最優秀作品賞受賞記者会見にかえて  がりは with A

  • 2017.10.16 Monday
  • 12:00

身長185cmくらい、頭にはターバン、顔の輪郭を覆うように黒いひげがもじゃもじゃ、上半身は浅黒い肌をさらして、使うことで大きくしてきたナチュラルな筋肉を見せつけている。

下半身は白のゆったりとしたパンツを腰紐で引き締め、靴は履いていない。

何より特徴的なのは口にくわえたサーベルだ。

アリ・ホッグァーのことだ。

記者会見に同席してくれとオファーしたところ、こんな格好で来たので会見は今回中止してインタビューの模様をお届けするにとどめる。

レスリングで本人曰く「オリンピック手前のいいところまで行った」という。

生まれはイラン、今の年については笑って教えてくれないが国籍は「今はカナダ」とのこと。

私がアラブの春について書いた記事を彼が読んでコンタクトを取ってきたことがきっかけで、しばらくメールでやり取りしていたが、会って話をするようになった。

仕事は物を考えることだ、と言うのだが、どうやってお金を稼いでいるのかと言い換えたら金は手段であり物差しだ、金を稼ぐために何かをすることは私はない、金など雨のようにどこからか降ってくる、ウゴノタケノコみたいにな!と大きな声を出された。

普段はもちろん上記のような恰好はしておらず、ストライプのはいった紺のスーツを愛用していて、会うときはいつもその格好だ。

長く縮れた髪を後ろで束ねている。

 

―この間のあのインタビュー、あるサイトで賞を取りました。ありがとうございました。

 

そうか。インタビューのコンテストか?あれはほとんど私が話して、あなたは文字起こししただけだ。その賞は私のものだ。

 

ー日本語にするの大変なんですよ。でも、まあ、ありがとうございました。それはインタビューのコンテストではなくて、千字くらいのテキストを書いて、一番良かったものに投票するんです。

 

投票?そういえば日本も投票の季節だな。お前も投票するのか?ほう。何党にいれるんだ?

 

ーそれは言いません。

 

そんな名前のパーティーがあるのか?さすが日本、変わっているな!

 

ー自分がどこに投票するかなんて、なかなか口に出さない文化なんですよ。

 

え?何を目的に投票してるんだ?

自分の理想の国の形に近づけるためにやってるんだろう?

一人でも多くの人を説得してより良い政策を実現できるような投票行動を促さなくてどうするんだ。

駅前で立っている政治家、車でわーわーとわめいている政治家に議論を吹っ掛けたことがあるか?

吹っ掛けなくてよく投票先が選べるな。

君は議会制民主主義を完璧に誤解しているぞ。

それはそんな機会すら与えられなかった我々からすれば甘え以外の何物でもない!

 

ー上半身裸でサーベルくわえてるくせによくもまあそんな立派なことを言いますね!

 

だってすっきゃねん!めっちゃすっきゃねええん!


―なんでいきなりたかじんなんですか。


これはウケないのか。日本人は難しいな。


―あなたの日本語のコーチは誰なんですか。


(無視して)

政治家だって君と変わらない人間だ。

みんながよい議論を普段から積み重ねて、そのエッセンスが彼女や彼に入るようにしなければ、議会制民主主義なんて独裁よりたちが悪い。

今の政治を見てみろ、アベがボスの党はアベと同じことを言わなくてはならない、コイケの党はコイケと違うことを言えば排除される、議論の余地がない、排除された人、それを応援している人のことは虐待すると言わんばかりだ。

真のリーダーであれば自分の意思決定で不利益を被るかもしれない人に対してこそ配慮しなければならないのに!

あれは彼らの魂の濁りの象徴であるとともに君たちが普段から議論を積み重ねてこなかったことの象徴だ。

真剣に議論していれば蔑ろにしたらどうなるか、馬鹿でもわかる。

あの最高で最低の帝国ですらここまで腐っていない!

私はバラク・オバマのことももちろんあの低能パート2のことも決して許していないがな!

で、君が賞をとったそのサイトでは議論は活発なのか?

中身の話、それを表現するテクニックの話、順番の話なんかもあるだろう?

 

ー正直、そこまで活発に議論があるとは言えません。

 

じゃあ君のその粗末なインタビュアーとしての能力も、私の卓越したインタビュイーとしての能力も正当に評価されず、どこを修正したらより良くなるのかも示されないのか。

確かに、君の内なる神と対話することでしか、究極的には成長はもたらされないとは思うがね。

日本にはヤオヨロズの神がいるんだろう?

皆の内なる神の意見を持ち寄ったほうがいいんじゃないか?

