【テーマ】ガラパゴス戦記(10) グアヤキル1 Mr.X

  • 2024.03.23 Saturday
  • 16:20

 

 


エクアドル最大の都市グアヤキルについたのは1/6の昼過ぎのことである。
一時は7人いたメンバーも順々に減っていて人数は男女2名ずつの4名になっていた。この人数であれば移動もたやすい。空港でタクシー1台をチャーターするとまず向かったのは帽子屋だった。オシャレな帽子を売っているお店でお土産を買おうという話になったのである。残念ながら帽子屋は定休日だったみたいで私たちは車から降りもせずにホテルに向かうことに。高級住宅地らしき区画なのだが、道路に所々ボコっと障害物が出ている。ぶつかった時の衝撃を抑え、ゆっくりと乗り越えるためにはスピードを大幅に落とす必要がある。自動車にスピードを出させないための仕組みだ。
「そんなにスピード出す人、高級住宅地にいるんかねぇ」と前後に揺らされながら私が言うと、「住民より、強盗とかじゃない? 侵入もしにくいし、襲った後に逃げるのも難しくなるし」と言われる。見ると、高い高い塀の上は隙間無く鉄条網が張り巡らされ、監視カメラもあちこちにある。ガラパゴスから出ちゃったんだなあという思いを新たにする。
 
その後の予定は、1/7の早朝にグアヤキルを経ってパナマへ向かう。パナマ運河等を観光して夕方にLAに向かう。LAに一泊して翌朝、羽田に向かう。1/9の午後に日本に着く、というものだった。
1/7の早朝の便に乗るので、手続き等があるから1/7、というより1/6の深夜にホテルを出る必要がある。10時間もおらんくらいやのに、わざわざお金出してホテルにおらんといかん? 当初はそう思っていたが、グアヤキルで深夜まで安全に時間を潰す方法が無いのである。日本のスーパー銭湯や漫画喫茶みたいに気軽に深夜までのんびりできるところは、グアヤキルにはおそらく無いのである。
 
ガラパゴスに向かう前にも利用したホテルを再び訪れる。大勢の警備員のおかげで治安が良い区画の、居心地の良いホテルだ。ホテルの屋外のプールのそばの休憩スペースで、パナマでの移動手段どうする?何食べる?みたいなことをダラダラ喋る。
不思議なくらいウキウキし、かつのんびりしていた。旅が終わる寂しさもあるけれど、それ以上に日本に帰りたい気持ちの方が強くなっていた。日本へ向かっていると思うことで嬉しい気持ちが強くなり、これから計20時間以上飛行機に乗ることさえ厭う気持ちは全くなかった。
 
 
そこに、メールが一本届いた。私はスマホを見る。これから乗るコパ航空からである。
 
"Your flight from GYE to PTY has been canceled."
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
私たちのグアヤキル空港(GYE)からパナマ・トクメン空港(PTY)へのフライトが、航空会社の方からキャンセルされていた。私の言葉に全員スマホを確認するが、やはり同様のメールが届いている。メールに説明は無く、航空会社のサイトやアプリから色々調べたが何にも分からない。「詳細は追って報告します」みたいなことしか書いていない。何が起きた? 飛行機を予約したコーディネート役の女性メンバーがともかく航空会社に電話することに。
何が起きたのかを調べる方法を考える。時代はやっぱりSNSである。私はTwitter(X? 私が、何ですか?)を立ち上げ、コパ航空で検索。事態は、私たちの想像の遥か上を行っていた。
 
アラスカ航空1282便緊急着陸事故
 
まさかWikipediaにページができているとは知らんかった
簡単に説明すると、その前日1/5にアラスカ航空で使っていた(私たちも乗る予定の)ボーイング737型機のドアが飛行中に吹っ飛んだのである。すぐ近くの席の乗客の子供はできた穴から吹き飛ばされる寸前だったというから恐ろしい。興味がある人は画像検索等して欲しいけれど、ドアが丸ごと消えている写真はなかなか衝撃的である。
このボーイング737型機はこれまでにも色々と問題が生じており、おそらくそれを重く見てアメリカのFAA(米国連邦航空局)が安全が確認されるまではこの型の飛行機の運行を完全にストップさせたのだ。なぜアメリカの行政機関がストップと言ったらエクアドルからパナマに向かう飛行機まで止まるのか私にはよく分からないが、当分は飛行機は飛ばなさそうなのである。
 
