今度こそMVPに(上) Mr.Sesame

  • 2009.09.30 Wednesday
  • 00:27
私は以前にこんなものを書いている。
<a href=http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=534309&log=20081129 target=_blank target=_blank target="_blank">


要するに「MVP特権で面白いことするから票をくれ」である。
結果は惨敗。一票ももらえなかった。

なぜ駄目だったのかについて、二通りの仮説が考えられる。

仮説1・・・こんな邪道な方法はプリミエールでは通用しない
仮説2・・・提示した願いごとが面白くない

獲得票数ゼロが悔しいので再挑戦をさせていただく。
今度は「MVP特権をあなたの言う通りにするから票を下さい」である。

仮説1の場合は、もはや諦めざるをえない。
投票者諸君は真面目ですねと褒めるべきか、
洒落がわからん奴らめと罵るべきか。
どっちにしろ、負け惜しみに過ぎない行為だけども。

仮説2の場合は、これで挽回のチャンスがあると思ってよい。
前回の願いはPinkやミッチーを相手にしたのが悪かった。
ハッタリストのような大物を相手にすべきだったのかもしれない。
が、前回と違い現在は投票が便利になっている。
これを利用しない手はあるまい。

というわけで、今月の投票に際して皆さんにお願いがあります。
 今 月 の M V P は 私 に 票 を 入 れ て く だ さ い !!!
そして、理由の欄には「○○に××して欲しいから」
といった感じで「自分がしたい願い事」を書いて下さい。

抽選で一名様の願い事を、今月のMVPとしての願い事とします。
抽選方法は平等かつ公正さが確認できるように
「どれにしようかな天の神様の言うとおり」で決めます。
「ドレニシヨウカナテンノカミサマノイウトオリ」の21文字。
これなら、仮に票数7なら最後の人が当たりとなり、
票数10なら最初の人が当たりとなり、
票数8なら5番目の人が当たりとなり、
早い遅いによる当選確率の差は、ほぼ無くなります。
いつ投票する方も、安心して私に一票を投じて下さい。

今度こそMVPに(下) Mr.Sesame

  • 2009.09.30 Wednesday
  • 00:19
仮に「がりはに逆立ち町内一周して欲しいから」という無茶な願いでも、
私はそのまま申請する意気込みです。
良識ある統括本部長ハッガリーニがそれを許すとは思いませんが、
却下されようとも申請する分には自由のはずです。

いつもプリミエールを楽しみ、投票してくださる方々、
願い事をする貴重なチャンスですよ。ぜひ活用していただきたいです。

レギュラー陣も、これは良いチャンスですよ。
単にMVPの願い事をしたいだけならば
MVPぐらい自分でとってやるぜ!という意気込みで
皆さんあふれていそうですし、特にハッタリスト先生あたりは
いつでもとれるぜそんなもん!ぐらい思ってそうですが、
匿名で願い事を使うチャンスという意味では、なかなか無い機会です。

たとえば「DENCHを褒め称える文章を書け!」
という願い事をしたとしても、それがDENCH本人か
熱狂的ファンか、判別することはできません。

「川柳を書け!」のようにPinkがやりそうな願いが当選したとしても、
もしかしたらPinkの以前の願い事である短歌が好評だった結果かもしれません。

「独身男性限定・結婚について語れ!」のように、
一部からブーイングが来そうな内容もわかりません。
レギュラー陣は、誰の願いかわからないまま唯々諾々と従うしかないのです。
唯一バレる相手はハッガリーニだけど、彼がそれを口外するとは思えません。

というわけで、リベンジのためにも皆さん今月の投票で
私、Mr.sesameに清き一票をお願いする次第であります。

官能小説の「か」の字も知らないあなたへ ハッタリスト

  • 2009.09.29 Tuesday
  • 00:41
何の話をしていたかは忘れたが、僕は小説を読んでいた、というようなことを言ったはずだ。
そして、友人Aの次の台詞ははっきり覚えている。

『官能小説か? ハッハッハッ』

ハッハッハと言うからには冗談なのだろう。
しかし、だ。
なぜ官能小説だと冗談になるのか。
わかるような気もするが、ここは明らかにするべきところだった。

「おまえ、官能小説を読んだことあるのか?」

ねーよハハハと笑う友人Aは、冗談の続きを聞いているつもりのようだ。
だがこれは真面目な質問なのだ。

「読んだことないなら、官能小説をバカにするなよ」

確かにおまえの言う通りだ、知りもしないものを笑う愚を犯した自分を戒めてくれたことに感謝する、と友人Aが言ってくれるのが理想だった。
しかし現実は理想をはるかに下回っていた。