三人寄れば文殊の知恵なんだろう?

 

ーご意見ありがとうございます。そういえば三人の方が我々の作品に投票してくれました。

 

おお!!ぼうけんのしょとぼうぜんが受けたんだな!ハハッ!!選んだ奴もセンスがあるな。

 

ーそこじゃなかったんですけどね。。。

 

そろそろ寒いから帰るよ。ちゃんと議論を積み重ねて思考の強度を保つんだぞ。それは金と違って減らないからな。頼むぞ。


現場からは以上です。

アリさんに聞きたいことがあれば代わりに聞いておきます。コメントでくださいね。 

NewsPREMIER  がりは

  • 2017.10.06 Friday
  • 00:00

NewsPREMIERのお時間です。

本日も私、がりはが雑兵日記PREMIER9月の主な動きをお届けします。

MVP投票のガイドになれば幸いです。

 

早速インデックスです。

1.盤石のシステム、依然健在

2.テーマ「ツキ」が大混戦

3.Mr.アールグレイの2016年、とうとう終わる

4.たりき久々の的中

5.ほとばしるMr.ヤマブキ

6.Mr.Pink静かに復活

 

1.盤石のシステム、健在

 

たりき、がりはがともに13本で譲らず。

Mr.Indigoがすり減ってもMr.ヤマブキが堅調に支え、4人で52本中40本書いています。

実に素晴らしい。

 

 

2.テーマ「ツキ」が大混戦

 

ここのところ参加者が少なかったテーマですが、今月は7人のバトルロワイヤルになりました。

正統派できたIndigo・アールグレイ・たりき・うべべ、ひねってきたヤマブキ・マルーン、メタでやってきたがりはと多士済々。

これだけ楽しめるテーマも久しぶりですね。

いつもこうだと良いのですが。

荒れた時は力の抜けた小品、というのはPREMIERの格言ですが勝負の行方や如何に。

 

3.Mr.アールグレイの2016年、とうとう終わる

 

一言、お疲れさまでした。

2017年のスタートが待ち遠しいです。

 

4.たりき久々の的中

 

夏競馬、このまま当たらないんじゃないだろうか、とハラハラしていましたが意地の的中で配当も良く、スマッシュヒットになりました。

G1初戦も当たりましたし、これからにますます注目です!

 

5.ほとばしるMr.ヤマブキ

 

鉄の海がどんどんその迫力を増し、物語の恐ろしい部分にどんどんと踏み込んでいきます。

それでいながら毎月2本の新作を出すのはすごい仕事量です。

正気と狂気のバランスをPREMIERで取っている男、それがヤマブキです。

 

6.Mr.Pink静かに復活

 

しばらく遠ざかっていたMr.Pinkが帰ってきました。

格調高さという武器を携えて。

 

 

