テーマコンテスト受賞会見  Mr.アールグレイ

  • 2019.02.24 Sunday
  • 23:03

黒のタイトなシルエットのスーツと膝下丈のスカート、しかも上はジャケットの下には素肌しかないなのではないか、というような大胆な装いでMr.アールグレイが入場してくる。

中央のテーブルに浅く腰掛け、カメラマンからのポージングの要望に応える。

右目の下に明るい青のラメのライン、左目の上に暗い赤のシャドウが印象的だ。

 

「皆様、お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。統括本部に確認したところ、私にも会見をしてくださいということで来ました。ご指名があったマルーンさんじゃなくてすみませんね。でも、一位同着だったということで、私も胸を張って会見したいと思います。何なりと聞いてください。」

 

―昨年はこのベルトを三度制し、PREMIER界の星野源ことヤマブキさんに次ぐ好成績だったわけですけれども、今年最初の闘いを制した感想をお聞かせください。

 

「もちろん毎回勝つつもりでやっているんですけれども、今回はマルーンさんが勝つんでしょうね、と思っていました。私自身はがりはさんの作品「やきもち」に入れたのですが、それが二位、私のには三票くらいだと思っていました。マルーンさんの作品はもっと票を獲っても良かったと思いますし、がりはさんのも一票だとは思いませんでした。」

 

―それはなぜですか?

 

「作品としての完成度が違いましたからね。毎回マルーンさんの作品には感心しちゃうんです。がりはさんの作品に呆れてしまうのと同じくらいの強さで。テーマがおもち、おもちのことあんなに的確に書ける人がいるんだなあと。いいなあ、うらやましいなあ。がりはさんのもあの女の子かわいいです。ええ日選んで目ぇ噛んで死ね、というフレーズが滑っただけでしょうけど、面白かった。」

 

―今回の作品、一風変わった趣向でしたが、どんなところから発想されたんですか?

 

「そんなに変わってます?お風呂でテーマのことを考えていて、そういえば餅肌じゃない!と思ったところがスタートでした。餅肌から小野小町からのクレオパトラで、パスカルまで行って、高校の頃愛読していたので心に残っていたいくつか名言を並べて、それに呼応したエピソードを並べて書くことを構想しました。初めはフランス語で書いていたんですけど、パスカルの言葉と私の言葉をずらして書いていることが伝わらないと面白くないと思ったので、英語に直しました。編集長からはフランス人なんやからフランス語やろ、と身も蓋もないダメ出しをされましたが無視しました。」

 

―反対を押し切ったんですね。編集長とは割とコミュニケーションを取られるんでしょうか。

 

「作品に関しては感想ではなく、表現がどうのこうの、というのは言ってきますね。大概無視しますけど。あと早く書け、もっと書けとか。もっとがりはさんを指導したらいいと思うんですよ、編集長は。彼はたくさん書いているわけで、彼を伸ばしたらプリミエール全体に対する貢献は、私を伸ばした時の比じゃないと思うんです。それがマネージャーとしての仕事だと思うんですよね。」

 

―文中のエピソード、いくつかありましたが、どれくらい本当なんですか?

 

「ご想像におまかせしまーす。」

 

―次回のテーマ、アールグレイさんならどれを選びますか?

 

「二つくらい候補がありますけど、今回はマルーンさんが選ぶことになってますんで、コメントを差し控えます。」

 

―二月のテーマコンテスト、すごく有力な人が一人いますけれども参加されますか?

 

「誰かがずば抜けていることが私のサボる理由にはなりません。」

 

―最後にファンの皆さんに一言どうぞ。

 

「私の作品はわかりづらかったり幼かったりすると思うんです。でもあなたの心に何か残ったなら迷わず推してくださいね。今回投票してくださった方にはそんな勇気のある方、自分と向き合う強さがある方が多かったように思います。ありがとうございました。これからも頑張ります。もう少し書きます。」

 

―それではMr.アールグレイが退場します。盛大な拍手をお願いします。

【テーマ】我々はプロレスをする餅である  Mr.アールグレイ

  • 2019.01.28 Monday
  • 00:00

If Cleopatra’s nose had been shorter, the whole face of the earth would have changed.

(もしアールグレイの肌がモチモチしていなかったら歴史は変わっていていただろう!)