パナマで何食べる?とか言っている場合ではない。今後についてメンバーで協議する。ともかく空港のカウンターに押しかけてみるか? しかし、Twitterを見ると「アプリの情報更新は何も無い」「カウンターの係は何も説明してくれない」「電話しても誰も出ない」「Twitterの航空会社のアカウント、お前がなんとかしろ!」という怨嗟の声があふれていた。今すぐ私たちにできることは何も無さそうだ。
大きな問題の一つは、LAからの飛行機に間に合うか、である。最悪、決して安いとは言えない航空券を買い直すことになりかねない。
 
全員頭を抱えるが、ホテルにいても何もできない。とりあえず以前も行ったショッピングモールへ。必要な日用品もあるし、もしかしたら案外あっさり解決するかもしれないからとお土産を買うなどする。とはいえあまり外食を楽しむ気にもならず、テイクアウトしてホテルに持って帰り、今後を相談しながら食べる。
その日は、とりあえず深夜までアプリやWebサイトで航空会社の動向をチェックし続ける、事態が動いているようなら深夜でも飛び出せる態勢を作っておく、動きが何も無くても翌朝空港へ向かう、ということに決まった。
この旅で初めてよく眠れない夜を迎えた。飛行機での移動中以外では、一日中動き回っていたので毎日熟睡していた。しかしこの夜は何度も目が覚めてスマホを確認したし、朝5時には完全に目が覚めていた。
 
結局夜には何もなく、ホテルの朝食を食べて空港へ向かう。コパ航空のカウンターの前には既に列ができていた。
旅の荷物をカートに乗せて列の最後尾に並ぶ。列そのものはそれほど長くはないが、航空会社の側にも問題の解決手段がないのである。列は長くなる一方だった。
1時間ほど待ち、ようやく私たちも番になる。英語の得意なメンバーが口々に話す。私も「絶望に打ちひしがれて、怒っている外国人キャラ」を演じようかと口を開きかけるが、メンバーの「Xは荷物の見てて!」の一言ですごすごと引き下がる。何せ3人とも、クレジットカードで私の分も様々なお金を払い続けてくれた私の債権者様なのである。強く言い返せなかった。そういうわけで、この非常時にみんなのバッグを見ながらボケッと立つのが私の仕事となった。まあ、私が口を開いても事態が改善しないのだろうけれど、とはいえこの言葉に、ガラパゴスでも何度か吐いていたタイプの深い深いため息をゆっくりと吐いた。
 
受付側に一方的に話を打ち切られて「一度列を並び直してくれ!」と言われて再び数時間列に並ぶ、などまでする。しかし、朝から夕方くらいまで空港で粘ったものの、結局この日に飛行機に乗ることはできなかった。それどころか、今後のスケジュールやキャンセル料や補償金について交渉しようとしたが、埒が明かず、その兆しさえ見えなかった。なぜこの展開になったのか荷物番の私にはよく分からないが、空港を出て、とあるショッピングモール内にあるコパ航空の"緑の窓口"的なところへ行き、そこで交渉することに。
しかし、旅の荷物を担いでえっちらおっちらモール内を移動し、ここでも長々と交渉しても、事態が大きく改善することはなかった。この日に明らかとなったのは以下の通りである。
 
「グアヤキルを発てるのは、現状最短で1/11」
「それまでの滞在費についてどこまで補償できるのか分からない」
「LAからの(他の航空会社の)飛行機のキャンセル代を補償できるかは分からない」
 
1/11? 今は1/7ですよ・・・? それに滞在費の補償についてさえ何とも言えんの・・・?
全てが信じられなかった。交渉後、モールのフードコートで少しを休憩する。私は交渉役の3人を労うためにフルーツ入りのアイスみたいなのを奢ったのだが、3人ともほとんど手をつけなかったし、美味しいのに、私自身あまり食が進まなかった。
 