以上今月の動きをまとめました。

雑兵日記PREMIER、9月度の投票は10月9日締切、投票箱はこちらです。

NewsPREMIER、お相手はがりはでした。

それではまた来月お目にかかりましょう。

さようなら。

競馬講座(4)〜これであなたもたりきの言うことがわかるように〜 がりは

  • 2017.09.20 Wednesday
  • 06:37
好評の(?)競馬講座第四弾です。
どんなジャンルもそうなんでしょうけど、そのジャンルの魅力を言葉で説明するのは限界があります。
見てくれ、体験してくれと。
ただ、これだけ情報が多い世の中で(現代人が一日で受け取る情報は江戸時代の人の一生分だと誰かが言ってました。)趣味にも様々なジャンルがあり、たとえ体験の一日であってもなかなか費やしてもらえない世の中になっています。
自分の好きなジャンルを潰さないためには、そこに多くの人を引き込む必要があり、そのためには体験するところまで引き込みたい。
そのために上手に説明していくことや露出を増やしていくことが大切になるのですが、なかなか難しいですね。
前回は枕が長すぎてほとんど解説できませんでしたが「そろそろネタ切れか?」という声も聞こえてきました。
そんなことはないですよ、トランキーロ!!
ローズステークスは伏兵のラビットランが制しました。
このレース実に面白いことが騎手の間で起きていました。
二番人気のモズカッチャンは前走オークスでは和田騎手が騎乗して2着でした。
普通ですと和田騎手が「主戦」といって、余程のことがない限りパートナーになるのですが、今回デムーロ騎手に「乗り替わり」ました。
これは馬主や調教師が和田よりもデムーロがはっきり上手と言ったわけですから、和田としては当然面白くありません。
和田はテイエムオペラオーとのコンビでG気鬘珪,靴得こ最強の座にいたこともある名手です。
その意地が爆発した勝利、というストーリーも読み込むことができたんですね。
私が競馬をしていた時にはこういうストーリーには敏感でした。
たりきも当然その辺のことは織り込み済みなのですが、本誌での予想ではそれを根拠にしないということなのだと思います。
ギャンブルというのは負け方にこそ意味があるので。
ややこしいのは和田を追いやったデムーロもルメールに追われてオークス3着に入ったアドマイヤミヤビとのコンビを解消、モズカッチャンにスライドしているということです。
ルメールはオークス1着のソウルスターリングに乗っていたのですが、今回秋華賞にソウルスターリングが出ないことを決めたのでローズSのパートナーがおらず、そこに目をつけたアドマイヤミヤビ陣営がデムーロOUTルメールINを決断したようなのです。
さらにレース直前にアドマイヤミヤビは故障、引退。
ルメールはクイーンマンボに乗って12着。
モズカッチャンは7着。
和田と和田ファンからするとリベンジ成功となったのでした。
近年とみに、外国人騎手と岩田、戸崎など地方競馬出身の剛腕騎手に有力馬が任されるケースが増えており、かつてのスター騎手である武、横山、藤田といったところが干されるという現象が顕著になってきました。
今回のレース、2着に粘ったのは横山であり、人気薄の馬を操り絶妙のペースで逃げる彼のマジックが炸裂したレースでもありました。
こういうレースを見ると横山を買い続けたいなあとしみじみ思います。
ついつい、良いレースを見たので熱くなってしまいました。
申し訳ない。
今回はそのローズSの回顧から。
〇ハイペースの中2着に粘ったカワキタエンカも素晴らしいですね
通常、レースがハイペースの時は逃げ馬が自分のペースよりも無理をして走っていることが多いので、差し・追込の馬が勝つことが多いです。
カワキタエンカが2着に粘れた理由がベテラン横山騎手のファインプレーなのかカワキタエンカの能力の高さ故なのかはまだ測りかねるところで、次走秋華賞で買うか買わないかに大きく関わってきます。
〇ファンディーナとモズカッチャンは休み明けが堪えた形でしょうか。
休み明けが一番力が有り余っていて、いい状態なのではないか、月曜日はハイパフォーマーだけど金曜日はボロボロですもの、という方もいらっしゃるかもしれません。
競馬では目標にしているレースに向けてローテーションを組みます。
人間のマラソンでもオリンピックの前に似たような条件のレースを走ったりしていますよね。
それと同じです。
本番に向けて様々な確認事項をレースの中で行います。
ゴールがあることを思い出すとか、競馬場で応援されている環境に慣れてビビらないようにする(馬はとても耳が良い動物で、特にG1の時の歓声などは普通だと耐えがたいのではないかと思います。)とか、そういうことからやっておく必要があるのです。
とはいえ真剣に走るので、一生懸命走ると体重が落ちたりして消耗するタイプの馬などは、あえて追い込まず仕上げをゆるくしたまま出走させたりします。
これが休み明けに凡走することが多い理由の一部です。
牝馬は仕上がりが早いと言われ、ポン駆けする(休み明けでも実力を発揮できる)とも言われるんですけどね。
書いていたら思ったより長くなったので、今回はここまでにします。
来週のたりきの的中の嵐に期待しつつ、ごきげんよう、さようなら。

試合後の会見(2017.9 上) がりは

  • 2017.09.18 Monday
  • 00:13

テーマコンテストのベルトを腰に巻き、MVPのベルトを肩にかけ、意気揚々と引き揚げてきたきたがりは。

テーブルに二本のベルトを立てて置き、椅子にどっかりと座って記者団を見回す。

しばらく口を開かないがりはに対し、記者団の後方から背の高いサングラスの男が投げかける。

―がりは選手、今のお気持ちをお聞かせください。

「おい、お前はおめでとうございますも言えないのか?試合観てたのか?」

―あ、おめでとうございます!今のお気持ちをお聞かせください。

「当たり前のことが当たり前に起こっただけだ。俺の持ち物が俺の腰に返ってきただけ!何回言わせるんだよ!」

―いらついておられるようですね。

「そうでもねえよ。」

―疲れがたまってきてるんじゃないですか?

「疲れねえよ。平常運転でなんで疲れるんだよ!」

―今回MVPに推している票のコメントに「頑張っている」「大変そう」「やらされてる」「顔が老けてる」「肌に艶もハリもない」「目が死んでる」「コクがなければキレもない」というようなコメントが並んでいましたので。

「マジでか!どこのドイツ代表だよ!」

―いやいや、多分日本人だし、嘘だし。

「てめえ!うべべだろ!!おい!そいつ捕まえろ!!」

―うべ!うべべべべべ(覚えてろよー)

若手レスラーが追いかけるもうべべの逃げ足は早かった。

 

「うべべじゃねえかよ!変だと思ったよ。油断も隙もねえな。まともな奴いねえのかよ。もう帰るぞ。」

―わしじゃ!