 

私の美点はいくつもありますが(一番はやはり風にさらされた一輪の心細いバラのようなはかなさでしょうか。)大体が血のにじむような努力の末に手に入れたものです。

しかし、肌は頂き物で(親譲りですので)とても助かっています。

私の肌は白くモチモチとしています。

さすがに顔や首は少しケアしているのですが、化粧水と乳液くらいのものです。(安い化粧水をバシャバシャと浴びていると思ってもらえばそんなに外れていません。)

化粧はあまりしません。

機会の話ではなく、厚さの話ですよ。

さすがにノーメイクで出るほどの勇気はありません。

 

We never, then, love a person, but only qualities.

(でもね、人はアールグレイが優れているから好きなのではない、アールグレイだから好きなのです、たぶん。)

 

何らかの理由で私を褒めなくてはならない時に女性が褒めてくださるのが肌の白さです。

すごく仲の良い友達だと頬っぺたのモチモチ具合、吸い付くような感触を褒めてくれます。

男性だと最近では能力を褒めてくれることが多いのですが、そういうことだとなかなかロマンティックな展開にならないので困っています。

もっと内面的な魅力を褒めて頂きたいところですが・・・。

 

それはさておき、中学生の頃は「もち」「雪見大福」「ぷにん」などと呼ばれた私の頬ですが、今では肌こそモチモチしていますがモチ感が減った気がします。

もちもちはしているのですが肉がそげた感じで。

 

高校生の頃はスピッツの「冷たい頬」を彼氏がよく歌ってくれました。

「あなたのことを深く愛せるかしら」

何度問い、問われたかわかりません。

あの年代の恋愛は餅のように粘っこいもので、確認に次ぐ確認、承認に次ぐ承認、嫉妬の嵐、といった感じでした。

今の子たちもそうなのでしょうか。

がりはさんがプロレスについて書いているものを読むと、青春時代の恋愛って言葉の端々や視線の行く先などでさまざま解釈していたわけで、あれもプロレスだったんだな、我々はプロレスをする餅だったのだな、と思います。

 

Justice without force is powerless; force without justice is tyrannical.

(プロレスだけでもだめ。仕事もちゃんとして。)

 

さまざま解釈、と書いたのですが恋愛に出てくる解釈はあまり広くないですよね。

大人になって、実はビジネスの場でプロレスをしていると様々な解釈可能性があり、非常にエキサイティングだと思います。

私自身はそういう意識では働いていなかったもので、最近以前はとてもつまらなかった会議が時々面白いプロレスに見えてきて、ついついプリミエールを書く手が止まってしまいます。

仕事と呼べるような生産的なことはしていないことに変わりはないのですけどね。

 

We know the truth, not only by the reason, but also by the heart.

帰省 Mr.アールグレイ

  • 2019.01.13 Sunday
  • 16:20

私の実家は千葉の田舎にあります。

千葉県をあまりご存知ない方もいらっしゃると思うので少し説明します。

千葉県は東京の東にあり東と南に突き出た半島です。

東京ディズニーランドがあり、新東京国際空港があり、東京ドイツ村があります。

これだけ東京に阿っておきながらGLAYが国内最多の観客動員をしたことで有名なあのイベント会場は幕張メッセと言います。

剛力彩芽を恋人にし、宇宙に行くと言ったり、剛力彩芽とは事実婚でと言ったり、お金をばらまいたことで何かとにぎやかな前澤氏が経営するZOZOTOWNは海浜幕張にあります。

幕張つながりでいうと、私が中学生くらいの時にロッテオリオンズが千葉ロッテマリーンズになりました。

私の地元にはジェフユナイテッド市原があります。

いまは市原・千葉、という煮え切らない名前になりましたが。

ジェフつながりで、市原からは他の県に思えるほど遠くに柏という町があり(まだ踏んだことがありません。)そこには柏レイソルというチームがあるそうです。

千葉県は日本でも有数のゴルフ県で北海道、兵庫に次ぐ三番目の多さだそうです。

高校の時の先生がゴルフ場開発に反対するため「圧をかけてきます。」というので、付いていって圧をかけたことがあります。

私はゴルフ場が好きではありません。

何から何まで気に入りません。

 

少し、話の筋を間違えてしまいました。

外房に銚子という素晴らしい漁港があり、九十九里浜と呼ばれる美しい海岸線と日本一移住したいまちと桃源郷と天国に一番近い場所をもち、内房には日本のファンタジーの名作「南総里見八犬伝」の舞台である鋸山や狸ばやしで有名な証城寺、新日鐵を中心とした重厚な京葉工業地帯、二つのアウトレットパーク、いくつかの巨大な商業施設、そしてディズニーランドを備える千葉県。

