バックステージでのインタビュー  がりは

  • 2017.08.19 Saturday
  • 00:00

〜バックステージにて〜

がりはがふらつきながら会見場に入ってくる。

チャンピオンの仕事はリング上で終わっていない。

バックステージでマスコミに向かってしっかりメッセージを発信してこそのチャンピオンだ。

記者一同、拍手で迎える。

 

「いやいやいや、きついきついきつい。」

ベルトをテーブルに据え、どっかりと椅子に腰を下ろす。

―おめでとうございます!

「ありがとうありがとう。」

―がりは選手、まずは試合を終えて一言お願いします。

「リングで言ったことがすべてだよ。読んでくれたファンも最高ならヤマブキも最高だったよ。感謝しかないよ。」

Indigo選手についてはいかがですか?

「あれ、Indigoの創作だったらのけぞったんだけどなあ。3D連携自体は実際の話なんだもん、あのネタ持ってきたのは良かったけどな、Pスポが余計だったな。あそこで「着想が斬新」とか書いてなきゃな。どう考えても斬新なのは3Dの方で、町の擬人化じゃないもんんな。」

―結構細かいところまで読んでらっしゃるんですね。

「当たり前だろ!全部頭に入ってるよ!あと、付け加えるなら、ディフェンディングチャンピオンはどうしたんだよ!てことは言っておきたいね。」

―実際、試合の中で特に意識されたことは何かありましたか?

「夏、だね。」

―夏、ですか。

「あとはね、俺の中でどうしても引っかかってるのよ。2つ。」

―なんですか?

「答えはもちろん」

―トランキーロ!!

「よくわかってんじゃんか。当ててみなよ。」

―わからないです。

「はええよ。ちゃんとやろうぜ。」

―んー。うーん。

「次の質問!」

―昨年12月以来の戴冠です。5連覇がかかった試合をボイコットして、改めて戴冠されたわけですが、そこについて想いをおきかせください。

「いい質問だな。4連覇してもう俺の手のひらに乗ったなあと思ってたんだよ、正直。ボイコットしてももしかしたら俺が勝っちゃうんじゃないの、てくらいにさ。それが一度手放したらどうだよ。全然戻ってこない。勝ち方忘れちゃって、一生懸命やればやるだけドツボだよ。ドツボでウツボだよ。だからさ、今回のは嬉しいよな。」

―今回の作品、2月の「バレンタイン」と作りが似ていますが、その辺、思いを聞かせてください。

「またまたいい質問だね。どこよ?NewsPREMIER?覚えとくよ。バレンタインはさ、俺自信あったんだよな。あれで一票も入らないとかちょっと信じられなかったよ。そこからずっとスランプだよ。何書いてもつまらない。こうグルーヴしてこないっていうかね。書いてて自分に裏切られることがない、自分の想定した範囲に収まっちゃうっていうね。」

―わっかります、わっかります。

「ありがとう。俺、今そういう気分じゃねえんだよ。」

―すみません。

「そこはもう一回わっかりますだろうが!」

―みんなさ、ここ来てみなよ。気持ちいいぜ。はは。無理か。とおっしゃいましたが、あれはどういう意味だったんですか。

「あのさ、このリングには気持ちがあれば誰でも挑戦できるんだよ。上がってこれるかどうかは腕次第だけどね。目指していれば、それはプロセスなんだよ。終わってないんだよ。」

がりは、しばらくテーブルに置いた自分の両手を見る。

「これを誰がどう受け取るか知らねえよ。でもよ、上がって来いよ。もう一回俺の首獲りに来いよ。俺の対角に立てよ。俺はずっと待ってるよ。わかってるよ、トランキーロだってことはさ。」

―がりはさん、それは誰に対しての・・・

「独り言だよ独り言!もういいか?」

―がりはさん、テーマチャンピオンとしてのお仕事をそろそろ・・・

「おお、わりいわりい。先月忘れてたチャンピオンいたもんな。来月のテーマは『ツキ』でいこうか。カタカナで書いといてくれよ。」

―意図は?