「おお、Mr.Indigo。」

―違う!渡海文殊じゃ!

「ほう。」

―今回は当たったじゃろ!褒めてくれ!

「ここは俺の記者会見。あんたを讃える場じゃないの!大体三頭立てのテーマ外してるじゃねえか」

―ぐぬぬ!覚えておれ!必ずや仏罰が下るであろう!!

「下るんじゃなくて、あんたが下すんだろうが!Get out here!!まともな奴いねえのかよ。」

―がりはさん、本数書いたって言っても若干雑じゃなかったですか?

「はあ?」

―ほら、たりきさんの的中率のアレ。大恥でしたね。

「うるせー!仮説が検証されるのはいいことだろうが!」

―いやいや、一本一本のクオリティの話をしてるんですよ。たりきさんは一本一本いろいろ調べて苦労しているのに、あなたは想像で書きなぐってるだけじゃないですか。」

「外してるのはたりきも一緒じゃねえか!」

―なんだとー!

「お前!たりきだな!!」

―あ、いや、うそーん、なんでわしこんなことしてもうたんやー。

「バレバレじゃ!出て行け!!」

試合後の会見(2017.9 下)  がりは

  • 2017.09.18 Monday
  • 00:12

―大切にしているテーマコンテストの価値が下がってきているようでいら立っているんですか?

左端に立った長身の女性が質問する。

「どこの社だてめえ。」

―ファン代表です。

「ファン代表?新しいね。そういうヨカタが入ってきていい時代になったのね。確かにそういう面はあるよ。ヤマブキもマルーンもうべべも入ってこない、Xも勝ち逃げしたまま。俺は自分の仕事、自分の力に自信はあるよ。でもさ、ちゃんと試さないとわからないことってあるからさ。」

―そうですよねー。そういう意味で丁寧に読んでくれている読者って重要ですし、もっと評価されてもいいですよね。

「そ、そうかもしれないな。いつもありがとうございます。」

―今回のベストコメントはどなたですか?

「今回はダックスフンドさん。いつも投票ありがとうな。Mr.Indigoを励ましてやれるのはあなたしかいない!俺もあなたのような理解者がほしい!」

―ありがとうございますは?

「他に?」

―あれ?無視ですか?丁寧に読んでくださっている読者の皆さんにありがとうございますは?

「ありがとうございます!」

―まだちょっと頭が高いんじゃないでしょうか。

「こ、こんな感じ?」

―もっと!地面にこする感じで!

「ええー?」

―できないの?丁寧な読者様だよ?

90度の礼をしているがりはの膝の裏を蹴り跪かせ、すかさず後頭部を踏みつけようとする女性、間一髪横に転がってかわすがりは。

「てめえアールだろ!!」

―マルーンさんやうべべさんやブッキー様が参戦したらあんたなんかすぐにボロボロになるんだからね!あんたなんかそれまでのつなぎだよ!

「なにー!つなぎはつなぎで大事なんだぞ!」

がりはが立ち上がり殴りかかろうとしたところ、茶色い影がすっと飛び込んできてがりはの鍛え上げられて六つに割れた腹筋の上から鳩尾を一発。

がりははどさりこうと倒れ、口から泡を吹いた。

―アールさん、いいですか?こういう相手は一発で仕留めるに限ります。うるさいし。

(一同)マ、マルーン!!

―山籠もりの末体得したライトニングスパイラル、こんな所で使っちゃうとはね。いたーい。

おどけながら手を振るマルーン。

その手の先には光線銃が握られている。

―殴ったのかと思ったぞ。

―撃ったのか?

―うべべべべべ。(傭兵ならこんな派手な所では殺さない。)

―そこまでしなくても。

―いつかはこうなる運命じゃ。

―安心して、あれくらいじゃ死にませんから。がりはさん、来月のテーマは何にするんですか?

