明るい悩み相談室PREMIER分室(1)〜小説が書きたい〜 Mr.Indigo

  • 2018.10.16 Tuesday
  • 12:08
【悩み】
小説が書きたいです。
 
【回答】
担当のIndigoです。若葉マークの新米相談員ですが、悩み多き者として真摯に対処法を考えていく所存ですので、よろしくお願いいたします。
さて、小説が書きたいとのことですが、書くだけなら何も難しいことはありません。思いついたことを書けばよいのです。
しかし、話はそれほど簡単ではないというのは存じております。ただ思うがままに作り話を綴っただけでは小説とは言えない、少なくとも自己評価で及第点を与えられるものでなければならないというお考えでしょう。過去に雑兵日記PREMIERで最優秀作品賞を獲得するなどの実績があれば、当然ながら自分に課すハードルは高くなります。それでお悩みなのではないかと思います。
実は私も小説を書きたいと思っていた時期がありました。エッセイでPREMIERを席巻したけれど、どうもエッセイばかりでは単調になる。何か変化をつけたい、芸域を広げていきたいと思ったのです。
しかし、この試みはうまくいきませんでした。無理に小説を書こうとしても、書き慣れているエッセイに比べるとどうしても完成度が低くなってしまうのです。
そこで私はすぐ軌道修正しました。小説を深追いするより、自分の書きやすい方法で書き進めるほうが良いと考えたのです。フィクションを書きたい時には、何かを擬人化してエッセイ風に組み立てることが多くなりました。私にとっては、その方がスムーズに書けたのです。将棋で言うところの「手が伸びる」という感じでしょうか。
ところがある時、これは小説以外だと成立しない、という題材を思いつきました。それで久しぶりに小説を書いたところ、思いのほか好評で、最優秀作品の投票でもかなり健闘しました。
そんな経験から気づいたのは、小説だのエッセイだのというのは調理法のようなものだということです。煮ようが焼こうが揚げようが、素材と腕が良ければそれなりの作品になります。ただし、どんな調理法を思いつくかはその人次第です。基本的には思い立った方法を用いるのが最善でしょう。ここでわざわざ不自然なことをする必要はありません。
小説を書きたいのにうまくいかないというのは、どこかで不自然なことをしているからではないでしょうか。素材は良質かどうか、調理法は的確かどうかを、もう一度検討してみてください。
無理に「小説を」書こうとする必要はないというのが私の考えです。まずは「書けること」を書いてはいかがでしょうか。
書くというのは、無数に存在する言葉の中から使う物を選択して繋いでいくことです。実際に完成品の中に組み込まれているのは氷山の一角に過ぎません。選択候補だったが日の目を見なかったという表現や言い回しも多くあるはずです。時にはひとつのストーリーを丸ごと没にすることもあるでしょう。
それらは次の作品の素材や調味料になる可能性を秘めています。没にしたものが増えれば増えるほど、それらの中で新たな組み合わせが生まれる可能性は高まります。
まずは1つ、どんなジャンルでもよいので作品を完成させてみてください。きっと何らかの副産物が残っているはずです。続けていくうちに副産物が増えて、小説にすると面白いだろうと思える組み立てが見つかるのではないでしょうか。
 
ところで、この相談を寄せられる少し前に連絡網をテーマにした小説をPREMIERに寄稿していらっしゃるようですが、この作品はもしかして小説ではなく実話なのでしょうか?
実話ならよいのですが、もし小説であれば、私は考える必要のないことを生真面目に考えた可哀想な相談員ということになります。皆さんから寄せられる悩みが本心からの悩みなのか、疑心暗鬼になりかねません。
真摯に悩んでいる方を疑うというのは本意ではありませんので、どうか実話であってほしいと願っております。

明るい悩み相談室PREMIER(309)〜暑さ〜  がりは

  • 2018.10.15 Monday
  • 23:42

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

「もうそろそろ、暑さで倒れるやも。」

 

わっかりますわっかります。

暑さ寒さも彼岸までと申しまして、彼岸過ぎまで我慢したらなんとかなりますよ、と今言っても遅いですよね。

今は月も冴え冴えとして、すっかり秋です。

彼岸過ぎが終わったら?