「意図?月なのかツキなのか、運の尽きなのか、答えはもちろんトランキーロ!!あっせんなよ。」

―大きな声出さないでくださいよ・・・。最後に一言お願いします。

「いいか、もう、誰も俺を止めることはできないよ。テーマコンテスト、誰が来ても、どんな方法できても、俺を止めることはできない。ファンのみんな、俺だけ、俺だけ見てればいいんだ。以上!」

―ありがとうございました。

 

ゆらりと立ち上がったがりはは記者団をギロリと見渡してから控室に戻っていった。

リング上でのインタビュー  がりは

  • 2017.08.16 Wednesday
  • 22:12

〜リングにて〜

 

激戦の末、「絶対時間(エンペラータイム)」を発動させ、辛くもヤマブキを振り切ったがりは。

何とかヤマブキの上に体を乗せ、スリーカウントを奪ったが、激しい性交の後にも似た全身のだるさに逆らい立ち上がらなければならない。

今の今まで愛に似た打撃を加え合っていたヤマブキをリングから蹴り出し、全身で歓声に応える。

そう、チャンピオンは試合に勝てばいいというわけではない。

その興業の代表者として観客を満足させて帰し、次の来場につなぐところまでが仕事だ。

 

鳴りやまぬがりはコール、それをなお煽っているとレフェリーからベルトが渡され、それを掲げるがりは。

若手がそれをがりはの腰に巻く。

アナウンサーが登場し、即席のインタビューが始まる。

 

―激戦を制し、久しぶりのテーマチャンピオンに帰り咲きました。まずはファンのみなさんに一言どうぞ。

「こんばんは!」

もっともっと荒々しい第一声を期待していた観客は一瞬の間の後、笑う。

十分間を取って、四方を見回す。

「久しぶりのよ、テーマのチャンピオンでさ、しゃべり方も忘れちまったよ。」

大歓声。

歓声の中からがりはコール。

「最高の夏、過ごせていますか?」

歓声。

「PREMIERを読んでくださっている皆様、そしてもちろん投票してくださったみなさまのおかげで、俺、がりはは最高の夏を過ごしています。お礼を言いたい。グラシアス、アミーゴス!」

大歓声。

 

―苦しい場面もあったと思うのですが、試合を振り返っていかがでしたでしょうか。

「ヤマブキ、いいレスラーだよ。さらっとさ、あんな大技出してきてさ。俺には出来ねえ。一つの作品を長く書くこともできなければ、その中の一章をテーマに充てることもできねえ。あれは衝撃だったよな。しかもさ、人生最後のデートかもしれないんだぜ、あれ。あんないい話ねえじゃんかよ。あの医者にかかりてえよ、俺も死ぬとなったら。申し分なかった。俺もあいつに入れたしな。あいつも自分のに入れてんじゃん。それだけの自信作だよ。でもさ、夏じゃんか。テーマDATEだよ?浮かれる要素ほしかったよね。俺はそこを苦心したよ。中身自体は大した話じゃない、女から誘われてんのかな、と思ったら男の麻雀の誘いだったっていう小さい作品だよ。でもさ、その辺だよな。お客様を大事にしていくっていうね、そこだけだよ。」

 

―テーマを奪取してこれからの展望をお聞かせください。

「展望?まずは次のチャンピオンシップだよな。「アイス」だっけ。これきっちり獲るよ。これはさ」

腰に巻いたベルトをベシベシと叩く。

「俺の持ち物なわけだからさ。」

 

―最後にファンの皆さんに一言どうぞ。

「みんなさ、ここ来てみなよ。気持ちいいぜ。はは。無理か。じゃ、みんなわかってるよな。いくぞ!」

少し寂しそうな目で笑って、大きく息を吸う。

「グラシアス、アミーゴス!!」

4つのコーナーから同時に紙テープが噴射され、がりはのテーマソングが大音量で流れる。

鳴りやまないコールの中、リングサイドに集まってきた全てのファンとハイタッチを交わしたのち、がりはは花道を帰っていく。

 