『なんだよおまえ、ほんとに官能小説愛好家なのかよ?』

奴はそう言ってのけた上、バカ笑いを始めた。
短絡的という言葉すら当てはまらない、この男の思考の飛躍は一体どこから来るのか。
これが僕のみならず官能小説に対する不当な侮辱であるなら、それに反論するべき人間は僕しかいなかった。
だがそうするためには、僕もバカ笑いを続ける友人と同様あまりにも無知だった。
つまり、僕が実際に官能小説を読んでみる必要が生じたのだ。

それがどこで手に入るのか分からなかったが、いつもの書店で探してみるとそれらしいものがいとも容易に見つかった。
僕の目は節穴だったのだ。
その中から一冊を選んで購入し、一気に読み終えた。

それはひとつの文化を形作るものとして興味深くはあったが、決してそれ自身がおもしろいものではなかった。
もしかすると友人Aはこれに類似するものを読んだことがあり、その上で僕をあざ笑っていたのではなかろうか?
いや、彼はそのように瞬間的に計略を巡らせることのできる人間ではない。
そして僕もまた、一冊のみで全体を判断するという過ちを犯すことがあってはならない。
すなわち、次の一冊を手に入れる必要があった。

手に入れた二冊目もまた、友人Aにバカにされてもおかしくない内容だった。
だが二冊という数は彼の意見に同調するに足る数字だろうか?
何冊の官能小説を読めば、この類の本に関して意見を述べられるのだろうか?

今僕は、五冊目の官能小説を読んでいる。
 
 
※この物語はフィクションです。実在の人物とは一切関係ありません。

バッティングセンター byたりき

  • 2009.09.28 Monday
  • 23:27
バッティングセンターに行くようになった。
きっかけはなんだっただろうか、よくは思い出せないけれども、まあどうせ車通勤になってちょっと落ち着いたところだったし「独りきり情熱を振り回すバッティングセンター」とか思ったのに違いない。
会社帰りとはいえ、ハーフパンツに半そで姿ではまったくそれっぽくは見えないのかもしれないけれど。

僕が行くバッティングセンターはいかにも古いところであるが、その分安いということもあってかいつも混んでいる。
野球少年やそのお父さん、それに大学野球だか草野球だかをやっていそうな若者。
そんな中に混じって最速の120キロを打つ。

しかしながら、なかなか当たらない。速くて打てないというイメージではないのだが、なんだかタイミングが合わない。
修正が大事ということで、打ちながら昔教わったいろんな注意点を思い出してみる。
ボールをよく見て。右肩が下がらないように。構えではあまりバットをぎゅっとにぎらず、力を入れるのはインパクトの瞬間だけ。
いろいろ工夫してみたもののダメ、不完全燃焼であった。
おっかしーなー、こんなはずではないんだけどなー。

数日後、リベンジということでもう一度打ちに行った。
あー僕が悪いですよ、大学のときのソフトボール大会で通用した打ち方じゃだめってことなんですね。ということで、打ち方を全面改訂。
はじめに行ったときは桧山スタイル、すなわち構えではバットを体の正面にまっすぐに立ててそこからテイクバックをとる、という打ち方で打っていた。
それを、昔から慣れてきた打ち方に近い和田スタイルに変更した。構えのときにバットの位置を右肩の前の方まで持ってきていて、そこでバットを小刻みに揺らしながらリズムをとる打ち方。

そう、僕は和田ユタカ。どんなボールにでもくらいついていく。そして流し打ちが得意。狙うはセカンドの頭の上、右足を引いて・・・。ほら、また飛んだ、ツーベースコース。
って、それ振り遅れてるだけですから!残念!

やはりタイミングが合わずに振り遅れは目立つ。はじめに比べればいい感じで当たるようにはなったものの、芯ではなく根っこに当たっていたりすることも多い。改善の余地は大いに残されている。