急遽予約したホテルへと向かった。これまでと異なり、あまり治安が良さそうには思えない地域の、あまり居心地の良さそうでもないホテルである。日本で言えば場末のビジネスホテル、といったところか。清潔なのはありがたかったが、男女4人でベッドルーム2部屋にシャワーとトイレは共有、というしょぼさだった。旅当初のワクワクした感じの頃だったら大して気に留めないだろうけど、今は、ちょっとした不快感もかなりキツい。
ともかく今後について考えなくてはならない。旅行中の事故等を補償する保険に入っていたがその延長手続きをする必要があったし、有給休暇を延長する必要があった。私は有給休暇を溜め込んでいたので、余裕をもって1/10まで職場を休むことにしていた。しかし、もちろんそれでも足りない。
この日あった唯一の明るいニュースは、LA-羽田の航空券のキャンセルがわりとうまくいきそうだったことだ。ホテルからデルタ航空の日本法人に電話をかけると大いに同情してくれ、できる限りなんとかする、ということになった。不幸中の幸いである。
 
とはいえ、私の気持ちは奈落の底まで落ち込んでいた。列に延々と並び続け、何もできないまま荷物番だけで一日を終え、解決は遠く、今はしょぼいホテルでサンドウィッチとコーラを晩飯に食べている
この旅では、買ったばかりのカメラの故障、終わらない果てしない金欠、人間関係での躓き、など落ち込むこともあったけれど、気分の瞬間的な落ち込み具合ではこの日の夜が最大だったかもしれない。「パナマ観光楽しみだし、もうすぐ日本に帰れる!」という愉快な気分からの、一寸先も見えない漆黒の展開への揺り戻しがあまりにも強過ぎた。
何も考えたくないし、何も考えられない。その日は最悪の気分で眠りについた。

(テーマ「しれん」 偶然ですけども)

【テーマ】化け猫  がりは

  • 2024.03.03 Sunday
  • 11:27

どら猫の親分みたいな人がボスだったことがある。
髪がもじゃもじゃで、不摂生の塊のようなその人は、背も腹回りもでかく、肩こり解消のために使っていたエクスパンダーをちぎってしまったり、「頭に良いんだ」と続けていたハンドグリップを部下からの相談を聞いている時にもぐぎぎぎと握ってしまったために、部下の心理的安全性が侵されてしまって番頭さんに諌められたり(「人の相談聞く時くらい握力鍛えるのやめたらどうですか。」「だって答え決まってんだもん。」「それを言っちゃおしまいでしょ、課長なんだから。」「へーい。」)、部内の会議を半年ボイコットしたり(「子供じゃないんだから嫌なこともやるのが仕事でしょう。」「へーい。」)、靴下が時々びっくりするくらい白くて噂になったり、二人称が誰に対しても「おめぇさんはよぅ」だったり、いろいろと問題はあったが仕事に対しては笑っちゃうくらい一生懸命で軽く五人前くらいの仕事はしていたので、俺たちの見ていないところで猫の子分が働いているに違いないと噂していた。

痩せてこざっぱりしたら目鼻立ちはよく、長身なのでさぞかしもてたのでは、とテレビ番組的な興味もあったが、いかんせんそこまでみんな面倒を見ることもなく。

 

「おめえさんはよぅ、俺とラーメンをすすりにいく気はあるかい?」
ある夜誘われてついて行った。
船橋のごちゃごちゃと入り組んだところの、ラブホテルとラブホテルの間にこっそりある汚いラーメン屋だった。
わざわざこんなところこなくても、おいしそうな店はそれまでにたくさんあったのにな。
ぶつぶつ言うと
「おめえさんも意外とつまらんにゃあ、こんな場所のこんな汚い店が続いてるんだからなんかわけがあるんだよ。うまいってんなら儲けもんだし、まずいのに続いてるんだったらなおさらおもしろいじゃねえか。」
一理あることを言う。
まあ、そのラーメンのまずかったこと。
塩味、辛味、もったりとした旨味が決して混ざることなくばらばらにいるというどうやったらそうなるのか逆に教えてほしいスープが、しかもぬるい。
器がなんとなくぬるぬるする。
時うどんでもこんなにひどくなかったなあと思うくらい。
それを顔をしかめながらスープまで飲み干した化け猫は
「まずかったにゃあ。たまんねえ。」
と。
店の中で。
裸電球の光の域外にいた大将の目が光った気がしたけど、確認せずに出てきた。
「出てから言えって。」
「金払ってしかも貴重なご意見聞かせてやってんだ、それ以上俺から何を持っていこうってんだ。」
「俺がいない時にやってくださいよ。」
「にゃはははは。」