競馬講座(2)〜これであなたもたりきの言ってることがわかるように〜  がりは

  • 2017.08.11 Friday
  • 23:47

好評の(?)競馬講座第二回です。

春のG1シリーズが宝塚記念で終わり、夏競馬と呼ばれるシーズンになりました。

(夏のG1は新日本プロレスでやっています。)

夏競馬となぜたりきがG1が終わってから大きく外しているのか、についてお話ししましょう。

 

〇中央競馬には競馬場が10あり、中央開催(東京/中山/京都/阪神)と地方開催(札幌/函館/福島/新潟/中京/小倉)に分けられます。夏は中央開催がなく、地方開催だけになります。これを夏競馬と呼びます。夏以外は地方開催がないのかと言えば、中央開催が2場(東西で1つずつ)、地方開催が1場という形で行われています。特に秋の福島開催などは非常に趣きがあります。(これについてはまた書きましょう。)

 

○G1は春と秋がメインで、夏にはほとんど行われません。中央開催の4場は距離が長く比較的直線も長いため、チャンピオンを決めるのに相応しいとされ最高クラスのレースであるG1は中央開催で行われてきました。(この5年くらいで中京競馬場でもG1が開催されるようになりました。)つまり、夏競馬では大きなレースが開催されません。

 

〇ところで、みなさん夏休みはいかがお過ごしですか?競走馬も夏休みを取ります。馬は元々暑さに強くありませんし、夏に主要なレースがないので、一流馬はみな夏休みを取ります。牧場でのびのび暮らしたり、プールでトレーニングしたりしています。もちろん、実績のない馬はそうはいきません。夏の函館や札幌開催ではこれから一流になるかもしれない馬たちが鎬を削ります。ゴールがどこにあるかも知らなかったりするわけですが。

 

夏にG1がないということ。それは夏のレースは最終目標にならないことを示しています。

そのレースを何が何でも勝ちたい馬と、次の次のレースが目標になっている馬とではやる気に差が出ます。何度も断りますが、馬自身はゴールも知らないような馬もいるくらいなので、馬を管理する人たちの方の意欲と取り組みに差が出ます。騎手にも「無理はさせるな」とか、「今日は後ろから追いかける形を試してみてくれ」とか、勝つ以外の目標が伝えられたりします。

 

〇麻雀などに顕著ですが、みんなが全力でやることを誓約しないゲームは荒れます。夏競馬はそうなんですよ。八百長という意味ではなく、ね。プレッシャーがない方がスコーンと勝ったりするじゃないですか。

 

〇たりきの予想は血統、各馬の過去の成績、当該レースで過去活躍した馬たちの前走、などを材料に予想しており、この馬はこのレースに本気を出す理由がないとか、この馬は死ぬ気で走らないと馬肉にされるぞとか、こいつは豊か過ぎる才能が成長にともなって形になってきたので騎手が落ちなきゃ相手がなにであっても勝つとか、そういう夏競馬にありがちなサムシングが拾われない可能性が高いのです。

 

〇私は馬券的醍醐味は夏競馬にあると思いますが、それは自分のストーリーを展開する余地が大きなレースよりもたくさんあると思うからです。より細かく競馬を見て、個々の事情を斟酌して馬券を買うことが可能だからです。ただ、それをするのはかなりの精力が必要ですし、それを書いて発表するのはたりきにとって今よりももっともっと大変なことです。

 

〇夏の間はたりきの予想は大目に見て頂き、秋からの的中の嵐を待つことにしましょう。

 

 

NewsPREMIER  がりは

  • 2017.08.09 Wednesday
  • 12:00

NewsPREMIERのお時間です。

本日も私、がりはが雑兵日記PREMIER7月の主な動きを投票期間の早いうちにお届けします。

MVP投票のガイドになれば幸いです。

 