日本一の生産量と質を誇るピーナッツやふなっしーで有名になった梨をはじめとした近郊農業もあります。

お米もおいしいし、醤油もダントツです。

日本から独立して、国交を断絶されても自給自足できそうです。

私は千葉県が大好きです。

 

話が長くなってきましたが私の言いたいことはまだ何一つ言えていません。

千葉県で青春時代を過ごした方は同意してもらえると思うのですが、遊ぶときに絶対に東京に向かって移動します。

逆の動きはしません。

どういうことか。

千葉のまちというのは東京に近い順に市川⇒船橋⇒津田沼⇒稲毛⇒千葉⇒蘇我⇒(市原市)となっています。

市原市の人は遊ぶとき千葉に出ることを目標にします。

千葉の人は津田沼、稲毛の人は千葉の方がより栄えていたとしても津田沼にいきます。

津田沼の人は船橋で遊びます。

市川の人は千葉では遊びません。

極端にいうとこのような性質があるように思うのです。

なので、私は帰省をするときにとても抵抗感があります。

都内に住んでいてなぜ、みたいな。

五井駅について小湊鉄道をみるとすっごくほっとするのも確かなのですが。

私はそのような気持ちで年末に帰り、ゆっくりと年を越しました。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年の瀬  Mr.アールグレイ

  • 2018.12.30 Sunday
  • 17:46

久しぶりに会議以外の時間に書いています。

アールグレイです。

 

年の瀬のこの雰囲気が好きです。

今年を振り返って棚卸をし、今後十年くらいを見据えて来年の展望をする。

ということをしなくてはならない、と頭では思っているのですが、年末ということで業務量は三割増し、年末ということで働ける時間は二割減(年末にさまざまなお付き合いをするのは本当に皆を幸せにしているのでしょうか。相手のあることなのでなかなかやめられませんが、普段から仲良くしておく方がきっと大切ですよね。)、着手できないまま仕事納めに突入、乾杯の音頭を是非と言われ「スカートとスピーチは短い方がいいですよね?」チラッ、とやったところ一同が静まり返るというイタズラ納めをし、その反省というわけではありませんが、こうして日曜に出社して気分を高めつつ本来やるべき仕事をしに来たのです。

年明けに社内webにアップする私のメッセージを書き(一日から働いているメンバーがいるので、年内には上げておかなければならなかったのです。)、私の配下の5チームの事業計画案をさらっと読んで改善要望をまとめ、そろそろ今年の棚卸をしようとしています。

ちょっと休憩、そうほんの少し休憩をしようと思ってこれを書いています。

 

2018年の雑兵日記PREMIERは面白かったですね。

素晴らしい作品がいくつも生まれました。

生きてて良かった!

 

私自身としては本格的に参戦できた年のような気がします。

振り返り以外のことを、システムの皆さんとは比べ物にならないほどささやかな量ですが書くことができました。

小説やエッセイを書くことができたのは本当に驚くべきことで、私の中にまだ未踏の大地が残されていたことに気づけたのはとても喜ばしいです。

豊かな大地であることを願います。

本格的に書いてみて、高いレベルの作品を安定的に供給することがいかに難しいかがわかるようになりました。

がりはさんには書いてる量が違うんだよ、あとは根本的にここ(前脚)が違うんだ、とドヤ顔されましたが、それはさておき、読む時に書き手を尊敬して読むようになったと思います。

 

五年後、どこで何をして働いているのだろうと考えることはわくわくしますが、五年後もPREMIERの一員として書いているのか、それはどんな内容なのかと考えることはもっと面白いです。

どうせならどろどろの恋愛小説を書いてみたいです。

 

来るべき年はもう少し安定的に働けるように頑張りたい、年間40本書きたいと思います。

私に何か書くべきテーマがあれば与えてくだされば書きます。

編集長、募集をお願いします。

それでは皆様、本年もお世話になりました。

良いお年をお迎えください。



 

【テーマ】お金に魂を売った男喧嘩を買った女 Mr.アールグレイ

  • 2018.12.21 Friday
  • 08:00

魂とはなんであるか。

三角か四角か。

それとも丸か、珠か。

気持ちは頻繁に傷つくが、魂は傷つくことはあまりない。

表面が固いのか、ざらざらしていて瑕が目立たないのか。

それともぶよぶよとしていて傷つけるのが難しいのか。

 

