それから たりき
- 2010.01.31 Sunday
- 20:11
僕が今あなたのためにできることは、ただあなたの幸せを願うことだけです。
ただ願い祈るだけなら誰にでもできることかもしれません。しかしながら、僕にはそれ以外にするべきことが見あたらないのです。僕があなたのために何か力添えできることがあれば何でもしたいとは思うのですが、今の僕にできることはそんなに多くないのではないかと、そう思うのです。
高校の卒業式からはもう随分と長い月日が流れました。
その間に僕は、遠回りをしながらも何とか大学を卒業しました。就職しました。入社してまだ3年目ではありますが、自分なりに責任をもって仕事に励んでいる毎日です。
そんな中、特に最近は仕事が忙しいからでしょうか、昔のことを懐かしく思い出すことが多くなってきました。
もちろん、大学時代のことが大半です。授業にも出ずに遊んでばかりいた頃や、後輩たちを集めてよくお酒を飲みに行ったなどが思い出されます。
高校時代のときを思い出すこともあります。当時聞いていた音楽などを聞くと特に懐かしく思い出されます。ただし、僕が思い出すのは断片的な記憶のみで、その頃僕が何を考えていたのかなどはほとんど思い出されないのです。
その頃の僕は、あなたの目にどう映っていたのでしょうか。興味はありますが、聞きたくないような気もします。
当然のことかもしれませんが、あの頃から比べると落ち着いて物事を考えられるようになったと思います。今でもまだ間違ったり惑ったりすることはありますけどね。
今になってたまに考えることは、望むべくもないことですが、あの頃の僕が今のままの心でもっていたのならどうなったのだろうということです。二人の関係は、今ある記憶とは違ったものになっていたでしょうか。
本当に考える必要もないような馬鹿げた考えですけどね。
はじめにも言いましたが、僕が願うことはただ一つ、あなたが幸せであってほしいということです。あなたにいつも笑顔でいてほしいということです。あなたがあなたらしく元気で前向きに日々を過ごしていてほしいということです。
それだけです。
この声はあなたに届いているでしょうか。
この想いは、あなたに伝わるでしょうか。