早速インデックスです。

1.大作3本、夏を彩る

2.月間60本の大台、続く

3.三強の爆発まだ続く

4.一触即発!謝罪会見

5.夏バテ?うべべ、Mr.Xがトーンダウン

 

1.大作3本、夏を飾る

 

Mr.ホワイトの「南相馬へ」

Mr.マルーンの「やまがある日記」

がりはの「謝罪会見」

と3つの作品が大輪の花を咲かせました。

Mr.ホワイトの鬼気迫るルポ、Mr.マルーンのソリッドな文章と見たことのない景色を切り取った美しい写真、がりはの人を食ったおちょくり、それぞれが個性を発揮し夏のPREMIERを彩りました。

もちろん忘れてはいけないのがMr.ヤマブキの「鉄の海」です。

大きすぎて背景と同化してしまっているならば、もったいないですね。

今回はさらりと鉄の海の一章をテーマとして投稿するという離れ業も披露しています。

 

2.月間60本の大台、続く

 

先月、こんなことを書きました。

「普通のペースで60本まで来ました。

 これは恐ろしいことです。」

そして今月も60本です。

もう一度書きましょう。

これは恐ろしいことです。

 

3.三強の爆発まだ続く

 

10本越えが3人、魂を削り身を焦がしながら書いています。

バーンアウトが心配ですが、彼らはシステム側。

大丈夫でしょう。

たりきの競馬予想/野球論、Mr.Indigoの親馬鹿/文化財、がりはの相談室/会見、と自分の城が複数あることが安定した生産につながっています。

昨年の10月から連日更新記録が続いていますが、これからも皆の力で記録の更新を続けていきましょう。

 

4.一触即発!謝罪会見

 

Mr.マルーンとがりはがそれぞれの受賞会見で、久々の戴冠となったMr.Indigoについて言及しています。

特にがりはのそれは大作かつ過激であったため、波紋を生みました。

Indigoを貶めるように見せながら、実はマルーンが標的だったのではとか、言及されていないその他のプレイヤーへの喝だったのではないかとか、豊かな読みが展開できるところでもあります。

 

5.夏バテ?うべべ、Mr.Xがトーンダウン

 

6月までは快調だったうべべとMr.Xの動きに陰りがみえます。

7月末からはアールグレイの脚も止まりつつあります。

彼らのファンの方々にはコメント等で激励や応援を送ってくださると元気が出るかもしれません。

 

 

以上今月の大きな動きをまとめました。

雑兵日記PREMIER、7月度の投票は8月13日締切、投票箱はこちらです。

NewsPREMIER、お相手はがりはでした。

それではまた来月お目にかかりましょう。

さようなら。

謝罪会見(1)  がりは

  • 2017.07.17 Monday
  • 01:45

―― それではこれより会見を始めます。まずは今回MVPに選出されましたがりは、最優秀作品賞及びテーマコンテストを制しましたMr.マルーンよりコメントがあります。

 

濃紺のスーツにダークグレーのタイを締めたがりは、黒のシンプルなワンピースのマルーンが立ち上がる。

「このたびは誠に申し訳ございませんでした。」

深々と頭を下げる男女。

45度の角度で一分間、頭を下げ続けた二人にフラッシュの雨が降り注ぐ。

揃って頭を上げると静かに着席し、力ない様子で正面を見ながらがりはが話し始めた。

 

「この度はお忙しい中私どもの会見にお集まり頂き、誠にありがとうございます。貴重なお時間ですので、早速始めたいと思います。質問は随時して頂いて構いません。できる限り、お話しできる限り、誠実にお答えしてまいりたいと思います。」

 

―― すみません!

「はい、どうぞPスポさん」

―― まず、何を謝っているのかがさっぱりわからないんですが。もしかしてMr.マルーンの泥酔会見の件ですか?