「自分はお金に魂売ったので。」

 

というのは前の会社の部下でしたが、どうしたらそんな恥ずかしいセリフを真顔で言えるのか、という話は措くとして、金に魂を売ったからこそそれは周囲に絶対ばれない方がいいことでしょうになぜ積極的にオープンにするのだろう、と思いました。

 

業績評価の目線合わせの際に彼は自分以外の人の働きが悪いことを根拠に自分の評価を上げてほしいと私に交渉してきました。

その根拠ではあなたの評価は上がりません、あなたは期首に私にコミットした時に目標を下げるように交渉してきましたが私はそれに対して根拠を示して目標は維持され、あなたはそれを下回る水準の結果を出しました。

自分の業績を多角的に見るのは良いことだと思いますが、過去の取引等から推測される今期の売り上げをそれぞれのメンバーが背負っており、その目標に対してどのように取り組み何を達成したのかを知りたいです、そこにあなた以外のメンバーの業績は関わりませんし、あなたは業績が悪いと言いますがみなさん水準を超えた結果を出しています。

額の大小は経営するうえで大きなファクターですが、あなたの評価を決めるうえで大きな話ではないです。

私とのコミットメントに対してどのように取り組んだのかを聞きたいのです。

なぜ他の人の業績を貶めてまで評価がほしいのですか?

 

と訊いた時の答えが魂売った発言です。

 

あなたのやり方を認めると全体の効用が露骨に下がるので認めるわけには行きません。

なぜか。

あなたは自分の売り上げを伸ばすことよりも他のメンバーの売り上げを下げることの方が楽なことに気づくでしょう。

みなが嫌な気持ちになるように行動し、何か言われると「金に魂を売ったので」と言うでしょう。

売ったから何なのですか。

もう少し言うならば私のバジェットからあなたの給料が出ますけれど、私のバジェットは他のユニットとの競争の結果獲得されるものであり、あなたが荒廃させたチームで他チームとの競争に負ければ、私のバジェットは縮み結局給料が減ることになります。

もちろん会社への貢献も減ります、お客様も喜びません。

魂を売ったからなんなのですか。

続きを聞かせてください

どのような道理でお金が手に入るのかを踏まえて、魂を売るならきちんと売ってください。

 

と丁寧に話した時に窓の外が真っ赤な夕焼けで、照らされた彼の顔が実にドラマチックでした。

その次の期で社内公募のプロジェクトに応募して私のチームを抜けた彼は一生懸命働いたのでしょう、大きな評価を勝ち取っていました。

水着  Mr.アールグレイ

  • 2018.12.16 Sunday
  • 21:00

 


水着というと私にとっては二つの別の種類のものを指すことになります。

一つは昔、体育の授業で着用していたようなもの、スイミングスクールで着用していたようなもの、あるいは今スポーツジムで泳ぐときに着用しているようなもので、極めて実用的なもの。

もう一つは旅行先でビーチやプールがある時に着用する、実用性ゼロのなんというかトロピカルなもの。

目的が違う両者が同じ名前で呼ばれるのは少々不思議な感じがします。

 

現在の私は前者を持っていますが、後者は持っていません。

前者は頻繁に使う(週3回程度)ので機能的なものを買いました。

膝上くらいまで覆うタイプのもので、紺地に白いラインが入っていてイルカさんみたいです。

一応三社分の機能を比較し、見積もりをした上で試着しにいきました。

二年ぶりの新調で、二年の間でも少し体形が変わったことに気づきました。

普通に暮らしていると全く気づきませんでした。

年月は容赦なく私からなにかを持ち去っていきます。

体を適度に締め付けてサポートしてくれるものを選びました。

前回のものは背中は大胆に!空いていたのですが、今回のは五分袖です。

少し浮きがよくなったように思います。

お気に入りです。

同じものを二着買って、減耗を軽減しています。

 

学校やスイミングスクールではみんな同じデザインのものを着用することが求められました。

対外試合があって、ユニフォームとして着用するならば意味がわかりますし、意義もわかるのですが、同じチームに所属する人たちしかいない空間でデザインを統一する意味は当時もわからなかったし、今もわかりません。

条件を厳密に公平にして競技会をするわけでもあるまいし。

むしろオリンピックのような場こそ、水着のデザインを統一するべきではないでしょうか。

 