あれくらいの速度が打てないのはシャクだし、気分爽快てな具合にもっとバッチリ打てるようになりたいものだなあ。

九月のホラー劇場 がりは

  • 2009.09.28 Monday
  • 00:29
むかーしむかし。
外国のお話です。
エドという町がありました。
昔なので街灯もなく、夜になると真っ暗なので、出歩く人はあまりいませんでした。
ある日、中年の商人が風呂敷包みを持って、川沿いの通りを歩いておりました。
するとどこからか女のすすり泣く声が聞こえます。
あたりをそっと見渡しますと、川べりの柳の下に若い女がしゃがみ込んで泣いているのが、月明かりに照らされています。
商人は、こんな夜更けに若い娘がなぜ出歩いているのか、といぶかりながらもゆっくりと近づいていき、女の背中に優しく声をかけました。
「娘さん、どうかされましたか?」
女は泣きやみません。
「娘さん、こんな夜に物騒だな。私と一緒に帰りましょう。送りますから。」
女はすっと立ち上がりました。
しかし、背を向けたまま泣いております。
「娘さん、お聞きなさい。何かあったのですか?」

商人の背筋にぞっとした何かが走りました。
女はゆっくりと商人の方を向き、泣きやみました。

「何かあれば、泣いたりしませぬ。」

そしてゆっくりと顔を覆った手を開いていきます。
その顔には鼻がありません。
口がありません。
目がありません。

のっぺらぼうだ!!
とは商人は思いませんでした。

商人は娘の手を取り、ゆっくりと言いました。
「娘さん、よくお聞き。お前さんには目もない、鼻もない、口もない。でもね、耳があるじゃないか!」

優しく、強い口調に娘は身を固くして立っています。

「耳があるじゃないか!この世の中じゃね、耳があっても使わない輩の方が多いんだよ。口だけの奴、他人のことにばっかり興味がある野次馬。それに比べてお前さんはどうだい。耳だけあれば十分じゃないかい?」

娘は何も返しません。
体の前に拳を固く握って立っております。

「さあ、明日からも頑張るんだよ。負けちゃいけないよ。おうちはどこだい?」

すっかり本来の柔らかい口調で、商人は娘に近づきました。

「だーまーさーれーなーいーぞおおおお!」

獣のような声で叫ぶやいなや、娘は商人に躍りかかりました。

「目と鼻と口がない気持ちを思い知るがいい!!」

娘は商人から目と鼻と口を奪い、自分の顔に着けるとすたすたとどこかへ消えていきました。

後にはしくしくと泣きながらうずくまる中年の男が、月明かりに照らされていましたとさ。

無知との遭遇 by NIKE

  • 2009.09.27 Sunday
  • 02:50
「2009/09/26 (土) 無知の論理 うべべ」を受けて、もう少し考えてみる。

無知な者の投票の有害性について。
無知な者の投票行為が有害だとすれば、害は投票結果に表れるだろうから、ここでの害とは、無知な者の投票により当選結果が変わることということになりそうである。
そして、投票する以上は論理的には投票結果が変わる可能性はある。
しかし、実際に投票結果が変わる可能性がどの程度のものか、変わったところでその後の政治において現実に有害なのかよく分からない。
「専門家が政治を行うことになる」というのは確かに正しくないので、訂正する。古くは西川きよしから橋下弁護士まで、専門家でない人も政治家になった。が、その結果自体が有害なのか、後の政治が有害なのか。無知な者に左右された結果だから有害だといえばそうかも知れないが、実際に害があるのか僕には分からない。

次に、公約クイズでの選挙権剥奪について。
公約を知らない人は選挙権を奪われても仕方ないということだが、公約を考慮せず、A党ではこれまでよくなかったからB党に託してみようと考えたり、その個人の人柄を見込んで投票する行為は本当に法律で規制されるべきなのか。
また、政党・個人と公約を線で結ぶクイズとなれば、興味のない政党や候補者の公約まで覚える必要があるが、一部の政党・個人の政策のみ目を通して投票する行為は規制されるべきか。
公約を広く調べて投票すべきということが、普遍的な価値観として法的に強制できるほどのものとは僕には思えないのである。
実際、これまでそのようなクイズに答えられるほど公約を調べて投票した人は稀であろうし、将来的にクイズを実施し始めた後も間違える人は続出だろう。
そのように広い拘束をかけて選挙権という重大な権利を縛ることは、やり過ぎではないのか。仮に「良い選挙」になるとしても、それらの人々の意思決定の機会を奪ってまで達成するものではないと思う。

なお、政治教育をすると金持ち政党が思想を刷り込むと批判しているが、よく分からない。例えば、政党から1人ずつ選んで学校に集めてNHKの政見放送のように政策を話してもらい、後の授業で生徒同士話し合うような場合、そのような危険があるのだろうか。
あと、既に述べたが、公約クイズはカンニングを防いで公正に運営できるのかなど、実用に耐えうるのかも疑問である。