行人を読んでこころを読めばいいと思います。

こころと言えばあの名シーン。

「覚悟?覚悟ならないこともない。」

がとみに有名ですが、覚悟なるという動詞だとは読めないですよね。

覚悟なら、ないこともない、という海月のような煮え切らない態度なのかと思いますよ、あれは。

このセリフを吐くのはMr.ヤマブキが絶賛連載中の「鉄の海」と同じ「K」という人ですね。

こころのKはどうにも悲しい運命をたどりますが、「鉄の海」のKはどうなんでしょうか。

彼には女の影がありませんよね。

人の終わりの部分を見続ける彼の物語のどこかに、始まりを見つめる部分が書き加えられることを私は望んでいます。

 

ほら、暑さ忘れたでしょ?

そうなんです優れた小説や楽しいことには暑さを忘れさせる効果があります。

でも、「熱中」症には注意してくださいね。

では、さいなら、さいなら。

 

ダメですか。

ええ、大体わかっているんですが一応承っておきます。

暑さを忘れたんじゃない、既に涼しい?

そうですよねー。

わっかりますわっかります。

作意は「鉄の海」という作品のもつクールで冷たいイメージで暑さをやわらげようというところだったんですが。

・・・はい、すみませんでした。

これからは早く回答がほしい場合は相談の頭に【至急!!】【重要!!】【可及的速やかに!!】【今月中に!!】などと書いておいていただければ、室長のハッガリーニが善処します。

 

昔であれば

「暑い?もっと暑くしたら今が涼しく感じられるでしょうね!!」

と絶叫しながら相談室のドアのカギを締め、窓を閉め切り、エアコンは暖房に、電気ストーブを持ち出し、何枚かの毛布を互いに体に巻き付け、どちらかが倒れるまで戦ったことでしょう。

今なら体罰で訴えられ、相談室を追われたことでしょう。

無理は良くないです。

絶対にだめ。

 

暑さで倒れるやも、とおっしゃっておられるところをみると普段は立っておられるのかと推察します。

外回りの営業マンだったりしますか?

今年の夏の外回りは拷問でしたよね。

どんなに暑くても革靴と長ズボンで働かせる日本の会社を何とかしないとこれからは生き残っていけない気がします。

作務衣に草履で働けるようにしていきませんか。

会社のいいなりになって健康を害してどうすんだと。

私ももちろん立ち上がります。

次の営業先行かなきゃいけないのでね。

 

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。

 

ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。

ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします

【10月14日締切】投票のお願い

  • 2018.10.14 Sunday
  • 22:19

A.ハッガリーニです。
こんばんは。

台風の合間の人間活動のお時間です。

みなさん、お元気ですか?

9月はいかがでしたか?

 

9月の総アクセス数は7,325PVでした。

お忙しいのによく読んで頂いてありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

更新情報や過去名作を紹介するtwitterはぷりみんがやっています。是非フォローをお願いします。

 

さて、毎度毎度のお願いにはなりますが、投票をお願いいたします。

今月は39本です。

今回は三本柱が立ち直り、新鮮な風を送り込んでくれたメンバーも多く、バランスが良かったと思います。

ただ、まとめて改めて読むと大変ですよね。

読めた分の投票で大丈夫です。

いつも読んでないし、いつも投票してないから投票してもよいかどうか迷ってらっしゃる?