がりははむくりと起き上がると吠えた。

「もちろん『運動会』じゃい。第一競技は鬼ごっこじゃ。お前らただで済むと思うなよ!!」

その声を合図に記者団は散り散りに逃げ帰った。

競馬講座(3)〜これであなたもたりきの言うことがわかるように〜 がりは

  • 2017.09.16 Saturday
  • 09:10
好評の(?)競馬講座第三弾です。
夏競馬が終わりましたね。
みなさんの夏はどうでしたか?
夏競馬はいかがでしたか?
昔から公営ギャンブルに勝てるギャンブラーはいないと申しまして、それは勝ち馬投票券は約25%の控除金があり、誤解を恐れず単純化すると100円買ったらまず75円になるんですね。
馬券の的中者がいない場合、またはみんな的中した場合には100円につき70円か80円が戻ってくることになります。
愚者の税金とも呼ばれる宝くじよりはましな感じもしますが、それでも理不尽さがすごい。
たりきはその理不尽に立ち向かう孤高のギャンブラーということになります。
理不尽なことに耐えられない人は、自分が応援している馬の馬券を少し買うのが楽しいでしょう。
勝てば喜びが倍となりますし、負けた時はその馬の名が記された単勝馬券を日記に貼ってなぐさみにしましょう。
私の友人で、自分の好きな馬だけは買わないという偏屈な男がいました。
好きな馬が勝てばうれしいし、負けても馬券が当たるから、と言っていました。
いやいや、負けて馬券が外れる可能性、めちゃ高いやんか、と言うとある年の有馬記念で好きな馬以外の17頭の単勝馬券を握りしめていたので随分笑ったものです。
人気のなかった彼の馬が勝った時、彼は自分の中にある感情を全て放出して立ち尽くしていました。
10万人以上集めた中山競馬場で、彼の周りだけ音がありませんでした。
私は彼に義理を立てて買った単勝1000円と2着に入った私の馬との馬連1000円を握りしめてほくほくしていました。
たりきの予想がなぜ当たらないか、夏競馬が難しいのさ、とかっこよく書いた前回でしたが、8月の的中率が一年で最も高いというデータを見せられ愕然としました。
たりき、ありがとう、勉強になったわ。
さて、今回は少し趣向を変えて(枕が長すぎるわ!)最近のたりきの作品から気になる表現をピックアップして解説していきたいと思います。
今回は脚質、逃げ、について。

〇マルターズアポジーは同型のボンセルヴィーゾとの兼ね合いで難しい競馬に
競走馬はそのレーススタイル(これを脚質という)で大きく4つに分類されます。
ゲートを出てからゴールまでずっと先頭でいたい「逃げ馬」
逃げ馬の後ろで待機しながら、逃げ馬が辛くなる最後の500mくらいで先頭に立ちそのまま逃げ切りたい「先行馬」
先行馬の後ろで直線まで待ち、そこからスパートする「差し馬」
レース序盤はやる気があるのかないのか最後尾で遊んでいて、直線になると本気を出してゴール前でギリギリ先頭に立つ「追い込み馬」
あなたの仕事の仕方はいかがですか?
PREMIER執筆陣ではMr.ヤマブキ逃げ、Indigo、マルーンが先行、アールグレイが差し、たりきが追込です。
今回たりきが述べているのは有力な逃げ馬が二頭いると、どちらも先頭に立ちたがるものでどんどんペースが速くなったり、気持ちよく走れなくなったりすることがあって、順調にいかないと予想していた、ということです。
他の脚質の馬が複数いても問題にはならないので、これは逃げ馬特有の問題ですね。
結果は2頭とも3着には入ってこなくて馬券に絡みませんでした。
たりきの予想は部分的に当たっていると言えるでしょう。
〇逃げ馬はなぜ逃げるのか
いくつか要因があると言われています。
・前に馬がいるとやる気をなくしてしまう
 →陸上の桐生君がこのタイプだそうですね。競走馬でいうとサイレンススズカという稀代の名馬がこのタイプだったと言われます。
・砂やどろを被るのが嫌
・馬が近くにいるのが嫌
 →え?馬って集団行動の動物じゃなかった?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間だって社会的な動物ですけど社会に適合してない個体がたくさんいるじゃないですか。
・早すぎてどうしても前に行っちゃう。新馬戦などでは能力が違いすぎてこんな状態になっている馬を見ることがあります
書いていたら思ったより長くなったので、今回はここまでにします。
私からしたら京成杯AHはガリバルディしか買うものないんですけどね。
だってガリ族ですよ?
秋のたりきの的中の雨に期待しつつ、ごきげんよう、さようなら。