後者は1年に3回程度ですので、着たくなった時に買うことにしています。

水着はその場で買って、帰りには捨ててしまいます。

遊びに来ているのですから気分が高揚するようなもの、その時の気持ちにフィットするものを選びたいじゃないですか。

限られた選択肢だとしても。

(面積が小さくなるほど高くなる気がするのはなぜでしょうか。)


 

旅に出るときは極力荷物を減らすため、もう着ないなと思う服を詰めて持っていき、旅先で捨ててきます。

化粧品の類も旅先で買うか、小さな旅行セットを作って持っていきます。

私は肌のケアはしますが、化粧は上手くも厚くもないので、必要な量自体が少ないのですが。

なので、基本的に帰りは荷物が少なくなっています。

思い出を詰め込んで帰ってくるために。なんてね。

【テーマ】GPSを皆様に(下)  Mr.アールグレイ

  • 2018.11.28 Wednesday
  • 21:45

マルーンさんへ
「G:ガチンコで山登ってるのに、P:プリティなところが、S:最高」
マルーンさんはずっこいと思います。
あんな高く険しい場所まですいすいと登っておられるように見えますが、きっと血のにじむようなトレーニングをされていると思うのです。
常人だと三か月はかかるところを一週間で体得するようなトレーニングを。
通勤も重い荷物を背負って全部徒歩。
往復四時間。
アップダウンが激しい梅田の迷宮も一切エスカレーターを使わず移動。
何なら早すぎて常人には感知できないようなスピードで、一陣の風のように過ぎ去っていく。
なのに、紅葉を集めて空に向かってぱっとやったり、リンボーダンスしたり、イライラしながらライス中を頼んだりするんですよ。
可愛くないですか?
山を登る前の準備体操だってかわいいに違いない。
私はそうにらんでいます。
そのかわいさがきゃりーぱみゅぱみゅのそれのような可愛さなのか、ラジオ体操をきゅっきゅと行うようなオフビートの可愛さなのかはわかりませんが、かわいいことには違いないでしょう。
最近はこういう気持ちを「最高かよ。」というらしいですね。
新入社員とのランチで教えてもらいました。
最高ですか!というと意味が違ってしまいそうですけど。

X「G:群を抜いて詳しい世界をお持ちですよね。 P:ポピュラーな題材で勝負するのはなぜですか。S:すみませんがテーマコンテスト獲るのに邪魔なのでおとなしくしててもらっていいですか?」
多足類のシリーズを読んだ時に私は仰天しました。
なんと豊饒な世界が私のそばで、私の意識していない所に広がっているのかと。
私は脚が多い生物が全部生理的にダメなのですが、多足類のシリーズは最後まで興味深く読めました。
今どんな研究をしていらっしゃるのか、是非また教えてほしいのです。
その、唯一無二のジャンルを持ちながら、この一年くらいはどちらかというとポップな題材で書かれています。
溜めですか?
私は最優秀作品賞を狙えるような素晴らしいものは書けないですが、テーマコンテストには活路があると思っています。
正直かつ端的に申し上げて、Xさん邪魔です。
必ず斜め上の発想で書いてこられるので。
アイディアを転がしている時にも、先にXさんのを読んでしまうと、そっちに寄ってしまうんです、ついつい。


がりはさんへ。
「G:がりはさんは自分のことを P:PREMIERで S:最強って思ってますよね?」
ですが、今のPREMIERをちゃんと読むと、もうがりはさんが最強の時代ではありません。
小説を書けばヤマブキさんやホワイトさん、Xさん、うべべさんが待ち構えています。
マルーンさんだって書けばすごいことは証明済みです。
エッセイはIndigoさんが歴史と絡めたり旅と絡めたりお子さんと絡めたりと強大化してますし、何よりたりきさんの競馬があります。
テーマコンテストだって以前の憎らしいほどの強さはありませんよね。
確かに明るい悩み相談室300回はすごいと思います。
面白いものも結構あります。
歴史と伝統の味に頼るあまり、最近仕事が雑になってるんじゃないですか?
あなたは現在最強ではないです。
しかしあなたが最強であるべきだと思います。
あなたに必要なのは個性ではありません。
個性はあなたがしっかりしていさえすれば、ライバルたちとの対比で見えてきます。
Indigoさんほど緻密じゃない、たりきさんほど競馬外さない(笑うところです。)、ヤマブキさんほど文章がキレない、マルーンさんほどかわいくない、Xさんほどの深い知識も斜め上の発想もない、だけど強いのがあなただと思います。
いつか「って思ってますよね」の部分を削除できる日を楽しみにしております。
おほほ。
 

【テーマ】GPSを皆様に(上)  Mr.アールグレイ

  • 2018.11.24 Saturday
  • 21:09

テーマがGPSとなったことで私は頭を抱えました。
誰ですかこんなテーマにしたのは!