たまたまのぞいてくださった方でももちろん結構です、歓迎します。

ここは開かれた場です。

コメント欄、埋めなくても結構です。

初めての方、もちろん歓迎します。
どうぞよろしくお願いいたします。


2018年9月度投票フォーム

 候補作は2018年9月1日〜30日までに投稿された作品です。
 右の「ARCHIVES」の中の「September 2018」をクリックしていただければ、候補作が読めます。

スマホでは「ARCHIVES」の中の「2018年9月」をクリックしていただければ、候補作が読めます。


投票要綱の確認をいたします。
まずはMVPです。
該当期間の作品・活動の中でのMVPを一人挙げてください。理由やコメントを頂けると幸いです。MVPは願い事を一つしてよいです。

次に最優秀作品賞です。
最優秀だと思った作品にいくつ投票してもかまいません。
とはいえ、なるべく一作品が望ましいです。
同じ作品に二票以上は投票できません。
できれば投票理由をお教え願います。

 

そして、今月もテーマコンテストをやっています。

テーマ「連絡網」にもっともふさわしい作品1つに投票をお願いいたします。

こちらもよろしくお願いいたします。

(Mr.Xの作品は10月1日付ですがテーマコンテストにはノミネートします。)

 

どの作品、どの著者が支持を集めるのでしょうか、楽しみですね!!
すべてを公平に読むのも大変骨が折れると思いますが、そこにこだわる必要はありません。
その日その場所で目に付く場所にあったという奇跡も一つの要素だと思いますので、気軽に投票をお願いします。
投票方法は3つです。
1.上のリンクにある投票用紙から投票(これが基本になります。)
1でできない場合
2.passionpremier@gmail.com にメールをください。
3.私のケータイにメールをください。

投票上の注意としては以下の4つです。
1.記名投票です。(ハンドルネームでもかまいません)
2.投票者自身への投票を認めます。
3.選出理由をぜひともお書き添えください。
4.その他、この日記についての提言・要求・疑義・感想・賞賛等ございましたら是非お聞かせください。

〆切は10月14日(日)です。
今後も雑兵日記PREMIERをよろしくお願いいたします!

 

また、お手軽応援やってます。

 

投票はしんどいなという方、ブログのコメント欄でも結構です。

是非感想や質問などお寄せください。

どうぞよろしくお願いいたします。

馬券の現実(171)〜秋華賞回顧〜 たりき

  • 2018.10.14 Sunday
  • 21:25

圧巻の走りで牝馬三冠達成。お見事です。

 

続きを読む >>

馬券の現実(170)〜秋華賞予想〜 たりき

  • 2018.10.14 Sunday
  • 13:35

3歳牝馬クラシック最終戦、秋華賞の予想です。

今年は牝馬三冠に王手がかかっているアーモンドアイが圧倒的1番人気に推されています。これまで重い印を打ってないこともあって悩ましい予想となりそうです。

それでは過去の傾向から。

 

続きを読む >>

馬券の現実(169)〜凱旋門賞、毎日王冠、京都大賞典 回顧〜 たりき

  • 2018.10.13 Saturday
  • 21:06

凱旋門賞と国内の二つの重賞の回顧です。

 

続きを読む >>

明るい悩み相談室PREMIER(308)〜生活リズムの乱れ〜  がりは

  • 2018.10.13 Saturday
  • 17:31

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

「W杯のせいで生活リズムが狂ってしまいました。」

 

はっはー、わっかりますわっかります。

そろそろ治りましたか?

生活リズムどころか人生が狂ってしまうことがある、それがワールドカップの魔力です。

日本戦でオウンゴールしていまったコロンビアの選手、大丈夫だったんでしょうか。

セネガルでイエローカードをたくさんもらった彼、大丈夫だったんでしょうか。

そこまでの悩みじゃないですよね、大丈夫大丈夫、トランキーロトランキーロ。

 

はい?死ななきゃいいというものではない?クオリティオブライフを高めたいと、そうですよね、わっかりますわっかります。

マズロー的にもそうですね、我々は生きるか死ぬかの話をしているわけではありません。

 