「マルーンです。ご質問ありがとうございます。確かに私の会見では、がりはさんからのお祝いの品が素晴らしく、テーマコンテストを制したにも関わらず次のテーマを発表しないまま会見を終えて酒盛りを始めてしまったことについては深く反省をしております。しかしながら会見はあくまで、あくまで中断ですので。再開したタイミングでしっかり、私の口から次のテーマを発表いたしますので、再開までお待ちください。」

―― 最優秀作品賞、テーマコントスト、両方とも辞退するべきではないかという声も上がっているようですが、受け止めを教えて下さい。

「プリミエールを巡る安全保障上の課題は山積しており、まさに待ったなしです。一つ一つ真摯に職責を全うして参りたい、そのように考えております。」

―― 辞任するお考えはない?

「まず、辞任に値するようなことを私はしていません。おいしいお酒を楽しく飲みましたが泥酔していません。また、責任を取るといった場合には辞任がその解であるのかどうか検討する必要があります。プリミエールにおいてはそれは良い作品を書いていくことに他ならないと考えます。賞に関しては私が選んだわけではなく、票を入れてくださった方のご支持があってのものですので、本当にありがたくお受けいたします。」

謝罪会見(2)  がりは

  • 2017.07.17 Monday
  • 01:44

―― わかりました。今回の謝罪はその件ではない、と。それではMr.Indigoへの暴言についての謝罪ですか?

「ちょっとおっしゃっていることが。」

―― 我々PスポとしてはMr.Indigoへの挑発行為、つまり同点受賞で喜ぶことや自作への投票についての言及に関して謝罪されるのかと思っていましたが。

気色ばむマルーンを制してがりは。

「Mr.Indigoの御用新聞ともなると聞くことが違いますな。」

―― 一同ざわつく。

「マルーンの会見コメントに関しては一切問題になるような点はなかったと考えています。誰のとは言いませんがみっともなくだらだら泣くだけの号泣会見の方がよほど世界に負のインパクトを与えたのではないでしょうか。PREMIERの編集会議でその点に関しては閣議決定しています。」

―― 内閣ちゃうのに閣議決定っておかしいでしょ。閣議決定って言いたかっただけでしょう!

「NewsPREMIERさん、すみません。ついつい使ってしまいました。」

―― Pスポです!御用新聞とは聞き捨てなりませんね!今の発言もMr.Indigoへの侮辱じゃないか!

「いやいや、おたくMVPにインディゴ推しすぎでしょ!どこから見てもそう」

「がりはさん!!」

マルーンが鋭くたしなめる。

「すみません。ただね、各作品の質が上がってないと書いたからにはそちらさんの予想の質も上げてもらいましょうか。」

「もう!がりはさん!!この件についてはまた改めて話しましょう。」

机の下ではマルーンががりはの革靴を厚めのパンプスの底で踏みにじっている。

苦痛に歪みかける岡田准一に似た端正な顔を何とか平静に保ちながらがりはが声を出す。

「続けますね。我々の謝罪は確かにMr.Indigoに向けられたものです。」

―― (一同ざわつく)

―― NewsPREMIERです。ちょっとお話の筋が見えないのですが・・・。

「Mr.Indigoに申し訳ない、そういう気持ちです。」

―― でも申し訳ない気持ちはあの会見や、もちろん本日の会見の内容に関することではないんですよね。

「そうですね。まあ、そこについては先ほども申しましたように閣議決定しているものですから。」

―― では何に関しての謝罪ですか?