私でした。

ほんのちょっとした出来心だったんです。
がりはさんを煽れればいいかな・・・と。
深く考えていなかった私に天罰が下りました。
GPSアプリを使ったストーキングの話はXさんに書かれてしまいそうですし、GPSについてのガチの雑談はマルーンさんがやるでしょう。
私がぼんやり構想していたのはGPSを使って何か奇妙なことに巻き込まれて帰ってこれなくなるようなお話ですが、三行目くらいで行き詰ってしまい、私が会議に戻ってこれなくなりそうなのでやめました。
きっとヤマブキさんが素敵な作品を書いてくれるでしょう。

傾向から言ってがりはさんがGPSであいうえお作文的なことをしてくるのは見えています。
私は彼にはいつまでも高い壁、システムとして卵をぶつけられる壁として機能していてほしいと思っています。
はいはい、尊敬しています。
ですので、きっと彼が用意しているあいうえお作文は私の書くものより上質だと信じて、出鼻をくじいてやろうと思います。

取り組んでみて絶望的に難しく考えあぐねた結果、執筆陣にメッセージを出すことにしました。
みなさん、GPSですよ。

インディゴさんへ。
「G:我慢強く取り組んでおられますね。P:パーソナルな話の頻度が減って読みやすくなりました。S:信じる道を往く感じが素敵ですね。」

毎月Pスポから始まり、振り返りを読むとひと月が終わるんだな、と思います。
予想の中では毎月おすすめの自作を推されていて、私はそれがすごいなあといつも感心しています。
やはり書く人としてはかくあらねばならないと。
これが自分の一番良いものです、と人に示せるものに仕上げてから出すというプロ意識なのだと。
投票の結果に表立って反応するのもインディゴさんで、最近は悔しいことが多いようですが、賞を取って号泣するところを私はまた見たいです。
最近の作品の中では視線の交点とアグリッパの話が面白かったです。


たりきさんへ
「G:外人騎手だけペアにして買ってれば勝利しそうですけど・・・。P:パドックを見なくても(たまに)当たるのはなぜですか?S:サスティナブルというのはたりきさんの活動を示すための言葉ですね。」

競馬を少し見るようになりました。
馬って素敵ですね。
思っていたよりもずっとずっと筋肉質で、最後の直線に向いてくるところを正面から捉えた映像が私は大好きです。
この間、エリザベス女王杯(女王つながりで興味がわきました。)で勝ったリスグラシューに騎乗したモレイラ騎手は、今年度の勝率が.377、二着までにくる率が5割を超えています。
その日は10レース乗って5勝。
これはもう競馬ではなくてモレイラという別のゲームなのではないでしょうか。
少し前まではルメール騎手がG1を連勝していましたし。
また、競馬番組を見ていると当日の体重だとか、当日馬が歩いている様子だとかがとても重要な情報のように扱われています。
箱根駅伝でも当日にエントリーする選手が変わるくらい研ぎ澄まされたアスリートにとって体調は大事だし繊細なのだと思います。
しかしたりきさんは当日の様子を見ないで予想するわけで、それがすごいなあと思います。
コンビニには競馬雑誌や競馬新聞が置いてあって、それはおそらく前の週くらいから書いてあった記事の塊なのだと思いますが、それが売れるのはたりきさん寄りの人が多いからなのでしょうか。
いつかそのあたりの機微についても教えてくださいね。
競馬って当日の体調なのか、騎手なのか、血筋なのか、その他なのか。

 

ヤマブキさんへ。
「G:元気な人もたまには相手にしてください。 P:ペールフェースじゃないと診ていただけませんか? S:好きです。」

鉄の海のテンションを持続されているのが本当にすごいと思います。
本が出たら買います。
本が出る前にリライトされると思うので、こっそり私にだけわかるように私を登場させてほしいです。
白衣着たいな、看護婦やってみたいなー、というとベタベタな漫才コントが始まりそうですが。
ヤマブキさんの作品にメインで出てくる人はみんなどこかおかしいです。
みんなまともな作品というとミルクティの正しい作り方の話をする美容師がすぐに浮かぶくらい、みなどこか悪い感じがします。
私、かなり健康なのですが登場させてもらえるものでしょうか。
椎名林檎よりも見事な正拳突きを身に着けてお待ちしております。