ロシアで行われた今年のワールドカップ、面白かったですね。

どの映画も面白い、という方がいらっしゃるようにサッカーのどの試合も面白いですもんね。

観客が入っていない試合でも面白いものは面白い。

こんな話をする時にいつも私の頭に思い浮かぶのはドーハの悲劇と呼ばれるあの試合とジョホールバルの歓喜と呼ばれるあの試合です。

どちらも世界の試合を映像で見ることが制限された時代の試合です。

ボールを扱う技術はボールを正確に蹴る、止める、それを速く行うということに尽きるわけですが、試合に勝つ技術になると戦術理解、戦況理解が必要となり、ボールを持っていない時の技術はそれを土台にしています。

現在の目から見た時にどちらの試合を見ても十分な技術があるように見えません。

でも我々はどちらの試合でも熱狂しました。

ドーハの悲劇の時は頭を抱えて泣きわめきました。

ジョホールバルの時は正座で観ていて、チャンスのたびに太ももをつかみすぎて内出血しました。

岡野が外しまくった末にようやくスライディングで決めて、勝った時には泣きわめきました。

 

ワールドカップのベルギー戦で2−0から3点取られて日本は負けました。

ベルギーは優勝候補の一角、素晴らしいチームであることに疑いはありませんが、2−0でリードしたまま前半を終えて清々しく散った姿を見て、ドーハからの伸びはここまでか、と思いました。

特に2−2からのコーナーキックのシーンです。

ま、あの時には延長に入った時にもう勝てる絵が見えなかったのであそこで決着をつけに行かざると得なかったのは理解しますので、ドーハの時よりは進歩しているんだと思うのですが、どうしても重ねて見てしまうんですよ。

今回の試合を観た時に泣いて怒りましたか?

どれだけ心を揺さぶられましたか?

 

はいはい、もちろん途中から気が付いてました。

なんでそんなにドーハの悲劇の話をするのかと。

お前それ言いたいだけちゃうんかと。

寝不足を解消してくれと。

寝る時間が遅くなってしまって、朝起きるのに抵抗があると。

「20代はいいのよ、嫌な事があっても寝て起きたらお肌プルプルなんだから。」と言ったのは桃井かおりですが、若い頃の対応策としては一回徹夜して無理やり早く寝る環境を作るという策があります。

どうですか?

試す気にもならない?

ああ、脳細胞がね。

わっかりますわっかります。

 

この手の話は革命的な方法はなくて、まあ寝るしかないですよね。

寝て、正しい時間に起きると。

起きる時に二度寝をしない方法などはいろいろと取り揃えております。

数日不快かもしれませんが、まあなんとかなるのではないでしょうか。

 

今は21世紀で、様々な方法でサッカーを観ることが可能になりました。

新聞の影響力はだいぶ減り、みんなで同じ試合を同じタイミングで観ることもだいぶ減りました。

私の場合、プロレスのビッグマッチが仕事中に行われてしまう時にはあらゆる情報から目と耳を遠ざけ、安全に試合を観られる環境になってからwebで観ます。

そのwebのトップページに結果がでかでかと載っていたことがあり、大変傷ついたので抗議のメールを送ったのは良い思い出です。(改善されました。)

あなたさえ結果を知らなければ、リアルタイムで見る必要はあまりないんじゃないでしょうか。

つまりリアルタイムで見なくても録画を楽しんでもリアルタイムと同じ効用が得られるのではないでしょうか。

であるならば、夜中に行われる試合を睡眠を犠牲にすることなく朝見ることが可能ですので、規則正しい睡眠とリアルタイムサッカー観戦が両立できます。

生活リズムが崩れると体調が崩れ、十分熱狂できなくなってしまいますからね。

もちろんこれはサッカーだけでなくフィギュアスケートにも応用可能です。

良かったですね、ゆるふわがーる。

 

この方法を取る場合、あらゆる事態を想定し、情報を遮断してくださいね。

スマホの電源?入れちゃダメです。

ニュースサイトが追ってきます。

友達からほたえ倒したLINEが来ます。

また、誤って情報が入った時は・・・・あなたのファンとしての強さが試されます。

あなたは強い人間ですか?