「そこですよね。何だと思いますか?」

―― わかりません。教えてください。

「答えはもちろん、トランキーロ!!!」

謝罪会見(3)  がりは

  • 2017.07.17 Monday
  • 01:43

キイイイイイイイン

がりはが大きな声を突然出したせいでマイクがハウリングを起こす。

「あっせんなよ。」

―― 焦りますよ。がりはさんだって今焦ってたじゃないですか。早く教えてくださいよ。

「御用新聞を使ったり、自作に投票するなどIndigoさんの悲願であった2016年8月以来のMVP、2016年2月以来の最優秀作品賞の獲得において」

がりは起立。

「ぼくたち」

まるーん起立。

「わたしたちが」

揃って

「そんなつもりは大してなかったのに単独受賞を阻んでしまったことをお詫びします!」

 

静寂。

 

どれくらいの時間が経っただろうか。

直立不動だったマルーンの手がわなわなと震え始める。

「はやく!はやく例の物を!!」

山科時子がライス中を命じる時よりもとがった声が出る。

スタッフによって素早く持ち込まれたのは飛露喜純米大吟醸に織部茶碗。

震える手を必死に抑えながら茶碗を差し出すマルーンにがりはが飛露喜を注いでやる。

マルーンが返そうとするが、いいから、早く一口!と急かすと、喉を鳴らして一口、徐々に動きは落ち着き、肘を高々と上げ、飲み干した。

やおらマイクを取り、話し出す。

「世界の終わりかなんか知りませんけどね、そんなん歌ってどうすんの?ずっと待ってたシェリーの気持ち考えたことある?私はそう言いたい。でも、ま、いっか。その程度の思いだったってことで。今日はもうぱーっといきましょう!ささ、Pスポさんも!」

―― 納得がいかないんですが

「お酒の席では野暮なことは言いっこなしで!さあさあ、みなさん、お手元にお酒行ってますか?せーのでいきますよ。せーの!!」

しぇりいいいいいいい!!!

 

―――

以降続々会場にアルコール類が運び込まれ、そのまま酒盛りへ移行したため会見は中断。

 

その後配られたペーパーでがりはからベストコメントが発表された。以下がりはコメント。

 

ベストコメントはMr.Indigoのテーマコンテストへの投票コメントでしょう。

「話の流れ、わかりやすさも加味すると自作ではないかと…。」

自作投票で完敗しているところが自虐芸として面白いが、控え目なところがさらにおかしさと哀しみを誘う。

 

・・・・。

真面目にやるとサグパニールさん。

全項目に回答して頂いた上に、読む喜びがすごく伝わってきて、書いていて良かったと心底思えました。

ありがとうございます!!

NewsPREMIER  がりは

  • 2017.07.04 Tuesday
  • 23:32

NewsPREMIERのお時間です。

本日も私、がりはが雑兵日記PREMIER6月の主な動きを投票期間の早いうちにお届けします。

MVP投票のガイドになれば幸いです。

 

早速インデックスです。

1.月間60本の大台に乗る

2.たりき爆発が続く

3.うべべのNHK講座が評判

4.Mr.Indigo勝負の10本Part2

5.がりは相談室を週2に増発

 

1.月間60本の大台に乗る

 

過去2回月間60本に乗った月がありました。

どちらも今年に入ってからで、それだけでもPREMIERの充実ぶりがわかります。

ただ、その際はバブル的な要素がありました。

1月は12人が書き、アールグレイが14本書き、テーマ「そんけい」が盛り上がりました。

3月はホワイトデー企画として作家陣が自分の好きなMr.ホワイト作品を紹介して盛り上がりました。

今回は特にバブルはありません。

普通のペースで60本まで来ました。

これは恐ろしいことです。

 

2.たりき爆発が続く

 

とはいえ、たりきの爆発はすさまじく、今月も13本書きました。

そのほとんどが競馬の予想と振り返りです。

競馬には大きなレースとそうでもないレースがありますが、大きなレースだけでなくそうでもないレースまで情熱を持って予想し豪快に外しています。

なかなかできることではありません。

また、テーマも締め切り間際に滑り込みですらりと美しい作品を入れてきています。

ノッています。

 

3.うべべのNHK講座が評判

 

毎週日曜日の午前10時、NHKの将棋講座とともに公開されるうべべの講座が話題となりました。

傭兵、探偵、警察、泥棒、グリーンマイルと続いた講座はどれも第一回で終わるといううべべの従来の作品のスタイルを踏襲しています。

なお、七月からは悩み相談室が始まった模様です。

 