女王様のブランチ  Mr.アールグレイ

  • 2018.11.19 Monday
  • 00:00

新入社員と意見交換のランチをすることになりました。

意見交換と言っても、おそらく部長という生き物がどんなものなのか知り、それが自分たちの地続きに存在するものだということを実感したいということなのだと思います。

普段は店舗にいる子たちで、本社での研修の一環として私とのランチが設定されたみたいです。

嫌ですよね、そんな義務的な食事。

 

私は今の会社に入った時には部長でしたので、この会社で働いている人にとって部長がどう見えているのかよくわかりません。

どう見えているのかしら。

荒野に咲く一輪の薔薇のように見えるのかしら。

夜風が冷たいの、なんて。

私の周りのスタッフはみなファッショナブルで美男美女が多いので、私はひっそりと咲く月見草。

肉食獣を想像していた諸君は拍子抜けするかもしれません。

 

初めにいた会社では部長は戦艦みたいに見えました。

戦艦の周りに何隻かチョコチョコした船がついていて、昼ご飯にいくにも一人じゃ行けないんだ、かわいそうな人だなあと思った覚えがあります。

 

次にいた会社は部がなくて(ベンチャーだったので)、仕方なくみんな○○責任者という肩書でした。

テナントで入っていたビルの守衛さんに「セキュリティ監督責任者」の名刺を作ってお渡ししたのも良い思い出です。

「人生で一番偉い肩書をもらっちゃった。」

 

その次にいた会社では私のポジションがマネージャーだったこともあって、部長に仲間意識があり、人間として付き合うことができました。

私とはタイプの違う方だったので丸々参考にはできないのですが、それでも問題に対する向き合い方などは真似ています。

 

オーガニックフードのビュッフェレストラン。

なぜ懇親の場にビュッフェを選んだのか、幹事の見識を疑いますが、私が普段食べに行っているレストランの情報を収集していたのかもしれません。

こういう場で下世話な雰囲気、意識的に世話焼きおばさん的な振る舞いをして、何となく雑然とした空気を作れる先輩を一人知っていて、常々うらやましいなと思っています。

私は無口な方ですし、口火を切るのも苦手。

席を立って自分の食事を用意をしなければならないビュッフェを選んでしまう幹事なので当然話の段取りもなく、席もどう座っていいのやら様子をうかがいながらスマホで席取りをし、銘々で盛りつけた皿を持って座って、さて、という空気になりました。

さて憧れの先輩の真似をして私も下世話な空気を、と思ったのですが皆手はお膝で首から上だけ私の方に向いています。

アルカイックスマイルで。

仕方がないのでいつもと同じように目を閉じ、手を組み、感謝の祈りを捧げ、目を開けて「いただきます。」と言いました。

みんなも続けて「いただきます!」と言ったあと一瞬間が空いて、笑いが起きて和やかな場になりました。

 

その場で「良かったら、この二年くらいで知った好きな言葉を教えてくれませんか。」とお題を振ったら、「青春かよ。」という言葉と「尊い」という言葉の使い方を教わったので、今後機会があったら使ってみたいと思います。