 

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。

 

ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。

ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします

2018年9月度三冠受賞記念 Mr.ヤマブキ

  • 2018.10.12 Friday
  • 00:00

 三冠は本当に久しぶりで嬉しいですね。いつ以来でしょうか。多分三、四年くらいは前な気がします。特に驚いたのはMVPで、本数で言えばMr. Indigoやはがりさんには遠く及ばない本数だったのですが、やはり鉄の海が百回を達成したということで、皆さんが気をつかってくれたのだと思います。確かに鉄の海はなかなか票に繋がりにくいですし、それを分かって書いているとはいえ、たまにはこういうこともいいのかもしれません。

 最優秀作品賞に選ばれたのは死亡診断書でした。まあ正直、以前に書いた非存在否定証明書の焼き直しみたいな作品でしたから、それほど票を集めないのではないかと思ったのですが、こちらもまあ何かの熱気に後押しされたという感じですね。文学的な要素というよりもホラー漫画みたいなテイストにもなっていて、伊藤潤二などの影響かもしれません。

 伊藤潤二といえば、奇想のホラー漫画家として名を馳せていますが、グロテスクな描写も多くその辺りは少し苦手です。考えてみればホラー漫画家を思い浮かべてみると、どうしてもグロテスクな描写が思い浮かんできます。僕自身はグロテスクな描写をあまり好まないのですが、恐怖漫画は割と好きなので、何かこの間に純粋な恐怖というものがあって、恐怖漫画からグロテスクさを引いたところにそれが見えるのではないかと考えます。

 しかし、純粋な恐怖とは何なのでしょう。もし全ての恐怖が死や痛みに繋がるものであるとするならグロテスクさとは不可分なのではないでしょうか。そのとき思い当たるのは暗闇の恐怖です。暗闇に何がいるわけではないが、暗さが怖い。それこそが純粋な恐怖なのかもしれません。いつかそれを実現する作品を書ければ、きっとそれも今回のように最優秀作品賞をとることができるのでしょう。

 少し話が離れましたね。テーマコンテストに移りましょう。今月は本当に激戦でした。良い作品がいくつもあって、なかなか勝ち抜くのは難しそうでした。ここで受賞できたのは本当に幸運としかいいようがありません。自分でも何が良かったのかはよく分からないのですが、最後の場面の奇想と恐怖の融合がうまくいったのかもしれません。……え、テーマを書いていない?そんなまさか。連絡を繋ぐことに疲れた連絡網人間が海に入水をする「海辺の連絡網」が受賞したじゃないですか。あの最後、「完璧な連絡網などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」と言って入水したシーン。……ふーむ、なるほど。どうやらこれは隣の世界の話だったようです。こちらはテーマを書かなかった世界のようですね。失礼しました。皆さん、投票はお早めに。

 

(Mr.ヤマブキは颯爽と四次元に帰っていく)

まるーんちゃんのフィギュアスケート鑑賞講座〜町田樹に寄せて

  • 2018.10.11 Thursday
  • 00:00

お久しぶりです。ゆるふわフィギュアスケート鑑賞ガール、まるーんちゃんです。
2018-2019のフィギュアシーズンがスタートしましたね。今シーズンもどんなたくさんの素晴らしいパフォーマンスを見ることができるかわくわくしています。
本当ならば今回大きく変わったルールや今シーズンの注目選手について語るタイミングだと思いますが、それを置いて一人のスケーターについて語ろうと思います。

 

新しいシーズンが始まり、ルールが変わり、若い選手が次々と新たな風を吹かせる中、10月7日、一人のスケーターが華々しい拍手に見送られリンクを去りました。
町田樹というスケーター。

2014年にソチ五輪5位、世界選手権銀メダルを獲得した翌年、選手として一番華やいだタイミングでいきなり競技を引退した彼は、以降は大学での研究の傍らショーの舞台で精力的に作品を発表してきました。

 