4.Mr.Indigo勝負の10番勝負Part2

 

5月10本書いたにも関わらずたりきに惨敗したIndigo。

心折れることなく6月も10本書いてきました。

さらにサンシャインディゴで自虐を全開にしてみたり(もっと脱げると私は思いますし、終盤の一発屋芸人のくだりなど書かずにそのままのテンションで走り切ってほしかったです。)、テーマでは趣向作を放り込んできたりと質も上げてきました。

さて、今月はどうでしょうか。

MVPを獲れなかったとしても、獲れたとしても心配です。

 

5.がりは相談室を週2に増発

 

わたくしがりはも今月10本書きました。

日曜日の安定供給のために水、日を相談室の日に定めました。

(G1シーズンが終わってたりきの競馬シリーズが終わるのを危惧した動きだったのですが杞憂でしたね。)

これで月が(たりき+臙脂)、火がインディゴ、水が相談室、木が鉄の海、金が振り返り、土がやまがある、日が相談室、と何となく固まってきました。

これからは相談室とは別の作品も時折加えていきたいと思っています。

 

以上今月の大きな動きをまとめました。

あれ?5月とそんなに変わってなくない?

そんなことはありません。

雑兵日記PREMIER、6月度の投票は7月9日締切、投票箱はこちらです。

NewsPREMIER、お相手はがりはでした。

それではまた来月お目にかかりましょう。

さようなら。

競馬講座(1)〜これであなたもたりきの言ってることがわかるように〜  がりは

  • 2017.06.25 Sunday
  • 12:00

たりきが競馬についてえらい勢いで書いていますね。

今月もMVPのぐりぐりの大本命だと思います。

あれはとても面白いのですが、わからない人にとってはちんぷとんかんぷとんだと思いますし、それは人生を幾分損している可能性があるので、スポーツとしての競馬とギャンブルとしての競馬の両面から少しずつ解説していきたいと思います。

(間違っていたらコメント等で教えてください。)

PREMIERの作家陣ではたりき、ホワイト、葉山、Indigo、そして私が競馬を題材とした文章を書いています。

元々系統立てて物を教えるのは得意ではないのですが、お付き合いください。

そもそもの部分、つまりたりきが前提としていて触れないような知識からいきましょう。

 

〇日本で行われている競馬は大きく分けて農林水産省が管轄する中央競馬会が主催する「中央競馬」と地方自治体が主催する「地方競馬」があります。

→メジャーなのが中央競馬、マイナーなのが地方競馬です。たりきが取り上げているのは中央競馬です。

 

〇競馬は主に芝コースかダート(砂)コースで行われます。

 →芝にも種類がありますが割愛。中央競馬では主な大きなレースは芝で行われます。

 

〇馬の中には芝が得意な馬、砂が得意な馬がいます。両方得意な馬は珍しいです。

→ホクトベガ、アグネスデジタルという鬼才がいましたね。

 

〇雨天でもやります。天候と地面の状態はレース展開や馬の成績を大きく左右します。

 →コースを「馬場」といいますが、馬場の状態を水分を含んでいない順に良>稍重>重>不良とランク付けしています。馬の中には雨が大好きなのもいるし、雨が降ると全く走る気がなくなるというのもいます。

 

〇コースは競馬場によって形も長さも違います。全て周回コースですが、回る方向も違います。坂があったり深く曲がったりしてます。

 →左回りが得意な馬、右回りが得意な馬がいます。坂も好きなタイプ嫌いなタイプあります。ローカル競馬場と呼ばれる札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉の各競馬場はあまり坂もなく、コースが短いためコーナーが多くなります。

 