無知の論理 うべべ

  • 2009.09.26 Saturday
  • 14:31
どうやら批判されたらしいので、『民主主義って奴は by NIKE』に丁寧に反論する。

まず最初に。
『論理的には有害となりそうだが、実際問題として選挙結果に影響が出るとは限らないし、出たとしても最終的に(一応)専門家の政治家が政治を行うわけで、有害といえるほど有意な差が出るのかよく分からない』という文がある。
『論理的』には有害となりそうらしい。
でも『実際問題』として選挙結果に影響が出るとは限らないらしい。
一体どんな論理で、その論理はどう実際問題と異なるのだろうか。
さらに、最終的に(一応)専門家の政治家が政治を行うなんて言えるのだろうか。
専門家とは到底言えない僕でも当選するかもしれない。そういう話も含めて有害ということになっていたのではないのか?

このように多くの疑問を抱える出だしから、とりあえず有害と仮定して話が進んでいく。
僕も有害になりうると考える立場なので、同じスタートラインで話が進められる。
しかし次の文章。
『試験により選挙権を奪うことは、普通選挙を定める憲法(15条3項)の下では法的に不可能』
これを見て笑ってしまった。
普通選挙だと無知な国民の投票を防げないから、そしてそれは有害たりうると仮定しているから、今回僕は普通でない選挙を提案したのである。要するに、その憲法を改正すべきかという話なのである。

ここで改めて僕の考えを書く。
比例代表については、政党についてのマニフェスト当てクイズ。
小選挙区については、個人についてのマニフェスト当てクイズ。
正解したらそれぞれ投票する権利を得る。
政党についての例しか書いていなかったので、もしかして誤解を生んだかもしれない。

では再び文章を引用しよう。
『マニフェストを知らないくらいで排除するほど民主主義は敷居が高いものだろうか。政治は基本的に税金をどう使って国を運営するかの問題であり、代表なくして課税なしと言われるように、選挙を通じて税金の使い道を決めることは納税者の根本的な権利である』
その税金をどう使って国を運営するかがマニフェストに書かれているのでは?

『無知をなくす方向』というのも疑問が残る。
金持ち政党がどんどん思想を植えつけていくことにはならないか?
政治教育こそむしろ危険だと僕は思う。

結局、NIKEさんにより批判されたようなのだが、正直よくわからない。
ご意見お待ちしてます。

民主主義って奴は by NIKE

  • 2009.09.25 Friday
  • 21:53
大方予想できただろうが、選挙の話について僕の思うところを少し述べる。
無知な国民の投票の話についてである。

無知な国民の投票が有害なのか、僕にはよく分からない。
論理的には有害となりそうだが、実際問題として選挙結果に影響が出るとは限らないし、出たとしても最終的に(一応)専門家の政治家が政治を行うわけで、有害といえるほど有意な差が出るのかよく分からない。
DENCHは投票で世の中は変えられないと書いたが、間接民主制は、国民の能力を考えて、良くも悪くも国民から一定の距離を置いたシステムなのである。

まあ仮に有害だとしよう。
それでも、試験により選挙権を奪うことは、普通選挙を定める憲法(15条3項)の下では法的に不可能であるし、可能だとしても色々問題があると思う。
カンニングを防げるのか、どの分野から出題されても覚えられるのかなど、技術的な問題もあるが、そもそも、マニフェストの知・不知という線引きも選挙権剥奪という手段は適当か。
まず線引きについては、政党ではなく個人に投票する選挙区制度がある以上、マニフェストとは関係なくその人個人の政治信条を理由に投票したり、マニフェストに関係のない無所属議員に投票したい人の意思も尊重すべきである。
次に、選挙権剥奪という手段について考えると、マニフェストを知らないくらいで排除するほど民主主義は敷居が高いものだろうか。政治は基本的に税金をどう使って国を運営するかの問題であり、代表なくして課税なしと言われるように、選挙を通じて税金の使い道を決めることは納税者の根本的な権利である。
選挙権の権利としての重さを考えると、無理に線引きをして規制する弊害は避けるべきだと思う。

無知な者を排除するよりも無知をなくす方向で考えればどうか。
ヨーロッパのどこかの国では、各政党の議員を集めて学校で政策を話してもらったりするらしいが、そこまでやるかはともかく、義務教育での政治教育の充実も必要だと思う。
あるいは、自分の考えを外へ発信する政治活動なり身近な人との対話なりを通じて無知をなくしていけばいい。意見の発信や議論を交えることは日本人に馴染まないようにも思うが、民主主義は国民の質を政治に反映する制度であり、閉じた社会では政治も密室化する。議論を通じて政治意識を向上させることは民主主義の重要な要素である。
あるいは、民主主義よりも日本に合う制度を探すべきなのか。
それはまた別の話になるので、この辺りで収めておく。

おとな Mr.ホワイト

  • 2009.09.24 Thursday
  • 23:14
「最近、遊んでる?」と旧友に聞くと、
「遊ぶって、女遊びのこと?」と返されて絶望する今日この頃。
皆様、大人になるってどんな気分だい?