語ろうと思います、といいながら町田樹についてどのように語ったらいいのか。語るべきなのか。
とにかく現役時代から不思議なスケーターでした。「氷上の哲学者」などと称されインタビュー等でも独自の世界観を持っていました。しかしそれを説明する言葉を当時彼はまだ持っていなかったように思います。
今では公式サイトで自身の各作品に対する解説を書き、平昌オリンピックでは解説者としての側面も見せました。大学での活動は彼に自身の考えを表現するための言葉を与えたのだと思います。
現役当時、羽生結弦のような華やかな選手が同時にいたこともあり、彼の何がそんなに特別なのか、お恥ずかしながらよくわかっていませんでしたが、2014年の世界選手権で演じたエデンの東は鮮烈でした。今でも忘れられない。現役時代の最高傑作ともいうべき、あれは本当に美しいプログラムでした。

 

競技引退以降はショーの舞台で自ら振り付けた作品を発表してきました。
今回これを書くにあたってWeb上で見られる限りの全ての作品を見返しました。
彼はフィギュアスケートを総合芸術と呼び、身体表現と照明効果や音響を含めたすべての要素での芸術としての完成を目指していました。
どの作品も素晴らしいものでしたが、特に、2017年に発表したSwan lake及びDon Quixote、2018年のBoleroは印象深い。
過去の著名なバレエ作品への深い研究をもとに作られたそれらはいずれもとても挑戦的で、私たちにフィギュアスケートの新しい可能性を示してくれました。
プログラムにバレエ音楽を用いる選手は数多くいますが、振付やポーズ、身体表現に至るまでここまで深いリスペクトをもってそれに臨んでいるスケーターはほかにいないと思います。だから、彼の立ち姿は美しい。特に一つ一つのポージングの美しさは目を見張るものがあります。
そのうえで、ただの模倣ではなくフィギュアスケートにしかできない表現に昇華させている。

その求める表現のためならばFSの2倍以上の時間の演目にも果敢に挑み、照明効果や演出にこだわり、挙句の果てには撮影のカメラワークにまで口を出すという、ちょっとスタッフには面倒くさい?スケーターだったかもしれません。でもそれに付き合うだけの価値がある表現を彼は行ってきたのでしょう。

ルールに縛られた競技から離れ、彼は表現者として圧倒的に自由でした。

 

2014年の全日本で引退を表明した際は何でこんないい時期にやめるんだと思ったものでしたが、今年のボレロを見たときは「この演目を滑りきれる体力と表現力があるときに町田樹がプロでよかった」と心の底から思いました。
コンパルソリーから静かに始まり、ベジャールのボレロ振付を随所にちりばめて(私はバレエには詳しくないですが、数年前の大晦日ジルベスターコンサートでシルヴィ・ギエムの凄まじいボレロを見て衝撃を受けたので見覚えがありました)盛り上がっていく音楽とともにあたかもトランス状態にあるかのごとく客席を巻き込んでひたすらに高みへ昇っていく。8分間のラストには4回連続のバレエジャンプという肉体の限界に挑んだ作品です。
こんなことをやろうと思うのもこれを完成できるのも彼しかいない。そう思える作品でした。

そしてそのあと、突然に引退を宣言し、2018年10月7日のカーニバルオンアイスで発表する新作でスケーターとしての最後とするというのです。
私は心底後悔しました。

ここまで語ってきておいて、私は町田樹の演技をまだ生で1度も見たことがないのです。
ボレロの映像に大層感動して来年はPIW見に行こうかなあなんてのんきに構えていた矢先の引退発表でした。

いつだってその人の演技はそれで最後かもしれないのに。豊かな身体は有限であるのに。そんなことは10年以上スケートファンをやってきて重々わかっていたはずなのに。

 

