとってよくわからない「宇宙」を「空間」に寄せて類推しようとしたのではないでしょうか、僕は。
より具体的な「宇宙」に対して「宇宙の外には何があるか」と問うならば、それは「宇宙として存在しうる構造はどのようなものがあるか」という問いと「観測可能か否か」という問い、さらに「観測とは何か」のミックスになるようです。
これが僕の知りたかったこととは違うというなら、一体僕は何を知りたいのでしょうか?
それがよくわからないのです。
「求めるものを明らかにすることすら他人にゆだねて今すぐ自分を納得させろというのはないものねだり」であると、誰かが言っていました。
何を知りたいのかわからないけど、この本さえ読めば全部答えてくれるに違いない、などと考えてもそうはいかないのです。
そういうわけなので、僕やあなたの問いは、たぶんもっと違うかたちに設定できるのではないかと思います。
いずれそれができた時にこそ、解くべき問題を解きましょう。
の続きです。
偶然、
「宇宙に外側はあるか」松原隆彦
という本を見つけたので読んでみました。
感想は、なんか知りたかったことと違う、です。
なんでなのかと思って考えてみたところ、どうも僕の問題設定があいまい過ぎるせいだという気がしました。
僕は宇宙宇宙ってやたらと書いていますが、おまえの言っている宇宙とは何のことなのかと。
僕が前回自分で書いた通り、僕が言うところの「宇宙」は「空間の広がり」と同じだと見なされているようですが、そういう定義でいいのかと。
専門の人にとっての「宇宙」とは、おそらく構造を持ち誕生して時間発展して消滅したりしなかったり、そういう何かだと思われます。
僕がなんとなく言っている宇宙よりもずっと具体的なものを指しているから、必ずしも僕の問いとは対応しておらず、よって「知りたかったことと違う」という感想へ至る。
この感じはわかります。
これも前回の内容ですが、「観測可能な相互作用の場のことを空間と呼んでいる」と僕は書いています。
「空間」とは何かと聞かれると困るという人は多いかもしれませんが、この言葉は物理用語として具体的な意味を与えられているので、僕には「空間」のイメージがはっきりあるのです。
だから、僕にとってよくわからない「宇宙」を「空間」に寄せて類推しようとしたのではないでしょうか、僕は。
より具体的な「宇宙」に対して「宇宙の外には何があるか」と問うならば、それは「宇宙として存在しうる構造はどのようなものがあるか」という問いと「観測可能か否か」という問い、さらに「観測とは何か」のミックスになるようです。
これが僕の知りたかったこととは違うというなら、一体僕は何を知りたいのでしょうか?
それがよくわからないのです。
「求めるものを明らかにすることすら他人にゆだねて今すぐ自分を納得させろというのはないものねだり」であると、誰かが言っていました。
何を知りたいのかわからないけど、この本さえ読めば全部答えてくれるに違いない、などと考えてもそうはいかないのです。
そういうわけなので、僕やあなたの問いは、たぶんもっと違うかたちに設定できるのではないかと思います。
いずれそれができた時にこそ、解くべき問題を解きましょう。