化け猫はそのような形で開拓した「まずいけど続いている店MAP」を作っており、暇になったら出版するんだと言っていたが、性格上体を壊すまで(しばらく)暇にはならないし、そんなみんなが怒りそうな本、出せないと思うのだけれど、出たら俺は買おうと思う。

 

化け猫が会社を引退するタイミングで俺は課長になったのだが、周りの人に
「がりはさんにゃーにゃー言ってますね。」
とこの間言われた。
俺の場合は語尾ににゃがくるのではなく、にゃー、と鳴いているらしい。
願わくば真面目な仕事ぶりを継承したかったのだが。

【テーマ】Je Suis Un Chat(Mr.Indigo)

  • 2024.02.29 Thursday
  • 23:55

 

私は猫です。名前はルシファーといいます。

 

どこで生まれたのかはまったく見当がつきません。ふと気づいた時にはぽかぽかした屋敷の中にいて、10匹ほどの猫に取り囲まれていたのです。私はここで初めて人間というものを見ました。後で聞いたのですが、彼は宰相という世界で最も憎まれている男だそうです。

しかし、彼は私たち猫にはとても優しく、いつも笑顔で接してくれます。そんな彼が人間たちの間で激しく憎まれるのはなぜなのでしょう。仲間たちに聞いてみると、いろいろな話が出てきました。

この国の人間は信仰によってカトリックとユグノーに大別され、対立しているそうです。そして、彼は枢機卿というカトリックの親分のような存在で、手下を率いてユグノーと戦い、勝利を収めたとのこと

です。それでユグノーから憎まれているのは納得できたのですが、その後の話は私の理解を超えていました。

東の方にドイツという国があって、そこでもカトリックとユグノーの仲間が対立しているらしいのですが、彼はその争いに首を突っ込み、ユグノーに味方してカトリックと戦っているというのです。いったい何を考えているのでしょう。

確かに、客人と話すときの彼はいつも無愛想で高圧的です。相手に対して心を開いているような様子を見せることはまったくありません。嫌われているのもわかる気がします。実際、彼を排除しようとした人はたくさんいるらしいですが、そういう企みを彼は絶対に見破り徹底的に潰すので、さらに恨みを買っているそうです。

それでもたくさんの使用人を雇って豪勢な暮らしを営めているのは、この国の王が彼を重用しているからです。でも、聞くところによると王も実は彼を嫌っていて、役に立つから使っているだけだとか。つまり、彼はあらゆる人間から嫌われていることになります。

そこで私は気づきました。彼はどうしようもなく孤独で、だからこそ私たち猫と触れ合うことで気を紛らしているのだということに。

とはいえ、私たちと接しているときの彼はとても穏やかで、非道な人間にはとても見えません。もしかすると、人に見せている姿は無理に作っているもので、実は猫と戯れている時の姿がアルマン・ジャン・デュ・プレシー・ド・リシュリューの正体なのでしょうか。何の曇りもない笑顔を見ていると、そう思えてならないのです。

【テーマ】ガラパゴス戦記番外編(1) 猫と生態系 Mr.X

  • 2024.02.29 Thursday
  • 04:12


 
ガラパゴスではあまり猫を見なかった。
自分で撮った写真を見返してみてもこの猫の写真くらいしかなかったし、他のメンバーの写真を見ても猫の写真(Googleドライブ上で共有されているのである。便利な時代)はほとんどなかった。もっとも、
「ガラパゴスに行ってまで猫の写真は撮らんでも」
みたいな意識もあったと思うけれども。
 