なかなか良いランチになりました。

【三題噺】さようならヤマブキさん  Mr.アールグレイ

  • 2018.11.02 Friday
  • 18:58

「それでは乾杯の御発声とどうか祝福のスピーチをお願いいたします。」

スポットライトが当たる。
全く聞かされていない。
私の座っているROSEの卓は高砂からみて右側の2列目、新郎側友人席だ。
乾杯の御発声をする人が座る場所ではない。
そもそもヤマブキさんと関係の深い人は私などよりも多くいるはずで、乾杯の御発声にふさわしい人もいるはず。
高砂の前のORCHIDの卓に座っているハッガリーニ編集長など適任だろう。
ホワイエで飲めない酒を飲んで真っ赤になってるようじゃダメか。
重鎮感で言えば同じくORCHIDに座っているインディゴさんがいるし(ハンサム☆)、TPOをわきまえず上半身裸のがりはさんも会見慣れしているからきっとスピーチで盛り上げるだろう。
でもこれは余興向けか。
安定感ではたりきさん、素朴で簡潔なスピーチは胸を打ちそうだけど、華やかな雰囲気が出るかどうか。
マルーンさんは華やか。
でも乾杯のあいさつということになると少し若さが先に立つような。
あんなふわふわのドレス着てかわいらしい。
Xさんは新郎より年下かな。
多足類の研究者だしこの人のスピーチ聞いてみたいな。
多足類ジョークとか炸裂するんだろうか。
あれ、あの全身黒ずくめの人、アールグレイさんか。
魔女を通り越して魔ですよ、魔。
でもやっぱりここはあのホワイトさんをおいていないでしょう。
口からこぼれた瞬間から言葉がキラキラと光る雪の結晶となって足元に降り積もるというホワイトさん。
かっこ良すぎる。
私の博物館にも欲しい。

気が付くと会場の人たちの注目を一身に集めて私は立っていた。
とにかくまぶしい。
いつの間に私はここに移動してきたのだろう。
ヤマブキさんと奥さんが立ったまま私のことをにこにこと見ている。
話すべき言葉、話すべき言葉、話すべき言葉。

「話しても、よろしいでしょうか?」

出てきたのはそんな言葉だったが、会場の空気が緩んだ。

無茶ぶりであることを明かしてハードルを下げるのは見苦しいと思っていた。
頭の中をめぐるのは「なぜヤマブキさんは私に抜き打ちでこの大役を任せたのか。」という問いばかり。
それを抑え込みながら話し始める。

「僭越ながら大役をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。ヤマブキさん、シャンパンゴールドさん、本日は本当におめでとうございます。また、両家のお父様お母様におかれましてもまことにおめでとうございます。」

まだまとまらない。

「私は結婚をしたことがありません。そういう意味で実践的なアドバイスはできないのですが、結婚したいなあと長く思ってきましたので、おそらく皆さんより強く『いいなあ!おめでたいなあ!!』という気持ちを伝えることができると思うんです。うらやましい!!」

しまった。
会場が冷えてしまった。

「結婚について様々なことが言及されています。いろんな人がいて、いろんなことを言います。そこに私が何を付け足せるのか、私がご指名頂いた理由とはなんなのでしょう。頭が痛いので、明るい悩み相談室にでも相談しましょうか。」

少し笑いを誘い、慌ててのけぞったがりはさんにスポットライトが当たったのでもう一度会場は温まり、私は回復することができた。

「早さが自慢の相談室もちょっと難しかったみたいですね。ごめんなさいね。面白い格好してるからつい。さて本題に。人生は一編の小説である、と言った方がおられます。どなただったかわからないので、きっとオスカー・ワイルドだと思います。私はヤマブキさんの書く小説の世界が大好きです。奇想天外な着想、緻密なプロット、秀逸な着地。どこをとっても隙がありません。素晴らしい。」

拍手をして、会場からの拍手を促す。
静まるのを待って。

「彼がわたしを指名したことからわかるように、この今、この場所もすでに彼の作品の中にあります。」

ざわつく場内。

「無駄です。ドアはもう開きません。今この会場は元の世界と切り離され、時空間を漂流し始めました。元の世界に戻る可能性はほぼありません。ね?マルーンさん?」

こくこくとうなづくマルーンさん。

「今日のこのハレの日の美しい姿のままで永遠にいたい、それが新郎新婦の願いです。そうですね?それでは皆様、お立ちください。あれ?お立ちになりませんか?お二人の結婚を祝して大きな声で御発声頂きたいと思います。かんぱーい!!」

私の乾杯が会場に響き渡った。

「発声は高階ぁ、高階でした!!」

それを合図に静寂を切り裂くようなドン!という音がして扉が開き、大音量の結婚行進曲とともに神々しいまでに光り輝くウェディングケーキが運び込まれてきた。
その後ろからは次々に料理が。
意味を理解した人々の安堵が広がっていく。

絶望の淵から生還したのだ。

 

私の役割は終わった。
自分の手が半透明になっていくのを眺め、支えられなくなったシャンパングラスが床に落ちて割れても誰も気が付かない中、ヤマブキさんは私を見てくれた。
ゆっくりとほほ笑みがその怜悧な顔に広がり、私にうなづいてくれた。
お幸せに。
声はもう出なかったけれど、伝わっただろう。
おしあわせに。
 

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