アリ・ホッグァー(ari hogguah)へのインタビュー  がりは

  • 2017.09.11 Monday
  • 00:00
今はなにもかもがつながっていて、なにもかもを誰もが所有できる気になっている。
そう、今や世界政府とも言うべきあの網、インターネットのおかげだ。
貨幣と同じく、あの世界も信用で成り立っている。
信用が無ければ貨幣は鉄屑、紙きれと同じだ。
むしろひどく汚れていることを考えればそれ以下だ。
インターネット上で我々はつながっている。
誰もが誰もと。
つながらないようにしようとしてもそれは無理な相談だ。
今生きていて、生活のすべてから中国製品を排除しようとしても無理なように。
あの最低で最高の帝国(※インタビュアー註:彼はアメリカ合衆国のことを必ずこう呼ぶ。)の影響を排除しようとしても無理なように。
後期高度資本主義社会が1900年代後半に地球を飲み込み、それに覆いかぶさるようにインターネットが広がった。
バタフライイフェクト!なんて持て囃していたがなんのことはない、地球の裏側だってすぐそこと変わらなくなってしまった。
百科事典棒を手にしようと頑張る連中(※インタビュアー註:彼はAlphabet社≒Google社のことをこう呼ぶことがある。)の目論見はほとんど成功しようとしている。
どんなに美しく輝かしい一点の曇りなき理念でも現実に打ち立てられれば風雨にさらされ、鳥の糞だって落とされる。
もちろん酔っ払いやいたずらだってされる。
百科事典軍団がインターネットを排除し、全てを自らの手に握るのもそう遠くはないだろう。
全ての人が百科事典棒の前に跪き、やつらは満面の笑み、聖者のそれをもってやさしくみなを導いてくださることだろう。
でも、それは幻想だ。
全てを手にしていることは何も手にしていないことと等しい。
ネットワークが切れたら?
データがどこかにいったら?
あっという間にあなたが手にしていたと思っているものは消えてしまう。
そう、最近日本の友人に効果的なたとえだと教えてもらったのだが・・・
ドラクエ3みたいに!!
どう?
あってるか?おもしろいのか?
積み上げたものが理不尽に、残酷に消えてしまう時に使うといいと言われたんだが。
もちろん百科事典マニアどもとその一味は全力でネットワークとデータを保全するというだろう。
わたしが言うようなことは起こらない、杞憂だと言うだろう。
心配には及びません、バックアップがとってあります、すぐに復旧します、とね。
でも消えちゃったら?
現在のテクノロジーでは電力とネットワークは分かちがたく結びついている。
電力は現在資源とイコールで、以前ほど石油に関して危機感を煽られることは少ないが、何故かピンチになると新しいオイルが見つかるよね。
そう、なんと言ったかな・・・。
ドゥライモンのthe 4dimensional pocketみたいに!
でもそれだっていつまで続くかわからない。
代替エネルギーも宇宙発電から安定的に無線送電できる技術が開発されるまでに30年はかかるだろう。
送電が何らかの形で途切れたら?
地表500劼らいでどこかのイカれた奴が水爆を爆発させたら?
我々がいま享受している「なんでも持っている感」はドラクエ3だ。
君はドラクエ3をやっていたのかい?
 ―はい、やっていました。
ボウケンノショが消えた時、どうした?ボウゼンとしたのかい?
 ―はい、ぼうぜんとしました。
今のはうまいことをいったのに、どうして笑わないんだい。そんなにつらい過去だったのか?
おそらくボウケンノショが消えた時、と当時のキッズはこうしたと思うんだ。
外に行って野球でもしよう。
当時は野球が流行ってたんだんだろう?
ドラクエ世代のあとからサッカーが流行ったと聞いているが、それとボウケンノショの脆弱性は関係があるのかな。
 ―わかりません。多分ないと思います。
君がないと言ってるから相当強い因果関係があるんじゃないか?
寝食を忘れて打ち込んだものが消えるという理不尽に耐えた経験を持ち、3.11の大災害で積み上げたものが実は脆弱だったことを実感した君たち日本人こそが百科事典野郎たちとその一味が便利にし、脆弱にしたこの世界の不確定性を下げる鍵なんだと思うんだよ。
9.11を経て、アラブの春を経由し、まだうまく立ち直れていない私が言うのだから間違いないよ。
我々もドラクエ3をやっていたらな、と思うんだ。
そんな強さを持てたんじゃないかなって。

NewsPREMIER がりは

  • 2017.09.09 Saturday
  • 13:57

NewsPREMIERのお時間です。

本日も私、がりはが雑兵日記PREMIER8月の主な動きをお届けします。

MVP投票のガイドになれば幸いです。

 

早速インデックスです。

1.盤石のシステム、健在

2.マルーン、山籠もり?

3.相談室、大盛況

 

 

1.盤石のシステム、健在

 

たりき、Mr.IndigoのMVPコンビに加え、がりはも書きまくっており、3人で30本を今月も超えています。

たりきの使い減りのしない肩は往年の下柳を彷彿とさせます。

Mr.Indigoのすり減りながら頑張っている姿は消しゴムやろうそくを見ているようで、琴線に触れますね。

がりはを含めた三人で数を稼ぎ、さらにテーマも三人で争っています。

実に素晴らしい。

苦手種目であっても規定演技はすべてやる、トライアスロンやデカスロンの選手のような厚さを感じさせますね。

また、三強以外ではMr.ヤマブキも鉄の海以外に2本書いて6本。

こちらも素晴らしい。

 

 

2.マルーン、山籠もり?

 

夏は山のシーズンらしく、Mr.マルーンは各地の山へ登りに行っているようです。

参戦当初から「夏は山のことしか考えられなくなるので・・・」とおっしゃっていたようで、本当にそうなんですね。

たくさん取材ができたでしょうから、あの美しい写真と無駄のない文章がこれからたくさん読めることを楽しみにしましょう。

もちろんSF好きが垣間見える奇抜な発想の小説も楽しみです。

 

3.相談室大盛況

 

がりは、Mr.臙脂に加え、うべべも相談室に入ってきました。

相談だけで10作品です。

もっと悩み、相談を皆さんから頂きたいと思います。

投票以外でも受け付けております。

twitter @ZohyoPREMIER

mail  passionpremier@gmail.com

 

4.ついにIndigoの次女、歩く!

 

こういうおめでたいニュースはご祝儀で票を集めたりしますのでね。

人類にとっては小さな一歩でもIndigoにとっては大きな一歩だったに違いありません。

そのような日常の一ページを切り取って寿いでいく、私たちはそんなメディアでもあります。

自らの人生の一ページが蘇ってくる、灰色になりかけていた日常がもう一度色を取り戻すきっかけになればと思います。

 

以上今月の動きをまとめました。

雑兵日記PREMIER、8月度の投票は9月10日締切、投票箱はこちらです。

NewsPREMIER、お相手はがりはでした。

それではまた来月お目にかかりましょう。

さようなら。

【テーマ】義理アイス  がりは

  • 2017.08.26 Saturday
  • 00:00

 

外回りの営業をしていると車に乗っていることが多いが、こう暑いと車を降りて客先に向かって歩くのすらためらわれる。

靴底がじゅうじゅう焼けているのを感じるくらいだ。

なるべく日陰を狙って駐車せんとするがもちろん先客がいる。

商談を終えて車に戻るとハンドルが触れないくらい加熱されている。

エンジンをかけエアコンを全開にしてから全てのドアを開け放ち、運転席の横のドアをバタンバタンと開閉する。

二十回くらい。

全てのドアを閉めて回り、運転席に座るとシートがサウナくらい熱いこと以外は許せる範囲に収まってきている。

 

外に出るたびにコンビニを探してしまう。

電車で外回りしてオフィスに帰ってくる途中にいくつかコンビニがあるのだが、どうしても寄ってしまう。

寄って涼んでしまう。

涼むとますます外に出たくなくなるので、ぐるりと店内を一回りして、雑誌コーナー、キャッシュディスペンサー、トイレ、氷、酒、ペットボトル飲料、紙パック飲料、冷蔵食料品、弁当、おにぎり、カウンターと一通り点検して外に出ることにしている。

その度に手ぶらではかっこつかないので何かしら買うことになる。

お茶、ガムの類ではあるが、お礼のつもり。

 

オフィスの入っているビルに戻ってくると2Fにコンビニがある。

ここにも寄ってしまう。

他のコンビニに散々寄ってきたのだからパスをしても良い。

買いたいものもない。

オフィスは冷房が効いているから、涼みたいわけでもない。

でも普段一番お世話になっているコンビニで、他に散々浮気してきて私のことはお構いなしですか、と言われているような気がして寄ってしまう。

そんな気がしているものだから、このコンビニでは他では買わないような物を買ってやらねばならぬ気がする。

 

で、何を買うのか。

最近はアイスを買っている。

アイスキャンデーだ。

パイナップルやらオレンジやらチョコレートやらののアイスを買って、食べながらオフィスに帰る。

俺の複雑な気持ちをしらない同僚たちは

「アイスは反則だろー!」

「仕事中アイスを食べるとは何事だ!」

「お前をそんな風に育てた覚えはない。」

「がりは、今ならまだ間に合う。全員分買ってこい。」

などと口々に非難する。

すっかり体も冷えていてアイスを食べる必要もないのだが、義理でアイスを食べているということを説明するのも面倒くさく、

「うらやましければ外回って稼いだ金で買ってきたらいいでしょう!」

などと皆を煽り、熱くすることでアイスをおいしく食べることにしている。

格別である。

 

バックステージでのインタビュー  がりは

  • 2017.08.19 Saturday
  • 00:00

〜バックステージにて〜

がりはがふらつきながら会見場に入ってくる。

チャンピオンの仕事はリング上で終わっていない。

バックステージでマスコミに向かってしっかりメッセージを発信してこそのチャンピオンだ。

記者一同、拍手で迎える。

 

「いやいやいや、きついきついきつい。」

ベルトをテーブルに据え、どっかりと椅子に腰を下ろす。

―おめでとうございます!