一方で犬は時折見かけた。

ガラパゴスでは猫より犬の方が人気があるのかもしれない。
 
私は猫が(犬もだけれど)大好きで、今まで飼ったことはないけれど、可愛がれる機会があれば欠かさず可愛がってきた。しかし一方で猫という生物が自然界にとって恐ろしい動物であることも理解している。
「スチーフンイワサザイ」という鳥がいた。ニュージーランドのスティーブンズ島という小さい島の固有種で、小さい島で暮らしていて飛ぶこともやめてしまっていたのだが、19世紀後半、人間が持ち込んだたった1匹の猫によって絶滅させられたという。
(と思っていたのだが改めて調べてみると、「1匹の猫によって」というのは嘘らしい(wikipedia情報)。とはいえ人間が持ち込んだ猫によって壊滅的な被害を受けたのは間違いなさそうである。「物語性」のある嘘ってホント広まりやすいですね)
 
猫は、例え空腹でなかったとしても動く動物たちを捕まえてしまう根っからのハンターである。ガラパゴス諸島と同じ海洋島である小笠原諸島では、野良猫が固有種であるアカガシラカラスバトを頻繁に襲っていたらしく、手間暇かけて野良猫たちを捕まえ、東京本土に送り出したという。もしガラパゴス諸島にたくさん猫がいたら、もしかしたら私たちはフィンチをほとんど見ることができなくなっていたかもしれない。具体的には分からないが、これまでに猫に殺された鳥や虫などの小動物たちは尋常ではない数になるはずであり、生態系に与える影響は馬鹿にできない。
 
そういった事情などから、最近では「飼い猫は家から出さないで」と呼びかけることも多いそうである。とはいえもし自分が今猫を飼っていて、「外に出たいんだけど」という顔でじいっと見られたら、やっぱり窓を開けたくなるだろう。
人間のエゴと環境を守ること、永遠に続く難解なこの問いは、ごくごく身近にあったりするようだ。

 

(テーマ「猫」 無理やり感は否めませんが)

【テーマ】前世はネコかイヌ Mr.イエロー

  • 2024.02.25 Sunday
  • 22:26

ネコよりイヌ派だ。

 

イヌの考えてることはなんとなくわかるし(表情とか動きとかがダイナミックなので)、いつでもこちらを受け入れてくれるような気がしているのだけど、ネコのミステリアスな感じは、私は若干「怖い」と思ってしまう。

そう、ネコは基本、怖い。
持ち上げたときに胴がうにゅーーんと伸びるのも怖い。とらえどころがなくて(物理的に)ちゃんと抱っこできた試しがないし、なでなでしていると表情をあまり変えずにゴロゴロ・・・と他の何にも似ていない音を出してくるのも、正直あまりかわいいと思えない。気持ちいいならもっと気持ちよさそうな表現をしてほしい。

 

しかし、私の周りはなぜか圧倒的にネコ派が多い。しかも、私自身もネコっぽいとか言われることがある。たぶん今までに3回くらい。
気分がころころ変わるし、一人でいることが好きなのにさびしがりやなので(つまりめんどくさい感じの)、確かにネコと特徴を共有しているところもあるかもしれない。
けれど、イヌっぽいところも多分にあると自負している。
尊敬する上司にはとことん尽くすし(尊敬できない人が上司になった年は年間通して愚痴マシーンと化す)、好きな人に会うと嬉ションしそうになるし(今のところしてしまったことはない)、お散歩も好きだ。30分くらいの距離なら歩く。

 

もしかして、私は「動物っぽい」のかもしれない、とふと気付く。
何かの占いで、「あなたね、地球初めてなのよ。人間やるの初めて。」と言われたことがある。他の人がさらっとこなしていることにいちいちひっかかる。(PTA役員のこと?)何に関してもマニュアルが必要な人。らしい。私はそれまで、自分に理解不能で腹立たしい人に会ってしまうと「ま、あの人は人間初めてなんだろう。前世はバッタだったんだろうからしかたない」などと悪態をついていたのだ。まさか自分がそっち側だったとは、若干のショックを感じながら、でも大いに納得したのだった。
前世はイヌかネコだったらいいな。

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