〇レースの距離にはバリエーションがあります。1000mから3600mまで、バラエティ豊かな長さがあります。

 →ダービーは2400mで行われます。2400200016001200を根幹距離と言います。400mの倍数が馬が走りやすく、国際的にも大きなレースがこの距離で行われることが多いです。1400以下が得意なら短距離馬、1600m付近が得意ならマイラー、2000付近が得意なら中距離馬、2400m以上が得意なら長距離馬と呼びます。1200mから2000mまで得意だったりすると「距離の柔軟性がある」と言ったりします。ナリタブライアンという名馬がいましたが、その名馬をもってしても1200mのレースは勝てませんでした。彼はかなり柔軟な男だったのですが。

 

〇馬自身は基本的にゴールがわかっていません。ゴールテープがあるわけでも馬場に線が引いてあるわけでもなく、ゴール板という板の横を馬の一部が通過することでゴールとなるのでそもそもわかりにくい。

→わかっていて、勝ちたがりの馬は相当勝率がよくなると思います。昔の名馬で皇帝と呼ばれたシンボリルドルフはゴール板を知っていたと言われます。

 

今回はこれくらいにしておきます。

(まだオッズとか馬券のあれこれまで行ってない。。。)

もし知りたいことがあればコメント欄にコメントをどうぞ。

【テーマ】阪大縁ってのはえにしって読むんだよ、みどりじゃねえんだよ  がりは

  • 2017.06.24 Saturday
  • 22:54

東京アマチュア将棋連盟が主催する社会人将棋団体リーグ戦という大会がある。

通称社団戦。

将棋の団体戦で好きな人同士で組んだ1チーム7人、16チーム総当たりで5カ月に渡って行われる。

1部が1リーグ、2部から6部までが2リーグずつの11リーグあり、参加資格も特にないので小学生から老人まで、奨励会員やプロにも勝つようなアマチュアトップからルールは知ってますという人まで参加している。

俺は「阪大縁(はんだいえにし)」というチームを作って参加している。

阪大将棋部OBかその友達、というルールで、阪大縁のメンバーになればその友達を連れて来るのも歓迎している。

ご縁があってのものなので、ライバルチームからの移籍も歓迎。

仲間って多い方がいいじゃないですか。

連盟の理事長から「きみのところはいつも楽しそうにやってて、しかも年々人数が増えてるってのは素晴らしいな。」と褒められたのはうれしかった。

3部から始まって4部に落ち3部に復帰、2部に昇格、ここでもう1チーム増やして「阪大緑(はんだいみどり)」という名前をつけた。

ちょっとした因縁がある。

 

大会ではゼッケンをつけるのだが、我々のゼッケンは白地に「阪大縁」と書いたシンプルなもの。

グリーンの文字で。

おかげで呼び出されるときも「はんだいみどりさーん」、表彰される時も「はんだいみどり殿」。

今はなくなってしまった週刊将棋という新聞に載った時も「阪大緑」と記載されていた。

俺はきれた。

2チーム目を出そうという話が決まった時に、通常は「阪大縁1」「阪大縁2」とかABとかを使う、あって松竹梅くらいなのだが、俺たちは勝敗を第一に戦っているわけでもないし、どちらのチームも同様に重要なミッションを負っているため順序をつけたくないんだ、と理屈をこねながら「縁と緑でええんちゃうか」と提案したところ、チームメイトも快く受け入れてくれたので、本当に阪大緑が誕生した。

ゼッケン?

もちろん白地に阪大緑って書いてありますよ。

グリーンの文字で。

 

メンバーの高校の後輩という縁のチョリスが主力の一人に育ち、京都で行われた彼の結婚式の主賓席に我々を招いてくれた(乾杯の挨拶を仰せつかったのが俺)ことからもわかるように、阪大将棋部メンバーに限らずかなり仲良くやっているチームなので、興味のある人は声をかけてほしい。

我々は歓迎します。

今季、阪大縁は1部でアマチュアトップたちと血みどろのどつき合いを、阪大緑は3部で必死の残留争いを参加者全員に見せ場がある形で勝ち抜くことを目標に戦います。

初戦は明日、場所は浅草産業貿易センター台東館。

応援どうぞよろしくお願いいたします。

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