「ありがとうありがとう。」

―がりは選手、まずは試合を終えて一言お願いします。

「リングで言ったことがすべてだよ。読んでくれたファンも最高ならヤマブキも最高だったよ。感謝しかないよ。」

Indigo選手についてはいかがですか?

「あれ、Indigoの創作だったらのけぞったんだけどなあ。3D連携自体は実際の話なんだもん、あのネタ持ってきたのは良かったけどな、Pスポが余計だったな。あそこで「着想が斬新」とか書いてなきゃな。どう考えても斬新なのは3Dの方で、町の擬人化じゃないもんんな。」

―結構細かいところまで読んでらっしゃるんですね。

「当たり前だろ!全部頭に入ってるよ!あと、付け加えるなら、ディフェンディングチャンピオンはどうしたんだよ!てことは言っておきたいね。」

―実際、試合の中で特に意識されたことは何かありましたか?

「夏、だね。」

―夏、ですか。

「あとはね、俺の中でどうしても引っかかってるのよ。2つ。」

―なんですか?

「答えはもちろん」

―トランキーロ!!

「よくわかってんじゃんか。当ててみなよ。」

―わからないです。

「はええよ。ちゃんとやろうぜ。」

―んー。うーん。

「次の質問!」

―昨年12月以来の戴冠です。5連覇がかかった試合をボイコットして、改めて戴冠されたわけですが、そこについて想いをおきかせください。

「いい質問だな。4連覇してもう俺の手のひらに乗ったなあと思ってたんだよ、正直。ボイコットしてももしかしたら俺が勝っちゃうんじゃないの、てくらいにさ。それが一度手放したらどうだよ。全然戻ってこない。勝ち方忘れちゃって、一生懸命やればやるだけドツボだよ。ドツボでウツボだよ。だからさ、今回のは嬉しいよな。」

―今回の作品、2月の「バレンタイン」と作りが似ていますが、その辺、思いを聞かせてください。

「またまたいい質問だね。どこよ?NewsPREMIER?覚えとくよ。バレンタインはさ、俺自信あったんだよな。あれで一票も入らないとかちょっと信じられなかったよ。そこからずっとスランプだよ。何書いてもつまらない。こうグルーヴしてこないっていうかね。書いてて自分に裏切られることがない、自分の想定した範囲に収まっちゃうっていうね。」

―わっかります、わっかります。

「ありがとう。俺、今そういう気分じゃねえんだよ。」

―すみません。

「そこはもう一回わっかりますだろうが!」

―みんなさ、ここ来てみなよ。気持ちいいぜ。はは。無理か。とおっしゃいましたが、あれはどういう意味だったんですか。

「あのさ、このリングには気持ちがあれば誰でも挑戦できるんだよ。上がってこれるかどうかは腕次第だけどね。目指していれば、それはプロセスなんだよ。終わってないんだよ。」

がりは、しばらくテーブルに置いた自分の両手を見る。

「これを誰がどう受け取るか知らねえよ。でもよ、上がって来いよ。もう一回俺の首獲りに来いよ。俺の対角に立てよ。俺はずっと待ってるよ。わかってるよ、トランキーロだってことはさ。」

―がりはさん、それは誰に対しての・・・

「独り言だよ独り言!もういいか?」

―がりはさん、テーマチャンピオンとしてのお仕事をそろそろ・・・

「おお、わりいわりい。先月忘れてたチャンピオンいたもんな。来月のテーマは『ツキ』でいこうか。カタカナで書いといてくれよ。」

―意図は?

「意図?月なのかツキなのか、運の尽きなのか、答えはもちろんトランキーロ!!あっせんなよ。」

―大きな声出さないでくださいよ・・・。最後に一言お願いします。

「いいか、もう、誰も俺を止めることはできないよ。テーマコンテスト、誰が来ても、どんな方法できても、俺を止めることはできない。ファンのみんな、俺だけ、俺だけ見てればいいんだ。以上!」

―ありがとうございました。

 

ゆらりと立ち上がったがりはは記者団をギロリと見渡してから控室に戻っていった。

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