今回、さいたまスーパーアリーナで冒頭演じた2作品について話をしましょう。

1作目《そこに音楽がある限り》、ああなんと軽やかでなめらかで、音楽とともに滑り舞い踊る喜びに満ち溢れているのでしょう。そんなに楽しそうなのにあなたはそこを去ってしまうの?という感傷に襲われます。
そして2作目、《人間の条件》。こちらはマーラーのアダージェットに乗せた、町田樹史上最長の大作です。
今回限り、たった1回の、それも最後の演技で、彼はジャンプで2度の転倒をします。
もちろんそれは全体の表現を損なうようなものでは決してありませんでしたが、彼の求めてきた完ぺきな表現、総合芸術としてのフィギュアスケートの結末としてはとても残酷なものに思えました。

そして、私たちがずっと見つめてきたフィギュアスケートそのものの残酷さが痛いほどに。
どんな苦しみがあっても、どんな絶望に襲われても、人は生きていかなければならない。そういうメッセージを込めたと語るこの作品の結末としては、ある意味完ぺきな演技よりもふさわしいものであったのかもしれません。喜びがあふれていた1作目とは全然違う、美しくて痛くて、でも目が離せないフィギュアスケートの本質的な魅力が詰まっていました。

青い光に包み込まれたラストはあまりにも劇的で、彼のまさに集大成と呼ぶべき作品でした。現地で見ていたファンは比じゃない消耗の仕方をしただろうなと思います。録画で見るだけでぐったりしました。

 

引退セレモニーで彼はとてもすっきりした顔をしていて、聴衆に向かって最後にこう伝えました。
「フィギュアスケートは見てくれるオーディエンスがいなければ成り立たない。今、フィギュアスケートは素晴らしいスケーター達によって隆盛を迎えている。皆さんが彼らを支えてほしい。皆さんの力でフィギュアスケートをブームではなく文化にしてほしい」

震えました。

フィギュアスケートを文化に。ファンの力によって。

 

どんな苦しみがあっても人は生きていかなければならない。
町田樹がいなくなっても、否、どんなスター選手がリンクを去っても、私たちファンはフィギュアスケートを見つめ続けなければならない。
裏にそんなメッセージがあるのではないかとすら思えました。

 

 

カーニバルオンアイスの録画を見終わって、涙を流す前にいてもたってもいられずこの文章を書き始めていました。
町田樹という表現者の願いに報えるなんて恐れ多いことは何も言えない。私は彼の演技を一度も見に行かなかったのですから。
それでも伝えたい。町田樹という一人の優れたスケーターが、芸術家がリンクにいたこと。

想像もつかない、彼がどんなにフィギュアスケートに人生を捧げてきたか。
どんなに信念を持ったスケーターで、表現者であったか。
作家にとっては呼び捨てが一番の敬称だという言葉がありますから、私は彼のことをただ「町田樹」と呼びました。不遜に見えたならご了承ください。

 

 

本当にありがとう。あなたが私たちに全力で示してくれたこと、絶対に忘れません。

もちろん、その気になったらまたリンクに帰ってきてください。その時は絶対に見に行きます。
いちフィギュアスケートファンとして、これからのあなたの新しい表現に心から期待しています。

 

参考
町田樹オフィシャルサイト(http://tatsuki-machida.com/index.html)
ワールド・フィギュアスケート別冊「町田樹の世界」

明るい悩み相談室PREMIER(307)〜娘。〜  がりは

  • 2018.10.10 Wednesday
  • 00:00

明るい悩み相談室PREMIER、本日の担当医がりはです。

こんばんは。

今日はどうされましたか?

 

「娘がかわいすぎて心配、いろんな意味で」

 

わっかりますわっかります。

私にもそろそろ四歳になる娘がいて、これが本当にかわいい。

もうメロメロ。

どうしたらそんなにかわいくいられるの!という感じなんですが、あなたもそうですか。

私、長男が生まれるまでは子供があまり好きではありませんでした。

中学生くらいから上になるともうこれは大人と変わりないですし別に良いのですが、それより下の子供は制御不能だしうるさいし弱いしちょっと手に負えないのでできれば近寄りたくないな、と思っていました。

しかし親になってから不思議なものでよその子までかわいく思えるようになりました。

これはかなり大きな進歩で、ぐっと地球が住みやすくなったように感じました。

きっとあなたの娘さんのことも可愛がれると思います。

ええ、トラストミー。

そっちのかわいがりじゃないですよもちろん。

いやいや、そっちでもありません。

 