つまらない大人になりたくないとみんなが言ってた気がするが、
あの頃の自分が今の自分を見て何と言うかを想像すると恐ろしい。
大人になって心底思うが、大人はやはり下らない。
下らない大人に成り下がった自分が言うのだから間違いない。

         *

出張研修で東京に行くと、夜、同期がやはりヘンなところに行きたがる。
おれは風俗には死んでも行かんぞ、と宣戦布告すると、
「ガールズバーは風俗じゃないから大丈夫だ」
と三人がかりで説得され、講和に持ち込まれた(六本木講和条約)。

ガールズバーというものがあるのだ。
風俗の規制強化のせいで流行ってるんだと。
その意味ではまさに「風俗ではない」ということになる。
実際、酒飲んで、カウンター越しに女の子と話すだけ。
女の子と話せて楽しいー、ってバカじゃねえか。
が、まあいい、他人の趣味にどうこう言う筋合いはない。

四人の前に現れたのは、まだ若いバイト店員だった。
大学にも行かず、フラフラしているらしい。
休みの日何してんすかー、と誰かが聞いた。
「喫茶店で本読んでます。幻想小説とか。」
幻想小説?ハリーポッターとかそういうの?
「いえ、夢野久作とかですけど。」
ゆっ、夢野久作だとおおおおおおッ!
あの『ドグラ・マグラ』(※1)のか!?

※1 日本探偵小説三大奇書のひとつ。
   その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、
   本書を読破した者は必ず一度は精神に異常を来たすと称されている。
   (ウィキペディアより)(なんかハンター×ハンターに出てきそうだな・・)

「よくご存知ですねー。好きなんですよー。」
他の三人、ポカーンとしている。
「芥川とか太宰とかも好きですよー。」
他の三人、ポカーン。

高級クラブのホステスは、相手の話に合わせるために経済紙を読むという。
ガールズバーの女の子はやはりアマチュアだ。
ドグラ・マグラじゃあ、大抵の人間はポカーン、だ。
それにしても、高卒で夢野久作とは。自分はまだ読んだことがない。
「負けました。あなたを尊敬します。」と言って自分は東京の広さを実感したのだった。

10月読者参加型のオープントーナメント開催!!

  • 2009.09.24 Thursday
  • 08:13
こんにちは、A.ハッガリーニです。
ZPGPは2009年9月末日をもって、2周年を迎えます。
そこで読者のみなさんにお知らせがあります。
「2009年10月1日から31日までの間、プリミエールの読者の皆さんからの作品を募集いたします。」

【応募要件】
・プリミエールを読んだことがあること
・ペンネームを「Mr. + 色の名前」でつけること

注:ホワイト、グリーン、ブルー、コバルトブルー、グレー、オレンジ、イエロー、ヴァイオレット、オーキッド、セサミ、Xは使用できません。もちろん、ピンクも使用できません。

【応募方法】
・ワード、もしくはテキストファイルをメールに添付し、gariha@gmail.comに送付すること

【作品要件】
・一作品につき千字程度とする(1020字を超えると掲載できません)
・公序良俗に反する内容でないこと
・ジャンルは問いません
・読者の心の琴線をかき鳴らすものであること

【注意事項】
・応募いただいた作品が全て掲載されるわけではありません。(ZPGPで選考します。)
・素晴らしい作品だと判断した際にはレギュラー入りを打診いたします。
・賞金、賞品はございません。名誉をお受け取りください。

今回のお知らせは広く世界に未知なる文豪を求めるためのものです。
また、プリミエールレギュラー陣と最優秀作品賞を是非競っていただきたいと思います。
書いていただくことで、プリミエールの楽しみ方が大きく膨らみます。
実際、書いてみると既存の評価軸の他に
「○○の収束が毎回うまい。」
「△△の独特のリズムは目立たないのに心地よい。」
といった評価軸ができてきます。

読む側から書く側へ。
この大きすぎる転換、生まれ変わる瞬間を、是非体感してください。
その暁に戴冠しちゃって、痺れるような快感を得てください。

身を震わせるような傑作、お待ちしております。

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