こういう話がでるくらい、子を持つ親は心配な世の中ですね。

自分が我が子の可愛さにのめりこんでしまいそうで心配、子の可愛さにしょうもない男が寄ってこないか心配、子が何か不幸な事件に巻き込まれないか心配、子がやがて独り立ちしていくときに子離れできるか心配、いろんな心配があります。

でも、まあそれはそれ、その都度出てきそうなことに対処していくしかありませんよ、だって娘かわいいですもの。

かわいいものをかわいくなくするという選択肢は取れないですもの。

娘は一個の独立した人格であることを尊重していれば、そんなにひどい変化にはならないと思います。

 

娘が可愛すぎて心配、ならいいのですが娘。がかわいすぎて心配、となるといろんな意味で心配になります。

私が学生だった2000年代、モーニング娘。というアイドルがおりまして、今やすっかり知る人ぞ知るマッチョなダンスグループになっているようですが、2000年前後のモーニング娘。ときたらAKBもかくやという人気のアイドルグループでした。

今でもそうかもしれませんが、その熱狂的なファンたちは稼いだお金を彼女らに貢ぎ、コンサートやファンイベントを現場と呼び、追いかけて遠くの現場に行くことを遠征と呼んでいたのです。

JRに払うお金があったらアイドルに払いたいというピュアなのかなんなのかわからない動機で組織的にキセルをしていたとも聞いています。

なんだ組織って。

今のモーニング娘。2018をなんと呼ぶのかはわかりませんが、娘。とは呼ばなそうです。

(昔「モームス」と呼んでいたら「失礼じゃないですか!」とファンの人に食って掛かられたことがあります。娘。と呼んでくれと。)

娘。がかわいいという人は、今回の吉澤容疑者の件に胸を痛めているのではないでしょうか。

全盛期のメンバーでしたからね。

娘。が大人になり、卒業して、恋をし、結婚して、子供を産み、ママタレとして復帰し、それでも娘。がかわいいと。

娘。の娘もかわいいと。

それでこそファン、ファンの中のファンですよね。

そんなファンこそ大切にしてほしいものです。

アイドルをはじめとする世間に露出して人気で商売をする人たちはその後の人生をきれいに進めてほしいものです。

「娘。がかわいすぎて心配、いろんな意味で。」の場合、今の私にはかけてさしあげる言葉が見つかりません。

どうかお力落としなく。

 

※明るい悩み相談室PREMIERではあなたのお悩みを受け付けております。

 

ブログにコメント、投票時にコメント、ハッガリーニにメール、電話、伝書鳩、のろし、などの手段でどうぞ。

ちなみに投票時のコメントでのお悩みには必ず回答いたします

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

カウンター

ブログパーツUL5

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 馬券の現実(170)〜秋華賞予想〜 たりき
    Mr.Indigo (10/14)
  • 馬券の現実(170)〜秋華賞予想〜 たりき
    Mr.Indigo (10/14)
  • まるーんちゃんのフィギュアスケート鑑賞講座〜町田樹に寄せて
    マルーン (10/11)
  • まるーんちゃんのフィギュアスケート鑑賞講座〜町田樹に寄せて
    ちびのミイ (10/11)
  • 馬券の現実(168)〜京都大賞典予想〜 たりき
    がりは (10/08)
  • 馬券の現実(167)〜凱旋門賞予想〜 たりき
    がりは (10/07)
  • 馬券の現実(166)〜毎日王冠予想〜 たりき
    がりは (10/07)
  • 馬券の現実(164)〜スプリンターズS予想〜 たりき
    がりは (10/02)
  • 馬券の現実(164)〜スプリンターズS予想〜 たりき
    Mr.Indigo (10/02)
  • 馬券の現実(164)〜スプリンターズS予想〜 たりき
    がりは (10/01)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM